提供:アルチザネットワークス

5G市場の拡大により業績好調
チャレンジ精神で世界を目指す
アルチザネットワークス

本格的な普及期を迎えた5G、さらにはBeyond 5G・6Gを見据え、モバイル通信の世界はますます進化を遂げている。そうした通信インフラ構築に欠かすことのできない通信計測器の開発・販売などを手掛けているのがアルチザネットワークスだ。市場の拡大に伴い、ここ数年、右肩上がりの成長を続けている。それを支えているのが、最先端のモノづくりにチャレンジしたいという意欲に満ちあふれた同社のエンジニアたちだ。さらなる事業拡大に向けエンジニアの大幅増員を考えているアルチザネットワークスの魅力について、同社開発統括本部の常田義則本部長、山田充部長、加藤孝章部長に話を聞いた。

携帯電話基地局向け負荷試験機の世界的メーカー

常田 義則 氏

株式会社アルチザネットワークス
執行役員 開発統括本部 本部長

常田 義則

山田 充 氏

株式会社アルチザネットワークス
開発統括本部 第1開発部 部長

山田 充

加藤 孝章 氏

株式会社アルチザネットワークス
開発統括本部 第5開発部 部長

加藤 孝章

── はじめにアルチザネットワークスのコアビジネスを支える開発部門の立場から、どのような事業を展開する会社なのかをご紹介ください。

常田  アルチザネットワークスの開発部門が手掛ける事業には3つの大きな柱があります。1つめは携帯電話基地局向けの負荷試験機、2つめはネットワークの運用・保守に使用するパケットキャプチャー装置、そして3つめは環境構築からシナリオ作成、自動化、評価までをワンストップで受託するネットワークテストサービスです。とくに負荷試験機については世界でも数社しか生産しておらず、アルチザネットワークスは国内トップシェアを誇っています。こうした製品ソリューションを携帯電話事業者、基地局やネットワーク向け装置メーカーなどに提供しています。

―― そうした事業に取り組む開発部門で働く皆さんの役割と仕事の内容を教えてください。

常田  私は開発統括本部長として、東京都立川市の本社と岩手県の滝沢事業所(滝沢デベロップメントセンター、滝沢テレコムテストセンター)で働く総勢約120人のエンジニアが所属する開発部門全般をマネジメントする立場にあります。最も重要なタスクは、納期を守るために必要な開発リソースを適切に割り振り、進捗状況を管理し、高い品質を担保した製品・サービスをお客さまに提供することです。また、非常に速い技術革新のスピードに追随しながら、社内の技術力を底上げすることも私の大きな役割です。

山田  開発統括本部は第1開発部から第5開発部までの部署に分かれており、私が部長を務める第1開発部は携帯電話基地局などモバイル関連製品のハードウエア/ソフトウエアを開発しています。主に国内主要キャリア、機器メーカーへ納める試験機の設計、新機能の実装、製品の品質検査、リリースした製品の保守サポートを担当し、それらの業務に必要な開発体制を構築することが私のミッションです。

加藤  私が部長を務める第5開発部は、2022年に設置された開発統括本部で最も新しい部署であり、主に海外向けモバイル製品のハードウエア開発を行っています。当社は日本国内だけでなく海外のキャリアやメーカーにも積極的に事業展開を図っていますが、海外向け製品の仕様・要件は国内向け製品と若干異なるところがあります。そうした海外のお客さまのニーズに合わせた製品の開発やカスタマイズ、新しいお客さまへの技術的なフォローといった業務を担当する部署をマネジメントしています。

チャレンジ精神を大切にする社風が大きな魅力

―― 現在は開発部門の管理職を務める皆さんですが、皆さん共にキャリア採用で入社したと伺っています。どのような経緯でアルチザネットワークスに入社することになったのでしょうか。

常田  私は大手電機メーカーのストレージ部門に長年勤務した後、アルチザネットワークスに入社しました。これまで経験してきたストレージの領域とは違う業界にチャレンジしてみたかったこともあり、モバイル通信に関して優れた開発技術を持つ当社に興味をもちました。入社の決め手になったのは、「アルチザフィロソフィ」の存在です。これは、経営理念である「全社員の成長と幸福を追求すると同時に、お客さま、社会の進歩発展に貢献する」を追求し、会社の長期的な成長・発展を維持するために全社員が共有・実践すべき“考え方”をまとめたものです。このほか、セールスエンジニア、開発エンジニア、人材育成をするリーダーが実践すべき考え方や手法を制定した「心得」もあり、これらによって育まれた企業文化に強く感銘を受けたことが、入社を決めた大きな理由でした。

アルチザ理念集

アルチザ理念集

全社員が共有・実践すべき考え方をまとめた「アルチザフィロソフィ」のほか、セールスエンジニアのための「営業の心得」、開発エンジニアのための「製品開発の心得」、リーダーのための「人材育成リーダーの心得」を制定し、その実践に努めている。

山田  私は防衛関連ハードウエアの設計・開発を支援するエンジニアとして6年間働いたのちに、約20年前にアルチザネットワークスへ転職しました。前職はメーカーでなかったので、自社製品を開発するメーカーで働きたいという思いから転職活動を行いました。そうしたなかでアルチザネットワークスに出合い、面談のときに現会長から「いまはまだ世の中にまったく普及していない10ギガ(ギガは10億)ビット・イーサネットの製品を開発している」という話を聞き、実際に開発の真っ最中だった製品も見せてもらいました。そのときに「こうした製品開発に思う存分挑戦してほしい」という言葉があり、これはぜひやってみたいと思ったことが、入社の決め手になりました。この「新しいことにチャレンジする」という社風は、創業から変わることなくいまも引き継がれています。

加藤  私は受託開発を請け負う企業のエンジニアとして、いまから6年前に派遣されたのがアルチザネットワークスでした。ここで最先端技術の製品開発を担当することになったのですが、当時は協力会社の社員という立場ながらもさまざまな開発業務に携わるという貴重な経験をさせてもらいました。そうしたなか、最新の製品を自分たちの力で一から開発するメーカーで働きたいという気持ちが募り、3年前に派遣元の受託開発会社からアルチザネットワークスへ転籍しました。

―― アルチザネットワークスに入社して気づいた「会社の魅力」「働きがい」についてお聞かせください。

常田  一緒に働くエンジニアが皆、裏表がなく誠実だと感じました。少ない人材リソースで開発業務を担当しているため、一人ひとりの仕事量は非常に多く忙しいのですが、最後まで全力で仕事に取り組む姿勢に感心し、それがこの会社の大きな魅力であり、働きがいにつながっていると思いました。

山田  常田本部長の話にもあったように、当社は少数のエンジニアが開発チームを組んで製品開発に当たっており、製品のコンセプトから採用するアーキテクチャーなども考えながら製品を設計・開発しています。さらに開発した製品をお客さまへ納入、設置するというプロセスもすべて開発チームのエンジニアが担当します。入社当時は「ここまで全部やるのか」と面食らった部分もありましたが、こうした一連のプロセスは責任をもって自社製品を開発するメーカーのエンジニアだからこその働きがいだと感じています。エンジニア自身が率先して最新技術を取り入れ、製品の性能向上や改善に取り組めることも、当社ならではの大きな魅力です。

加藤  私が入社後に一番感じたのは、それぞれのエンジニアが「やりきる力」を持っているということです。新しいことにもどんどんチャレンジしてみるという社風が、そういった力を培ってきたのだと思います。私が会社の魅力、働きがいと感じているのは、世界で3社しか作り得ない製品を開発し、グローバル市場を相手にビジネスを展開していることです。このような経験ができる開発エンジニアは非常に限られており、そうした仕事に取り組める私たちは恵まれていると実感しています。

インタビュー風景

最新通信技術に触れながら成長できる環境

―― アルチザネットワークスが、より良い職場を求める技術者から「選ばれる理由」があるとすれば、それはどんなところですか。

山田  当社でも会社の成長に合わせて開発チームの規模がどんどん大きくなる傾向にあります。そうしたなかで開発チームには、さまざまな価値観を持ったエンジニアが集まるようになりました。そこでいま進めているのが、エンジニア一人ひとりの目標の実現に向けたキャリアアッププランを整備することです。例えば、自社製品に関わる技術力を磨きたいというエンジニアには最新のアーキテクチャーや標準技術を学べるような成長の道筋を用意し、開発チーム全体のプロジェクトマネジメントを目指すエンジニアには管理手法を習得できる場を用意するといったように、個々のエンジニアが目指す自身の将来像に向けたスキルを高めるための環境づくりを全社で取り組んでいます。その具体例の一つとして挙げられるのが、100以上の資格を対象とする「資格取得支援制度」です。こうした施策によって自身が成長できることが、当社がエンジニアから選んでいただける大きな理由になると考えています。

加藤  当社ではハードウエアやソフトウエアの設計から保守サポートまで、製造・組み立て以外の部分はすべて自社で行っています。そうした開発の現場で働くエンジニアには、さまざまなステージのキャリアが用意されており、それぞれが自分の専門分野の技術力を磨くことができます。そうした土壌があるとともに、例えば5Gやその先の6Gといった最新通信技術に触れながら成長していけるところが、エンジニアにとって働きやすい環境だと考えています。さらに言うとグローバルでビジネスを展開しているので、海外のお客さまとの技術的なやりとりのなかで自分の英語力を発揮することも可能です。実際に私の部署でも、米国に駐在してお客さま対応に当たっているエンジニアも活躍しています。そうしたチャンスが用意されているのも、当社を選んでいただける理由になるのではないでしょうか。

── 最後に開発部門を統括する立場から、どのようなスキル、資質を持ったエンジニアを求めているのかをお聞かせください。

常田  私たちは主に通信業界を相手にビジネスを展開していますから、新しい技術が登場するたびに変化するアーキテクチャーや信号処理などに精通したスペシャリストを必要としているのはもちろんなのですが、決して限定しているわけではありません。当社は研究所ではないので、一つの専門技術を極めていくというよりもいろいろな技術の知見を活用してお客さまが必要とする製品に落とし込むというモノづくりに携わってみたいというエンジニアが腕を振るうことのできる会社です。これまで身に付けてきたハードウエア、ソフトウエア、ソリューションサービス開発といった多様なスキルを生かしながら、新しいことにチャレンジしたいという意欲を持ったエンジニアの方々には、ぜひ私たちの仲間に加わってほしいと考えています。

アルチザネットワークスの5G基地局テストシステム「DuoSIM-5G」

アルチザネットワークスの5G基地局テストシステム「DuoSIM-5G」

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