語り継がれる未来の創造 Interview 09 バレエダンサー、熊川哲也さんが語るナビタイマー新作の魅力

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語り継がれる未来の創造 熊川さんが語るナビタイマーの魅力

熊川さんの着用モデル 熊川さんの着用モデル
熊川哲也さん 着用モデル
ナビタイマー B01 クロノグラフ 41 

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ナビタイマー新作

熊川さん着用のナビタイマー新作。詳細はこちら ▶

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語り継がれる未来の創造
Interview 09

70周年を経て生まれ変わった
ブライトリングのアイコン、ナビタイマー

バレエダンサー、熊川哲也さんが語る
ナビタイマー新作の魅力

目に留まらないところまで
妥協を許さない姿勢に共感します

 もともとはパイロットが針路を定める道具として生まれ、やがて人生という旅を豊かなものにしたい人たちのシンボルとして愛されてきた、ブライトリングのナビタイマー。その70周年の節目に登場した新作は、確固たる信念のもとに針路を見定めて、自らの進むべき道を追求する各界のトップランナーの目には、どのように映るのか?
 世界最高峰のバレエ団のひとつである英国ロイヤル・バレエ団でプリンシパルとして活躍したのち、「K-BALLET COMPANY」を創設。ダンサー、芸術監督、そして教育者として日本のバレエ発展のために、妥協を許さず全力で走り続けている熊川哲也さんにお話を伺った。


提供 ブライトリング・ジャパン

INDEX

・歴史の重みを感じるものに
囲まれていたい 
・けがの経験が新たな
飛躍の転換点に 
・完璧に近づける努力が
僕のモチベーション 
・常に新しいことに
挑戦していきたい 
熊川哲也さん

バレエダンサー / K-BALLET COMPANY 芸術監督 熊川哲也さん

北海道生まれ。1987年、英国ロイヤル・バレエ学校に留学。89年、ローザンヌ国際バレエコンクールで日本人初の金賞受賞。同年、英国ロイヤル・バレエ団に東洋人として初めて入団。91年、史上最年少でソリスト、93年にプリンシパル昇格。99年、K-BALLET COMPANY設立。芸術監督として団を率いるほか、演出・振付家としても才能を発揮し、「白鳥の湖」「くるみ割り人形」など全幕古典作品の演出・再振付や、完全オリジナル全幕作品「クレオパトラ」「蝶々夫人」などの新作を数多く上演。2012年1月、Bunkamuraオーチャードホール芸術監督に就任。2013年、紫綬褒章受章。

歴史の重みを感じるものに
囲まれていたい

 新しいナビタイマーのキャッチフレーズが「NAVITIMER——FOR THE JOURNEY(ナビタイマーで進む道)」であることを伝えると、熊川哲也さんは「それは素晴らしいキャッチだな」と笑った。

「僕はそもそもナビタイマーという名前もカッコいいなと感じていたんですよ。ナビは“ナビゲーション”から取っているんでしょう? 人生という旅をともにする時計には、ぴったりのネーミングじゃないですか」

 文字盤にいろんな情報が凝縮されている感じがして、ナビタイマーには以前から興味があった。自分が所有している1960年代のクルマやバイクのメーターにも通じるものを感じていたという。

「僕のように、古いクルマやバイクが好きな人で、このデザインに引かれない人はいないんじゃないでしょうか。いろんな意味で五感を刺激してくれます。70年間ずっと、このスタイルを変えてこなかったのも納得ですね」

 熊川さんは元来、歴史の重みを感じさせるものが好きな性分だ。それは多感な時期をイギリスで過ごした影響もあるという。かの国の人たちは建物にしろ、乗り物にしろ、古いものを尊ぶ。熊川さんもクルマやバイクのほか、古い時代のインテリアやアート、さらにはバレエやクラシック音楽にまつわる17世紀、18世紀の革張りの古書もコレクションしているという。

「そういうものに囲まれていると不思議と落ち着くんですよ。生きていくための栄養にもなる。実際、若い頃は“次はあれを手に入れよう”というのが自分の原動力になっていましたから」

熊川さん 熊川さん

© Hidemi Seto

熊川さん

© Ayumu Gombi

(写真上)英ロイヤル・バレエ団では、驚異的な跳躍力と滞空力を武器にプリンシパルとして活躍
(写真中)5年前に初演した「カルメン」はオペラで有名だが、熊川さんの演出手腕によりバレエ大作として新たな命が吹きこまれた
(写真下)「ドン・キホーテ」の主役バジル役は熊川さんの十八番。完璧な技術と情熱的な表現で世界中のファンを熱狂させてきた

熊川さん 熊川さん

近年の熊川さんは若手の指導に力を注ぐほか、子ども向けのバレエスクールや22歳以下のジュニアダンサーで構成されたバレエ団も運営。若い才能と接することで、より広い視点で日本のバレエを見渡すことができるようになったという

熊川さん

© Hidemi Seto

© Ayumu Gombi

(写真左)英ロイヤル・バレエ団では、驚異的な跳躍力と滞空力を武器にプリンシパルとして活躍
(写真中)5年前に初演した「カルメン」はオペラで有名だが、熊川さんの演出手腕によりバレエ大作として新たな命が吹きこまれた
(写真右)「ドン・キホーテ」の主役バジル役は熊川さんの十八番。完璧な技術と情熱的な表現で世界中のファンを熱狂させてきた

熊川さん

近年の熊川さんは若手の指導に力を注ぐほか、子ども向けのバレエスクールや22歳以下のジュニアダンサーで構成されたバレエ団も運営。若い才能と接することで、より広い視点で日本のバレエを見渡すことができるようになったという

けがの経験が
新たな飛躍の転換点に

 15歳で単身イギリスに渡ったときから、熊川さんのバレエ人生は他に類を見ない挑戦の連続だった。とりわけ大きなチャレンジは、世界最高峰の英国ロイヤル・バレエ団でプリシンバル(最高位のダンサー)として人気絶頂だった26歳のときに「K-BALLET COMPANY」を創設したことだろう。

 世界的に活躍するダンサーが国からの支援もなく、私設バレエ団を創設するのは極めて稀なこと。そのときの心境について「振付も音楽も美術も衣装も、すべて自分が満足できる最高の舞台で踊りたいという欲求を満たすには、それしかなかった」と振り返る。

 熊川さんのカリスマ的人気でけん引しながら、K-BALLET COMPANYは毎年約50回の公演を行い、約10万人の観客を動員した。今年で設立23年になる。

 もちろん、すべてが順風満帆だったわけではない。35歳のときには大きな事故も経験している。舞台中に右膝の前十字靭帯を断裂した。

「あのときは心底まいりましたね。自分だけではなく、何十人の若いダンサーの人生をも背負っていますから。会社が潰れる可能性さえあるのではないかと覚悟しました」

 早い復帰を急ぐあまり、今度は半月板を損傷してしまう。完全に復調するまで3年近くを要したが、この経験があったからこそ今があるという。

「あの期間に踊れなかったことで、振付や演出、そして組織づくりや後進育成にも本腰を入れて取り組むようになりました。僕自身はもちろん、K-BALLET COMPANYにとっても大きく飛躍するターニングポイントになったと思います」

熊川哲也さん

© Hidemi Seto

熊川哲也さん

© Ayumu Gombi

左は『クレオパトラ』、右は『カルメン』の公演の模様。バレエが総合芸術であることを改めて知らしめたK-BALLET COMPANYの公演には、いつも幅広い層の観客が訪れる

完璧に近づける努力が
僕のモチベーション

 熊川さんが近年最も情熱を傾けているのは、バレエを志した子どもたちへの教育環境の整備だ。以前から子ども向けのバレエスクールや、22歳以下のダンサーを中心としたジュニア向けのバレエ団K-BALLET YOUTHを運営。

「国や業界全体と連携して行うという形もあると思いますが、膨大な手続きに時間を費やさねばならず機動性に欠けてしまう。このコロナ禍では、その年齢だからこそ得られるチャンスを失っている子どもたちも多いと思う。だからこそ、彼らに改めてちゃんとした環境や経験を与えてあげるのが僕の義務だと考えています」

 もちろん表現者としても常に高みにチャレンジしている。この6月にはジョルジュ・ビゼーの名作オペラを熊川さん自身がグランド・バレエにつくり変えた人気の演目『カルメン』が3年ぶりに上演される(6月1日~5日、Bunkamuraオーチャードホール)。

「かっこつけているわけではありませんが、期待されていることに対して、常に、それ以上のものを届けたいと考えています。すべてが完璧というのは確かに難しいけれど、その領域に近づける努力はしたい。それが僕のモチベーションなのです」

熊川哲也さん

新型ナビタイマーは回転計算尺をフラットに仕立て直すなど、デザイン的にはより初代モデルの面影が濃厚となった。
「計器を思わせるナビタイマーのデザインには以前から興味がありましたが、新型ではさらにヴィンテージな味わいを増し、
より自分好みのルックスになっていますね」と熊川さん

着用モデル ナビタイマー B01 クロノグラフ 41 詳細はこちら

常に新しいことに
挑戦していきたい

 日本バレエ界のプリンスも、50歳の大台を迎えた。今後の人生、熊川さんはどんな「旅」にしたいのか。

「最近、昔は全く面白味を感じなかった散歩の楽しみも覚えましたが(笑)、やはり、これからも常にエキサイティングな人生を送りたいと考えています。今までと同じようなことを繰り返していたら、あっという間に60歳、70歳になってしまう。だから何か新しいことに挑戦したいなと思っています。バレエ中心の生活をしてきたので、それとはまったく違う勉強もしてみたい。先日はクルマのけん引免許をとりました。キャンピングトレーラーを引っ張って北海道まで旅したかったから。めでたく一発合格でしたが、試験の時は久々にドキドキした(笑)。ああいう経験を繰り返したいですね」

 古いクルマやバイクばかりを愛でてきたが、最新のマシンも積極的に体験してみたいという。

「実際、最新のクルマに乗ると度肝を抜かれますよ。こういうものを味わうことなく死ぬのはもったいない。古いものをリスペクトする気持ちは今も変わりませんが、最新のものだって、本当にいいものは将来のヴィンテージになる可能性がある。だからこそ、チャレンジすべき。この新型のナビタイマーだって、そうですよね。70年前のアンティークももちろん魅力的だけれど、今のは格段に進化しているはず」

 その新作ナビタイマーでは、ケース裏のサファイアクリスタル越しにムーブメント「Cal.01」を鑑賞できるところも、とても気に入ったという。

「パーツのひとつひとつが芸術品のように美しく仕上げられていますよね。これって、我々で言えば舞台の裏側、あるいは踊っているダンサーの衣裳の裏側を見せているようなものだと思う。そういう観客の目に留まらないところまで美しくなければ、完璧な舞台にはならない。それが僕の信条です。妥協を許さない姿勢には大いに共感します」

熊川哲也さん
熊川哲也さん

取材時の装いだったベージュの柔らかなスエードのブルゾンに、18Kピンクゴールドケースのナビタイマーがとてもよく映えていた。
「こんなスタイルでドライブに出かけたら気分も上がるでしょうね。アクセルをあまり踏み込まないように注意しないと(笑)」

着用モデル ナビタイマー B01 クロノグラフ 41 
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ブルゾン、カットソーともに/MooRER(コロネット) その他、ご本人私物

ナビタイマー B01 クロノグラフ 41

ナビタイマー B01 クロノグラフ 41
18Kレッドゴールド - シルバー

 今回の取材で、熊川さんは新作のナビタイマーをいくつか試してみて一番気に入ったのが金無垢ケースの41㎜モデルだった。「キンキンのイエローゴールドではなく、日本人の肌の色になじむレッドゴールドというところがいい。オフホワイトのようなシルバー文字盤と相まって、とてもエレガントな雰囲気ですね。ナビタイマーには硬派なイメージを抱いていましたが、このモデルならドレスアップしてディナーパーティや劇場に行くときにも着けられると思いました」(熊川さん)。3気圧防水。Cal.01搭載。自動巻き、18Kレッドゴールドケース、アリゲーターストラップ、ケース径41㎜。222万7500円。

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ナビタイマー フルラインナップ 新しいナビタイマー、そのフルラインナップを紹介 詳細はこちら
ナビタイマー フルラインナップ

ブライトリング ブティック

ブライトリング、国内最大級の
ブティックを
表参道にオープン

 ブライトリングは4月29日、国内最大規模のブティックを表参道にオープンした。今年2月の京都店、名古屋店に続き、国内では8店舗目となる旗艦店。前面にガラス張りを採用し、3フロア分の吹き抜けがある広々とした空間は、全世界統一のコンセプト「インダストリアル・ロフト」によるモダンレトロなデザインで、ブランドの世界観を堪能できる。最新作から限定モデルまで最大230本以上という豊富な品揃えに加え、ブライトリング社による研修を受けた経験豊かなスペシャリストが接客する。

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表参道ブティック 表参道ブティック

ナビタイマー70周年記念
伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店などで
ポップアップストア開催

 ナビタイマー70周年を記念して下記の百貨店においてブライトリングのポップアップストアが開催される。新しいナビタイマーをはじめ 70年の歴史を振り返る貴重なビンテージモデルも展示。ナビタイマーの世界観を身近に体験できる貴重な機会、ぜひ足を運んでみたい。

・5月18日(水)~5月31日(火)

 阪急うめだ本店 6階 ウォッチプロモーション
 阪急メンズ大阪 1階 プロモーションスペース11

・5月25日(水)~6月7日(火)

 伊勢丹新宿店 本館1階 プロモーションスペース

・5月25日(水)~6月21日(火)

 伊勢丹新宿店 本館5階 時計売場PRスペース(同時開催)

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