提供:ダイワボウ情報システム株式会社

ITで日本全国のビジネスをつなぎ、地域をつなぎ、人をつなぐITで日本全国のビジネスをつなぎ、地域をつなぎ、人をつなぐ

  • 白木 宏明
    情報戦略部 DX推進課 係長
  • 番匠谷 しのぶ
    人事部 人材開発課 係長
  • 岩田 茜
    東東京営業部
    東東京第1支店 係長
  • 長崎 快
    クラウド・アプリケーション販売推進部
    クラウドグループ 課長代理
(左上から)
白木 宏明、番匠谷 しのぶ、岩田 茜、長崎 快
※社員の部署・役職は取材当時のものです。

国内最大級のIT(情報技術)専門商社として、北海道から沖縄まで94の拠点を構えるダイワボウ情報システム。大企業から地域の小学校まで、全国の様々なニーズや課題に寄り添い、240万点もの幅広いIT商品を組み合わせ、日本のビジネスや教育のシステムの進化に大きく貢献している。様々な部署の仕事を通じて、ビジネスと地域、そして人をつないできた4人の社員の奮闘の日々を紹介する。

Case01.「人生で一番…」を何度も経験できる多彩な職場Case01.「人生で一番…」を何度も経験できる多彩な職場

番匠谷 しのぶ氏番匠谷 しのぶ氏
人事部 人材開発課 係長 番匠谷 しのぶ

見えない顧客に思いをはせる

私はいま人材開発課で新卒採用をメインで担当していますが、ダイワボウ情報システムでの「人生で一番」という様々な経験を多くの若者たちと共有したいという思いを持って面接に臨んでいます。

新卒で入社した私はまずマーケティングを行うグループに配属され、会社が注力する商品の販売パートナーへのプロモーションや拡販の仕組みづくりに携わりました。そこで学んだことは「営業担当者や販売パートナー、その先のエンドユーザー様の困りごとを知りたいと思う」ことの大切さです。ディストリビューターである当社はオリジナル商品があるものの、基本的にはメーカーから商品を仕入れ、全国各地の販売パートナーを通じて企業や自治体・学校、団体組織などへ販売することが基本的な役割です。私は市場動向を見据え、今後ニーズが拡大しそうなプロダクトに着目し、販売パートナーやエンドユーザーが抱える課題にアプローチできるよう施策の立案、現場への推進、効果検証を繰り返しました。情報を分かりやすく伝える大切さ、特にどうしたら相手の興味を喚起させられるか、と常に考えていました。自社のWeb企画も担当するようになり、一方的な情報発信ではなく、市場のニーズや企業や団体組織が抱える課題の変化に沿った情報提供をより一層心掛けるようになりました。これは「人生で一番、見えない相手に思いをはせた経験」でした。

ITが求められる現場のことを知りたいという思いが実現したのが入社7年目に営業部に配属された時でした。実際の営業活動は初めての経験で不安がいっぱいでしたが、先輩だけでなく後輩にも教わりながらパソコンやサーバー、ネットワーク機器、ソフトウェアなど幅広い商品をお客様へご提案していました。日本を代表する観光名所向けデジタルサイネージ(電子看板)の案件相談をいただいた時は、外国人観光客たちのお役に立てるのかと想像するだけでワクワクしたのを覚えています。

ただ、実際のビジネスは人と人の関係が大きく影響します。そのことを痛感する機会もいくつかありました。小さなミスでも信頼を失えば、関係を修復するのには多大な労力と時間が必要でした。「人生で一番の大きな失敗」をしたのもこの時期です。ただひたすらにお客様の元に通い続け、お客様のご意見を真摯に受け止め、どうすればマイナスをプラスに変えられるかヒアリングを重ねました。その内容を上司や同僚にも相談しながら、何とかお客様にご納得いただくことができ、お客様に再度信頼していただけるようになりました。失敗があっても誠実に取り組めばさらにビジネスが広がるチャンスがあるのだと気付くことができた貴重な経験です。

困難すら楽しむ社風が
必ず前を向かせてくれる

大阪出身の私は最初の配属で東京勤務になったことで「人生で一番楽しい独り暮らし」も経験することができました。同期や先輩たちに支えられ、休日にはみんなで海やスノーボード、ゴルフなどに出かけました。仕事の相談相手にも困らないので、ストレスを抱えたままになることもなく、振り返るといつも成長を実感できる環境にいられたと思います。

いまは大阪本社の人事部門に移動し、新卒採用をメインに、障がい者雇用や社員寮の管理、社員旅行など幅広く担当しています。この仕事の醍醐味は、採用に関わった人々と出会う機会が多く、彼らの活躍や成長が垣間見えることです。当社では、失敗したりつまずいたりした時には、様々な方法でそれを支えてくれる人々が周りにいて、困難すら楽しむ社風が必ず彼らを前に向かせてくれます。

全国に94拠点がある大きな企業でありながら、もっと知名度が高まってほしいと感じています。採用に関わった若い人々がこれからITで社会を便利で豊かな姿に変えていくことで、その名が浸透していくと信じています。そしてそれはきっと「人生で一番大きな夢がかなった」ことになるはずです。

DISの事業スケール その1DISの事業スケール その1

Case02.DXの真価を見極め、社会の進化に貢献したいCase02.DXの真価を見極め、社会の進化に貢献したい

白木 宏明氏白木 宏明氏
情報戦略部 DX推進課 係長 白木 宏明

ビジネス視点で初めて見た故郷

新卒で出身地だった広島に配属が決まったのですが、仕事の視点で見た故郷は見慣れたものとはまったく違っていました。そこにはグローバルに活躍する大手メーカーが存在し、サプライチェーンを含めたその動向が地域経済に大きく影響する一方で、非常に多くの中小企業が様々な経営課題を抱えながら事業を行っている状況を目の当たりにしました。

入社5年目には産学官連携による小中学校の普通教室でのICT(情報通信技術)活用推進実証研究に販売パートナーと共に取り組みました。新しい時代のICT教育の在り方として教育用タブレットPCや電子黒板、デジタル教材等を活用した授業方法や教育の情報化の必要性等を教育委員会や学校の先生方に提案し、一緒に実証授業の準備をして、実際の授業に立ち合うこともできました。子どもたちがキラキラした目でタブレットPCを用いて勉強していた姿をいまでも思い出します。社会の大きな変革が始まる瞬間に立ち合えたのだと感動を覚えました。

また、東日本大震災後には、学校は地域の重要な防災拠点となる観点から平時は児童・生徒の授業利用として、被災時には地域住民の災害利用として、目的に応じその設定を瞬時に遠隔から切り替えられるようなタブレットPCとWi-Fi環境整備を提案し採用されました。それは初めて社会貢献とビジネス創出の両方を肌で感じた瞬間です。

街や地域の未来を捉えた
価値ある提案へ

入社して7、8年が経った頃にはマーケティングの視点も備わり、中国エリアの地域産業の景況感や市場動向などを調査し、業務効率化や生産性向上のために必要と思われるあらゆる提案を販売パートナーと共に考えました。振り返ると、この時期には一方的な提案ではなく、エンドユーザーの企業課題や地域課題、販売パートナーのビジネス成長といった未来の姿を意識した提案へと進化していったと思います。

そうした手応えを感じていた頃、東京のマーケティングを行う部署への配属が決まり、当社が主催するICT総合展示会「DIS ICT EXPO」や「DISわぁるど」等のイベントを活用したプロモーション企画を担当することになりました。日本ではデジタル化は進んできたものの、デジタルトランスフォーメーション(DX)は遅々として進まない状況です。私は営業現場での経験も生かし、中央省庁や先進的な取り組みをしている自治体の政策担当者、スタートアップ企業や有識者にDX訴求の企画提案を行い、様々な課題を抱える地域社会や地場産業をDXで成長させる方法や、それを販売パートナーがマネタイズしビジネス化する方法などを、セミナーを通じて共に訴求するなどしました。イベントプロモーションを展開した結果、その後のエンドユーザーや販売パートナーの具体的な取り組みにもつながっています。

2023年4月からは新設されたDX推進課の立ち上げメンバーとして企業のDX推進を支援しています。主に人材不足という課題に向き合い、新規事業でもあるIT/DX人材を育成するための教育支援サービスを企画・推進しています。企業の経営層と商談をして人材育成プランの策定を支援することもあり、コンサルティング営業のような提案も行います。

その中で感じるのは、特に地方の中小企業にとってはIT/DX人材育成の相談先が非常に少ないということです。地域の販売パートナーがその相談先となるような新しいビジネスモデルを弊社が確立できれば、日本全体の課題解決にもつながっていくのではないでしょうか。また、今後はAI(人工知能)を活用した自社サービスの開発、新規事業化も企画していきたいと考えています。

これからは、パートナービジネスに新しい価値を生み出せるような新規事業の企画・推進を通じて、DX本来の目的である販売パートナーを含むその先のあらゆる企業のビジネスモデル変革をサポートしていけるようになりたいと思っています。その動きが、10年後、20年後の日本の社会のより良い変革につながっていくと信じています。

DISの事業スケール その2DISの事業スケール その2
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