ミドクラのオフィス
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エッジコンピューティング用ソフトウエアを開発 Midokura Ibérica S.L.(ミドクラ) 最先端AI企業ミドクラの技術力支える 優秀な人材が集まるバルセロナ

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通信インフラが整備されてさえいれば、コンピューター関連のエンジニアは世界中のどこにいても仕事をすることができる。コロナ禍とは関係なく、コンピューターエンジニアの働き方は10年以上前から場所を問わなくなってきていた。しかし、技術者たちが集まるためのリアルな拠点は、やはり必要だ。イノベーションの連鎖は単なる技術の集積だけで生まれるものではない。人間同士のコミュニケーションが大きく作用するからだ。

2010年に東京で創業したミドクラは、11年にバルセロナに開発拠点を設け、現在もバルセロナが開発の中心地だ。19年にソニーグループの傘下に入ったミドクラだが、加藤隆哉・ミドクラ取締役会長共同創業者兼代表取締役(ミドクラジャパン)は、バルセロナを選んだ理由を「そこに人がいるから」と話す。

なぜエベレストに登るのかと問われて「Because it's there.」と答えた登山家ジョージ・マロリーの逸話はとても有名だが、山は動かない。人は動く。加藤隆哉氏という人物が世界トップクラスの有能な人たちを引きつけ、バルセロナというワークライフバランスの整った環境が世界中から優秀な技術者たちを引き寄せる。

東洋紡がグローバル戦略を加速させる拠点として選んだカタルーニャ州 バンダイナムコが欧米市場向けモバイル事業拠点として選んだバルセロナ AGCのライフサイエンス事業の飛躍支えるプロビジネス人材の宝庫、カタルーニャ州
加藤隆哉氏

加藤隆哉ミドクラ取締役会長共同創業者兼代表取締役(ミドクラジャパン)。
インタビューは東京・港区のソニーグループ本社ビルで行われた

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そこに人がいるから拠点をつくる

知る人ぞ知る加藤氏の経歴は出色だ。京都大学の名門アメリカンフットボールチーム「ギャングスターズ」の黄金期の名選手として知られ、社会人時代と合わせると計4回も日本一を経験している。大学卒業後は「筋肉化した脳をほぐすため」(加藤氏)、1991年に経営コンサルタント会社に入り、93年には京都大学工学部の先輩だった堀義人氏(現・グロービス経営大学院学長、グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナー)とともに、大学以外では国内初となる経営大学院のグロービスを創設する。

その後、中学時代から面識があった、モバイルコンテンツ開発会社サイバード(当時JASDAQ上場)の創業者である堀主知ロバート氏に請われ、代表取締役兼代表執行役員として同社の経営変革に参画。そして、ヘッドハンティングでCSKホールディングスグループの新規事業開発統括担当責任者として執行役員に就任(当時最年少)。同社退職後の2010年にミドクラを創業した。

「グロービス時代にはベンチャーキャピタリストとしてGREEやオプトウェア、ワークスアプリケーションなど数多くのIT系、技術系ベンチャーに投資、経営支援を行ってきました。しかし、“日本を再び技術立国にしたい”“第2のホンダ、ソニーを生み出したい”そして“それを支える日本発グローバル・テックベンチャーを育てたい”という私の夢は残念ながら、まだかなってはいません。1兆円規模の企業買収も可能なCSKなら、米国の大手テック企業にも対抗できるはずと考えて、05年当時はまだ一般的には知られていなかったクラウドコンピューティングやソーシャルメディア、ブロックチェーンなど、その後、世に出てくると予想した最新の技術動向をリポートし、それに基づいた提案を数多く行いました。だが、その多くは実現しなかった。CSKを出てから思ったのは、日本人として日本発で起業するのなら最初からグローバルなチームを組んで、グローバルスタンダードでやった方がいいということでした(笑)」と加藤氏は当時を振り返る。

ミドクラの共同創業者兼最高技術責任者(CTO)であるルーマニア系アメリカ人、ダン・ミハイ・ドミトリウ(Dan Mihai Dumitriu)氏は、アマゾンで技術主任を務めた経験もある世界トップクラスのコンピュータサイエンスの研究者だ。

「ダンと初めて会ったのはCSK時代ですが、彼がローザンヌ工科大学のクラウドコンピューティングのリサーチフェローをしている時に再会、ネットワークの仮想化技術を開発する会社を起こそうと二人で意気投合して、ミドクラを立ち上げました。その半年後ぐらいに、コーネル大学でダンと同窓だったイタリア系アメリカ人、ピノ・デ・キャンディア(Pino de Candia)もミドクラに入り、以来、チーフアーキテクトを担ってもらっていました。ピノはアマゾン時代、高速分散データベース技術として世界的に有名なダイナモを考案・開発した、いわゆる天才君です(笑)。奥さんも米国人なのですが、バルセロナで出産したいと夫婦でバルセロナに住んでいました。ミドクラの海外拠点がローザンヌとバルセロナにあるのは、もともとはダンとピノが住む場所だったからです」

そこに人がいるから、そこに拠点をつくる。シンプルだが、理にかなっている。

バルセロナのオフィス「ミドハウス」
バルセロナのオフィス「ミドハウス」

バルセロナのオフィス「ミドハウス」は、洗練されたミニマルなデザインで統一されている)スタッフにも来訪者にもリラックスできる快適な空間を提供する)玄関ホールには自転車を駐輪できるスペースもあり、自転車通勤も可能だ

ミドクラが考えるAIの未来

「技術者はカッティング・エッジ、つまり最先端でユニークなもの、世の中をこう変えていけたらいいね、ということにワクワクする人たちです。既にある技術ではなく、未来を変える技術に魅力を感じます。私はダンやピノをはじめ、コア人材たちにそういう御旗を立てて誘いました」と加藤氏は話す。もちろん、単に夢を語るだけではなく、テクノロジーに関する豊富な知識に裏打ちされた未来像がそこにはあった。

ミドクラは現在、ソニーセミコンダクタソリューションズグループの一員として、同社システムソリューション事業部と連携、エッジAIセンシングプラットフォームを開発している。

「コンピューターは集中型と分散型が交互に入れ替わって進化してきたという歴史を持っています。クラウドは集中型のコンピューティングですが、年に1度はダウンしてしまう欠点がある。人の命を預かる自動運転システムをこうした集中型で動かしたら、事故が起きてしまうリスクがあります。ネットワークの仮想化も実は分散型の思考がベースにあるのですが、エッジコンピューティングは、センサーや測定器が採取したデータをエッジ(データを送り出すポイント)に配置したデバイス内で解析して、遠隔地にある中央のコンピューターには(エッジから)必要なデータだけを送信するという発想です。これによって、プライバシーを守りながら、ネットワークの負担を軽減し、応答速度も向上させることができます」(加藤氏)

米IT大手GAFA各社は自前でエッジAI半導体の開発に乗り出している。日本でも既存の半導体メーカーや自動車部品メーカー、大手電気メーカーなどが開発に参入しているが、既に半周遅れの感がある。その点、「ソニーにはCMOSイメージセンサーという知的所有権の塊とともに、画像処理技術の蓄積があります。AIで一番付加価値があるのは、画像や音声などの大量のファクトデータです。現在はそのデータをクラウドに上げて解析していますが、ソニーの技術ならチップ上で画像解析できるようになる。それをコンテナーやWASM(※)などの仮想化技術と組み合わせることで、ものすごいベネフィットが得られるようになります

WebAssembly。Webブラウザなどを主な実行環境として利用できるプログラミング言語の一つで、仮想的なCPUの命令セットのような構造を持つ

スポーツも盛んに行われている
スポーツも盛んに行われている

スタッフ間の交流を深めるため、卓球やビーチボールなどのスポーツも盛んに行われている。21年9月には「Midolympics(ミドリンピックス)」と称して卓球の交流試合も初めて開催された

スポーツも盛んに行われている

スタッフ間の交流を深めるため、卓球やビーチボールなどのスポーツも盛んに行われている。
21年9月には「Midolympics(ミドリンピックス)」と称して卓球の交流試合も初めて開催された

スポーツも盛んに行われている

スタッフ間の交流を深めるため、卓球やビーチボールなどのスポーツも盛んに行われている。
21年9月には「Midolympics(ミドリンピックス)」と称して卓球の交流試合も初めて開催された

ワークライフバランスが充実するバルセロナ

ミドクラでは、こうした最先端の技術開発をバルセロナの拠点を中心に行っている。

「当社は4月末時点で従業員が全世界で約60人、そのうち50人程度がリモート勤務も含めてバルセロナに在籍しています。国籍は15カ国。スペインにはスペイン語圏を広くカバーするテレフォニカという巨大な通信会社があり、コンピューターサイエンスの先進地域でもあります。クラウドコンピューティングがらみ、ネットワークがらみの優秀なインフラエンジニアたちがたくさんいるのは、進出した時点から分かっていました」と加藤氏。

2011年当時、GAFAなどIT大手は、まだバルセロナのことを真剣には見ていなかったという。今ではテックセントリックなベンチャーがたくさん生まれているバルセロナだが、当時は優秀な人材も採用しやすかったと加藤氏は語る。ただ、最近ではAmazonやGoogle、Microsoftなどがバルセロナでの人材獲得に本腰を入れてきている。既に採用難になり始めており、ミドクラでは採用対象を欧州全域にまで広げている。

バルセロナのオフィス「ミドハウス」
バルセロナのオフィス「ミドハウス」

ミドハウスは、その名のとおりミドクラ社員にとっての「家」を目指している)シャワールーム:自転車や徒歩の通勤後、夏の時期の勤務中などにリフレッシュしてから仕事に取り組める)キッチン:食事を調理したり準備したりというだけでなく、仕事仲間との交流の場にもなる

「所属する勤務地は東京、ローザンヌ、バルセロナから選べますが、バルセロナという名前が出ると、いいね!と言われます。東欧や北欧には非常に優秀なエンジニアがたくさんいますが、価値を生み出す人材は、基本的にワークライフバランスをとても重視します。ですから、優秀な人材を確保したい場合には人件費を基準にするのではなく、会社の文化との相性が実はとても重要になります。日本企業のルールをそのまま持ち込んでいたら、優秀な人材は、みんないなくなると思います。モノカルチャーではなく、グローバルでフラットなカルチャーかどうか、それがとても大切なんです。私たちのバルセロナの拠点名は『Midohouse(ミドハウス)』といいます。社員が集まってリラックスしながら活発な議論ができる“家”を目指しているからです。私たちは社員とその家族をとても大切にしています。バルセロナという都市そのものが、そうした人と人のつながりを大切にするカルチャーの代名詞でもあるのです」。

バルセロナ

ミドクラのバルセロナのオフィスは「22@」というICT、メディア、医療、エネルギーなどの先端企業が集まる都市再生地区にある。
中央左手の高層ビルはフランスの著名な建築家ジャン・ヌーヴェルが設計した「トーレ・アグバール」。
噴き上がる水の形をイメージしているという。中央右手にはバルセロナデザインミュージアムも見える

midokura ミドクラ

社名Midokura Ibérica S.L.
設立2011年
社員数50人(2022年4月末時点)
事業内容エッジAIプラットフォームの開発
加藤 隆哉 氏

加藤 隆哉取締役会長共同創業者兼
代表取締役(ミドクラジャパン)

1965年生まれ。京都大学工学部卒。1991年コーポレイト・ディレクション入社。97年グロービス取締役グループCOO。99年ワークスアプリケーションズ非常勤取締役、グロービス・マネジメント・バンク代表取締役、2002年エイパックス・グロービス・パートナーズのパートナー&COO、05年サイバード代表取締役兼代表執行役員、06年CSKホールディングス執行役員、CSK-IS代表取締役副社長、08年ISAO代表取締役を経て、10年ミドクラ代表取締役、11年Mido Holdings Ltd.取締役会長。2019年6月、ソニーセミコンダクタソリューションズがミドクラを買収し現職

ミドクラ社内 イメージ
ミドクラ社内 イメージ

ミドクラがカタルーニャ州を選んだ 5つの理由

  • 1 事業のコア人材が居住する地だった
  • 2 高度IT人材の現地採用のしやすさ
  • 3 ワークライフバランスの最適地
  • 4 優秀な人材がいいね!という場所
  • 5 グローバルでフラットなカルチャー
カタルーニャ州 イメージ

カタルーニャ州を選ぶ 3つのポイント IT産業編

1 デジタル経済で成長するバルセロナ 世界的なMICE先進地、最先端企業が集まる22@ 1 デジタル経済で成長するバルセロナ 世界的なMICE先進地、最先端企業が集まる22@

過去2年以上にわたり、コロナ禍で多くの国際会議や国際見本市が中止やリモート開催となったが、バルセロナは世界でもトップクラスの国際イベントの開催地として知られるMICE(ビジネスイベント※1)先進地だ。

22年2月末から3月上旬にかけては世界最大規模のモバイル・通信見本市「MWC(旧モバイル・ワールド・コングレス)」および併催するスタートアップ関連のイベント「4YFN(4 Years From Now)」が、5月中旬には世界最大のオーディオビジュアル総合展「ISE(Integrated Systems Europe)」がリアルで開催された。11月中旬には世界最大級のスマートシティーイベント「Smart City Expo World Congress」もリアルでの開催を予定しており、バルセロナはデジタル技術産業に関する世界的なMICE開催地になっている。

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MWCは24年までバルセロナでの開催が決定しており、モバイル技術をはじめICT、スマートシティー、ゲームなどの世界的なイノベーションハブとして、バルセロナの地位向上は目覚ましい。

直近では、バルセロナ市の旧工業地帯を再開発して造成された「22@(ベインテドス・アロバ)」地区への最先端テクノロジー企業の誘致が盛んだ。バルセロナ市全体の約5%を占める約200ヘクタールの広大なエリアには01年以降、4500社以上が新しく入居し、その中にはAmazon、Cisco Systems、Meta Platforms(旧Facebook)、SAPなどICT関連のビッグネームが名を連ねている。

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カタルーニャ州には、デジタル経済関連企業※2が1万9000社以上あり、その売上高は290億ユーロ以上(州GDPの13.2%)に上る。従来のICTセクターのみならず、あらゆる産業がデジタル技術を活用することで新たな価値を生み出す“デジタル経済”がこの地でも拡大している。

※1MICE:企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字を使った造語

※2「デジタル経済関連企業」=ICT・通信、ゲーム、オーディオビジュアル、eコマース、スタートアップ、インダストリー4.0、スマートシティー、ICT関連エンジニアリング

2 優秀なプロフェッショナル人材が集結 生活の質の高さが優秀な人材を引き付ける 2 優秀なプロフェッショナル人材が集結 生活の質の高さが優秀な人材を引き付ける

カタルーニャ州は教育レベルの高い人材の宝庫だ。州内12大学では27万人の学生が学び(うち約半数が理工系)、英フィナンシャル・タイムズ(FT)が選ぶ「欧州ビジネススクールランキング2020(フルタイムMBA)」で4位のIESE(イエセ)や7位のESADE(エサデ)など、ビジネススクールも毎年優秀な人材を輩出している。

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カタルーニャ州は人口約778万人に対し、在外国人数は約126万人。外国籍人材の32%がITセクターに従事しており、世界中からハイレベルなプロフェッショナル人材が集まっている。なかでもバルセロナは「デジタル人材が選ぶ働きたい都市ランキング」でも世界第5位と人気の都市だ。地理的優位性や低コスト(賃金、オフィス・工場賃料、生活費などの国際都市比較での優位性)はもちろん、生活の質の高さが人気の理由だ。バルセロナはその生活の質の高さから定住率も高く、こうした優秀な人材が「デジタル経済」エコシステムの重要な担い手となっている(バンダイナムコエンターテインメントがバルセロナに進出した経緯は2021年のレポート「バンダイナムコが欧州市場向けモバイル事業拠点として選んだバルセロナ」を参照) 。

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デジタル人材は世界的に不足していると言われ、企業の競争力を左右する存在だ。バルセロナは、官民協働イニシアティブ「Barcelona Digital Talent」※3を設立。欧州有数のテックハブとして、専門人材育成講座の開催や海外からの優秀な人材誘致など世界でトップクラスの専門人材ネットワークの構築を目指し、これまで以上に取り組みを強化している。

※3https://barcelonadigitaltalent.com/en/

3 南欧最大のスタートアップハブ スタートアップの人気拠点 成長環境がスケールアップの好循環生む 3 南欧最大のスタートアップハブ スタートアップの人気拠点 成長環境がスケールアップの好循環生む

22年5月末時点で、カタルーニャ州政府が運営するデータベースには2000社のスタートアップが登録されている。データベースを立ち上げた2016年からみると約2倍に届く勢いで、今なお右肩上がりだ。

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カタルーニャ州政府はスタートアップへの手厚い支援を行っており、成長環境が整っていることが、実際にスケールアップにつながるという好循環を生んでいる。事実、欧州都市別スタートアップエコシステムランキングにおいてバルセロナは5位に、欧州都市別スケールアップ企業数では4位にランクインしている。

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その業種は多様であるが、約半数がAI&ビッグデータをはじめとしたディープテック関連だ。バルセロナ発の次期ユニコーンと言われている企業も15社に上る。17年から21年の5年間にカタルーニャのスタートアップが調達した投資総額は41億7800万ユーロに達し、21年は前年比246%増の14億7900万ユーロと過去最高を記録した。21年の大型投資20件のうち16件が海外ファンドからのものであり、州政府の支援に加え、海外投資家が非常に重要な役割を果たしていることが分かる。日本からもソフトバンクグループや楽天グループ、NTTグループなどが積極的に出資や買収などに参加している。

東洋紡がグローバル戦略を加速させる拠点として選んだカタルーニャ州 バンダイナムコが欧米市場向けモバイル事業拠点として選んだバルセロナ AGCのライフサイエンス事業の飛躍支えるプロビジネス人材の宝庫、カタルーニャ州

カタルーニャ州について

カタルーニャはスペイン経済の中心的存在。日本とスペインの間の輸出入の大きな割合を占める。日本に対する主要な輸出品目は自動車・自動車部品、化学・医薬品、ファッション製品、食品・飲料や豚肉など。その品質は日本市場で高い評価を受けている。カタルーニャには世界的に知られる研究開発機関も多く、日本との提携を推進・模索しているところも多い。

動画「カタルーニャ、全てが可能となる場所」
(2分50秒)

カタルーニャの
スペインにおけるポジション

  • スペインの人口に占める割合 16%
  • スペインのGDPに占める割合 20%
  • スペインの産業に占める割合 25%
  • スペインの対日輸出に占める割合 31%

ビジネスデータ

  • 在カタルーニャ外国企業数 8,908社(2021)
  • 外国投資額 177億8,000万ユーロ(2017-2021)
項目カタルーニャ
面積32,106km
人口770万人
GDP2,441億7,200万ユーロ
一人あたりGDP29,111ユーロ
工業GDP454億6,200万ユーロ
輸出805億ユーロ
輸入904億ユーロ
州都バルセロナ
言語カタルーニャ語/カスティーリャ語
平均気温17℃
降雨量725mm
出所:IDESCAT 2021

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