提供:デル・テクノロジーズ

ハイブリッドワーク時代の多様なニーズに応え、さらに進化を遂げた、デル・テクノロジーズのノートPC

(※)出典:IDC Worldwide Quarterly PC Tracker 2022 Q1 Share by Brand

長引く新型コロナウイルス禍の影響により、企業で働く従業員のワークスタイルはオフィスワークとテレワークを柔軟に組み合わせたハイブリッドワークが主流になりつつある。それとともに大きく変わったのが、業務に不可欠なPCの選び方。かつてのように働く場所で選ぶ時代は終わり、業務内容に最適な仕様で選ぶ時代へと切り替わろうとしている。そんなハイブリッドワーク時代の多様なニーズに応える製品開発に注力するデル・テクノロジーズは、2022年春に新しい法人向けノートPCの提供を開始した。独自の最先端技術やサステナブルな素材を随所に取り入れた新製品の特長について、日本国内の法人向けPC事業を担当する佐々木邦彦氏に話を聞いた。

国内PC市場で存在感を高める
デル・テクノロジーズ

 日本国内のPC市場は、Windows 7のサポート終了直前に駆け込みが急増した19年、コロナ禍によるテレワークの普及や文部科学省の「GIGAスクール構想」による学校への導入がけん引した20年と、2年連続で過去最高を記録した。21年はそれらの需要が一段落したこともあって出荷台数が大幅に減少し、22年もその傾向が続いている。

 とはいえ、需要が完全に止まったわけではない。コロナの感染状況が落ち着いて段階的なオフィスワークへの回帰が始まったこともあり、企業の間ではオフィスワークとテレワークを組み合わせたハイブリッドワークに対応できるPCの導入機運が高まっている。ただし、コロナ禍や世界情勢不安の影響による半導体不足、サプライチェーンの混乱は相変わらず続いており、せっかく製品を受注してもすぐに生産・出荷できずに商機を逃すPCメーカーも少なくない。

 そうしたなか、他社を尻目に徐々にシェアを拡大させているのがデル・テクノロジーズだ。調査会社IDCが発表した22年第1四半期のブランド別PC出荷台数では、同社の法人向けノートPC、およびワークステーションが国内第1位を獲得したことからも、好調ぶりがうかがえる。

 同社は、なぜ順調に製品の出荷を続けられるのか。佐々木氏は次のように説明する。

 「デル・テクノロジーズには独自のグローバルサプライチェーンがあり、製品に必要な部品・部材を潤沢に確保しています。また『すぐに新しいPCが欲しい』という要望に応えるために、人気の商品・構成を選んで国内倉庫に在庫を持つ『即納モデル』を用意し、注文が入った当日または翌日に出荷できる態勢を整えています。販売代理店からは、デル・テクノロジーズのPCなら短納期で入手できるという理由から、他社製品から当社製品に切り替えたお客さまもいると聞いています。日経コンピュータの顧客満足度調査、パートナー満足度調査でも第1位を獲得していることからも、お客さまやパートナー各社から一定の支持が得られていると考えています」(佐々木氏)

佐々木 邦彦 氏

デル・テクノロジーズ株式会社
クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品本部
フィールドマーケティング 部長

佐々木 邦彦

法人ノートPC ブランド別出荷台数日本NO.1達成

ワークステーション 出荷台数 世界No.1達成 18期達成

満足度調査 2021-2022デスクトップPC部門 4年連続1位

ワークステーション 出荷台数 日本No.1達成

モニター出荷台数 世界No.1達成

パートナー満足度調査2022 法人向けPC1位

図:市場から高い評価を得ているデル・テクノロジーズのPCとワークステーション

ハイブリッドワーク時代に
最適な新製品を投入

 このように堅調なビジネスを続けるデル・テクノロジーズは、22年4月に法人向けノートPC「Latitudeシリーズ」のラインアップを一新する新製品を発表した。最新の第12世代インテル® Core™ プロセッサー搭載インテル® Evo™ プラットフォーム、マイクロソフトの最新オペレーティングシステム「Windows 11」を搭載するなどの大幅な改良が加えられた新製品だが、開発にあたっては仕様よりも重視したことがあるという。それは、どのような業務に使用するのかによってPCを選べるように、豊富な製品の選択肢を用意することだ。

 「デル・テクノロジーズでは従来、PCユーザーのペルソナを『外勤型』『社内移動型』『オフィス中心型』『在宅型』という働く場所で分類し、それぞれに最適なPCを提供してきました。しかし、コロナ禍の影響によりハイブリッドワークが当たり前となるこれからの時代は、これまでのような製品ラインアップを続けてもユーザーのニーズを満たすことができません。そこで今回の製品からは、ビジネスをリードする『ビルダー』、社内外をつなぐ役割を果たす『コネクター』、特定業務の専門家である『スペシャリスト』、業務の現場で働く『プロデューサー』など、どんな業務をするかによってペルソナを設定し、その役割に応じて製品を選べるように、開発思想を大きく変えました」(佐々木氏)

 こうして生まれたのが、優れた生産性とインテリジェントなパフォーマンスを提供するプレミアムモデルの「Latitude 9430」からエントリーモデルの「Latitude 3330」までの8製品。このなかで、デル・テクノロジーズがとくに目玉となる新製品と位置付けているのが、1キログラム未満の超軽量を実現した13インチノートPC「Latitude 7330 Ultralight」だ。

1キログラムを切った超軽量の13インチノートPC「Latitude 7330 Ultralight」

図:1キログラムを切った超軽量の13インチノートPC「Latitude 7330 Ultralight」

 「Latitude 7330 Ultralightは、マグネシウム合金を筐体(きょうたい)に採用するなどして大幅な軽量化を図ったノートPCです。1キログラムを切る超軽量PCに対する日本企業のニーズが高いことを日本法人から米国の開発部門へ熱心に伝え、ようやくお届けできるようになりました。国内PC市場では後発になりますが、耐衝撃性など米国防総省の調達基準『MIL規格』に対応し、ブルーライト低減パネルやAI(人工知能)ソフトウェア『Dell Optimizer』を搭載するなど、他社とは一線を画す製品に仕上がっています」(佐々木氏)

 とくにLatitudeシリーズの大きな特長となっているのが、Dell Optimizerだ。今回の新製品からは、よそ見や背後からののぞき見を検知してパネルを自動的にフィルターで隠す「インテリジェントプライバシー」機能が追加された。ユーザーの着席と離席をセンサーで読み取って自動的にログインする「エクスプレスサインイン」、有線・無線ネットワークを同時に利用してダウンロードを高速化する「エクスプレスコネクト」、残充電ゼロから80%までわずか40分で急速充電する「エクスプレスチャージ」、自分と相手の声以外のバックグラウンドノイズを除去できる「インテリジェントオーディオ」などの機能も、引き続き搭載されている。

 Latitudeシリーズ以外にも、高性能と可搬性を両立させたモバイル・ワークステーション「Dell Precision 5470」を22年4月に発表した。同製品は14インチのブルーライト低減パネルを内蔵した薄型・軽量が特長だが、第12世代インテル® Core™ i9 プロセッサーやNVIDIA RTX A1000グラフィックスなども搭載できる本格派のワークステーションだ。

図:軽量でパワフルな14インチモバイル・ワークステーション「Precision 5470」

図:軽量でパワフルな14インチモバイル・ワークステーション「Precision 5470」

サステナビリティーへの
取り組みにも注目

 デル・テクノロジーズのPCには、さらに大きな特長がある。それはサステナビリティーへの取り組みに力を入れていることだ。

 「デル・テクノロジーズは30年までに『お客さまが購入された製品1個につき、同等量の製品をリユース・リサイクルする』『製品の50%以上にリサイクル素材や再生可能な素材を使用する』『梱包箱に100%リサイクル素材または再生可能な素材を使用する』ことを目標にした『2030ムーンショットゴール』を掲げ、50年までに温室効果ガス排出量を正味ゼロにすることを目指しています。こうしたサステナビリティーへの取り組みは、08年に再生プラスチックをPC筐体に使用したことから始まり、これまでに再生炭素繊維や再生海洋プラスチック、バイオプラスチックの使用、レアアースやアルミニウムのリサイクルなどの取り組みを進めてきました」(佐々木氏)

 今回の新製品にも、底面部に植物由来のバイオプラスチック素材、バッテリーフレームに再生プラスチック素材が使用されている。梱包箱も一新され、100%リサイクル素材から作ったものに変更された。このほか、製品ライフサイクル終了後の再利用やリサイクルがしやすいように、製品分解が容易な設計が随所に取り入れられている。

 「2030ムーンショットゴールのうち、『梱包箱に100%リサイクル素材または再生可能な素材を使用する』という目標はすでに達成できました。現在もPC本体にリサイクル素材や再生可能な素材の使用を増やすための研究開発を続けています。こうしたデル・テクノロジーズのサステナビリティーへの取り組みは、お客さま企業が目指すSDGs(持続可能な開発目標)の達成にも貢献するものです」(佐々木氏)

 最近は、デル・テクノロジーズのサステナビリティーへの取り組みを評価し、製品を選定する企業も増えているという。サステナビリティーを推進する企業は、デル・テクノロジーズ製品の導入を検討してみてはいかがだろうか。

図:デル・テクノロジーズが実践する製品分解を容易にするための設計原則

図:デル・テクノロジーズが実践する製品分解を容易にするための設計原則

バナー:プレミアムモバイル「Latitude 7330 Ultralight」

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