AUSTRALIA

提供:オーストラリア政府観光局

ワクワク大陸 ついに再開

とっておきのオーストラリア旅で
心を解き放とう

世界最大級の一枚岩「ウルル」。現地でそのスケールを感じてほしい。世界最大級の一枚岩「ウルル」。現地でそのスケールを感じてほしい。

 今年こそは海外旅行に出かけたい。美しいビーチやおいしい食事はもちろん、3年間の我慢を吹き飛ばすような特別な旅をしてみたい。初めての人にも旅慣れた人にも、一歩踏み込んだ夢をかなえるのはオーストラリア。グレートバリアリーフやコアラなどキュートな動物たちの魅力はもちろん、少し足をのばせば見たこともない大地の威容や先住民の文化に出会える。驚きに満ちたワクワク大陸。制限された日々に縮こまったあなたの心と体を解き放つ、とっておきの旅を紹介する。

世界最大級の一枚岩「ウルル」。現地でそのスケールを感じてほしい。

世界最大級の一枚岩「ウルル」。現地でそのスケールを感じてほしい。

 今年こそは海外旅行に出かけたい。美しいビーチやおいしい食事はもちろん、3年間の我慢を吹き飛ばすような特別な旅をしてみたい。初めての人にも旅慣れた人にも、一歩踏み込んだ夢をかなえるのはオーストラリア。グレートバリアリーフやコアラなどキュートな動物たちの魅力はもちろん、少し足をのばせば見たこともない大地の威容や先住民の文化に出会える。驚きに満ちたワクワク大陸。制限された日々に縮こまったあなたの心と体を解き放つ、とっておきの旅を紹介する。

 初めに知ってもらいたいのは、オーストラリアが今、旅行者を心待ちにしているということだ。新型コロナウイルスの感染拡大で設けた入国制限や待機期間は、2022年に入り緩和。日本から渡航する場合は、出国前のPCR検査が不要になり、ワクチンの接種証明書(2回目の接種から7日以上経過していることが必要)、入国のためのビザ(ETA)、デジタル旅客申告書(DPD)の3点を用意すれば、オーストラリア入国時の待機は不要。日本に帰国する際も、オーストラリア出国前72時間以内の新型コロナウイルス陰性検査証明書があれば、入国時の待機は不要。条件を満たせば、あとは行き先を決めればよい。

ウルル
 世界の中心で味わう手つかずの大地と
アボリジナル文化

 とっておきの旅先として、まず紹介するのはシドニーやケアンズから飛行機で2、3時間の地にあるウルル。「エアーズロック」の名で知られていた世界最大級の一枚岩だ。

 大陸のほぼ真ん中にぽっこり現れる巨岩は高さ348メートル、周囲9.4キロメートル。砂漠から見上げる岩は赤く染まり、太陽の光の動きにつれ色合いを変えていく。その刻々と変わる色を楽しんだり、岩の周辺をハイキングしたり、ぜいたくな時間は静かに流れていく。

 この地は先住民(アボリジナルピープル)、アナング族の人々にとって神聖な地であり、国立公園として守られている。彼らの伝統文化もぜひ体験してほしい。文化施設ではパークレンジャーらから公園内の自然やアボリジナルピープルの伝統文化・芸術のガイドを受けられる。アナング族のアーティストたちとペインティングを楽しめるツアーなども数多く用意されている。

ガイドツアーでは先住民のアナング族と触れ合う機会も。
ガイドツアーでは先住民のアナング族と触れ合う機会も。

 ウルルの魅力は昼間だけではない。グランピング施設や屋外での夕食は格別の思い出になるだろう。砂漠の日が暮れると満天にはまばゆいばかりの星が現れる。その下で提供されるのはクロコダイルにカンガルー、レモンマートル、カカドゥプラムといったオーストラリア固有の動植物を生かしたブッシュフードやオーストラリアでよく食されるラム、チキンなど。自然をそのまま生かす伝統的な食は、初めての味への驚きとともに、大地とアボリジナルピープルの文化の奥深さを体感させてくれるはずだ。

エアーズロックリゾートでは星空の下でディナーを楽しむことができる。
エアーズロックリゾートでは星空の下でディナーを楽しむことができる。

ガイドツアーでは先住民のアナング族と触れ合う機会も。
ガイドツアーでは先住民のアナング族と触れ合う機会も。

エアーズロックリゾートでは星空の下でディナーを楽しむことができる。
エアーズロックリゾートでは星空の下でディナーを楽しむことができる。

ブッシュフードと最新の料理技法
 オーストラリア料理の魅力

オーストラリアのレストランはオープン形式の開放的なものが多い。
オーストラリアのレストランはオープン形式の開放的なものが多い。

 驚きの景観とブッシュフードを味わったら、シドニーやメルボルンに向かい、最先端のオーストラリア料理を味わうのもよいだろう。海に囲まれたオーストラリアは、南部の冷たい海で育つカキや、北部で獲れるバラマンディなど新鮮なシーフードの宝庫。それらはブッシュフードや近隣のアジアや世界各地から移り住んだ人々の伝統料理・技法でミックスされ、ほかの国ではみられないカジュアルでありながら洗練された独特の料理が日々生み出されている。

 シドニーのキー(Quay)やメルボルン郊外にあるアッティカ(Attica)は、世界のグルメたちが注目するレストランの代表格。ともにピーター・ギルモアとベン・シューリーという世界的な料理人がシェフを務める。人気の店はほかにも多数ある。「オーストラリアのモダンなレストランTop10」などを参考に、旅程にあった店を訪ねてみるとよい。

オーストラリアのレストランはオープン形式の開放的なものが多い。
オーストラリアのレストランはオープン形式の開放的なものが多い。

世界的に評価の高いキー(Quay)のエクゼクティブ・シェフ、ピーター・ギルモア。
世界的に評価の高いキー(Quay)のエクゼクティブ・シェフ、ピーター・ギルモア。

世界的に評価の高いキー(Quay)のエクゼクティブ・シェフ、ピーター・ギルモア。
世界的に評価の高いキー(Quay)のエクゼクティブ・シェフ、ピーター・ギルモア。

 おいしい料理にはその土地のワインも欠かせない。ほぼ各州にあるワイン産地巡りもとっておきの旅になる。シドニーから北に車で2時間ほどのハンターバレーは、オーストラリア最古の産地で120以上のワイナリーがある。一日かけてワイナリーやレストランを巡るツアーのほか、テイスティング体験やぶどう畑を空から巡る気球体験など盛りだくさん。楽しい一日を必ず過ごせるだろう。

ケアンズ
 目前に広がる圧巻のサンゴ礁と
最古の熱帯雨林

 夏休みの旅は家族や子どもと一緒に体験できることが最優先という人には、日本からの飛行時間が約7.5時間とハワイとほぼ同じくらい短く、かわいい動物や海、森の自然をまとめて堪能できるケアンズがおすすめだ。しかも時差がほとんどないオーストラリアは、体に優しい旅行先と言える。世界最大のサンゴ礁群グレートバリアリーフの玄関口は、ビーチやサンゴの海の美しさはもちろん、様々な海洋生物に出会えるアクティビティーが多数ある。内陸には世界遺産に登録されている世界最古の熱帯雨林「デインツリーレインフォレスト」。クルーズやガイドツアーに参加して、様々な野生動物を探すのも楽しい。ケアンズ周辺には動物園がいくつかあり、コアラを抱っこして写真を撮るチャンスもあるはずだ。

クルーズやダイビングなど様々な楽しみかたができるツアーが用意されている。
クルーズやダイビングなど様々な楽しみかたができるツアーが用意されている。

アマゾンの熱帯雨林よりも古いと言われるデインツリーレインフォレスト。
アマゾンの熱帯雨林よりも古いと言われるデインツリーレインフォレスト。

クルーズやダイビングなど様々な楽しみかたができるツアーが用意されている。
クルーズやダイビングなど様々な楽しみかたができるツアーが用意されている。

アマゾンの熱帯雨林よりも古いと言われるデインツリーレインフォレスト。
アマゾンの熱帯雨林よりも古いと言われるデインツリーレインフォレスト。

パース
 移住者が集う世界で一番美しく、
住みやすい街

パースには古い街並みが残されている。
パースには古い街並みが残されている。

「荒野の墓標」とも呼ばれる砂漠「ピナクルズ」。何千もの岩の塔が並ぶ。
「荒野の墓標」とも呼ばれる砂漠「ピナクルズ」。何千もの岩の塔が並ぶ。

 どうせなら少し長めの旅をしたいと思っている人に立ち寄ってほしい場所もある。「世界で最も美しい街」とも呼ばれる西オーストラリア州の州都パース。インド洋に面した市街には高層ビルが立ち並ぶ一方で、19世紀に建てられたコロニアル様式の建物や街並みが残されている。街を見下ろす広大な公園、キングスパークや美しいビーチに加え、足を延ばすと不思議な岩が林立する砂漠ピナクルズなど多彩で魅力的な景観が広がる。そして、この街の人口の3割以上は海外出身者だという。大地と自然の美しさを守りながら、世界から移り住む人々と築いていく街の姿は、まさにオーストラリアの魅力そのものといえる。

パースには古い街並みが残されている。
パースには古い街並みが残されている。

「荒野の墓標」とも呼ばれる砂漠「ピナクルズ」。何千もの岩の塔が並ぶ。
「荒野の墓標」とも呼ばれる砂漠「ピナクルズ」。何千もの岩の塔が並ぶ。