創業130周年のダンヒルからメゾンの起源に根ざした
レザーコレクション登場
英国のラグジュアリーメンズブランド、ダンヒルが今年で130周年を迎えた。
「1893ハーネス コレクション」は、この節目を祝ってリリースされるもの。
メゾンの起源に根ざしつつ、現代をスマートに生きる紳士にふさわしい
特別なコレクションを完成させている。
馬具づくりから始まった
名門ダンヒルの歴史
ウェアからレザーグッズ、そしてアクセサリーに至るまで男性向けのラグジュアリーなアイテムを総合的に扱うダンヒルだが、その出発点は馬具づくりということをご存じだろうか。
創業者アルフレッド・ダンヒルは、1880年代に馬具製造業をしていた父の元で働き始め、1893年に若干21歳で家業を継ぐ。そして新たに自分の名前で会社を設立したのがブランドの起源だ。ダンヒルのレザーグッズは素材や仕立てがとびきり上質なことで知られるが、それはこの背景に負うところが大きい。
そんなダンヒルが今日の地位を築くことができたのは、アルフレッドが優れたアイデアマンだったからだ。彼は交通の主流が幌馬車から自動車に変わることを見越し、自動車用アクセサリーや小物の販売を思いつく。そして、この新しいビジネスを「ダンヒル モートリティーズ」と登録。“自動車以外のものすべて”をモットーとした同社の店舗には車のヘッドライトやホーンとともに、ダンヒル製のレザーコートやラゲージ、毛皮のグローブなど幅広いアイテムが並んだ。


創業者アルフレッドはイギリスで自動車をいち早く所有した一人。だからこそ自動車愛好家たちが真に求める品々を提供できた。
写真:ダンヒルのロンドン第1号店、:自動車関連製品に注力していた時代の広告、:アーカイブのレザーカーコート
そこには懐中時計を専用ケースに収めた「ダッシュボードクロック」、遠くにいる警官をいち早く発見するための双眼鏡「ボビーファインダー」、運転しながら喫煙しても灰や火の粉の飛ばない「ウィンドシールドパイプ(風除けのついたパイプ)」など、アルフレッドの発明によるウィットに富んだ品々もあり、モノにこだわりがある自動車愛好家たちを大いに魅了した。
1907年にはロンドンの最もファッショナブルな通りのひとつであるジャーミンストリートにブティックをオープン。機能的にして高品質、そして遊び心あふれる男の嗜好品をさらに多彩に扱うようになった。ブティックの高いホスピタリティーを気に入り、かのウィンストン・チャーチルも長年の顧客だったことは有名だ。
やがてブランドの名声はヨーロッパ全土、そしてアメリカにも広まっていく。1968年には東京に初出店を果たした。馬具づくりから始まったダンヒルは、こうして世界中の紳士が愛するメンズラグジュアリーアイテムの殿堂へと成長してきたのだ。
伝統を再定義した
1893ハーネス コレクションとは
ブランド130周年の節目に誕生した「1893ハーネス コレクション」は、馬具づくりの頃から変わらぬクラフツマンシップと、常に時代の紳士の要望に応えてラグジュアリーなアイテムを提案してきた革新性を見事に融合している。
まず目を見張るのが素材の上質さだ。使用するレザーはセミアニリン仕上げのカーフ。ブラック一色ながら、メインに使用するのは自然なシボ感を強調したフルグレインレザー、ハンドルやトリミングなどはスムースレザーとして、さりげなくコントラストをつけているのもいい。


ストレッチ ウール ガーズ トラウザー(100,100円)、以上すべて ダンヒル
重厚で高級感のある金具も目を引く。これらは馬具の金具からインスパイアされており、丸みを帯びた形状は馬を傷つけないように配慮した当時の設計に基づく。機能的なのはもちろん、バッグ全体のアイコニックなアクセントとなっており、上質なレザーを一層格調高く見せる効果も発揮している。
ここで紹介した「1893ハーネス イースト/ウエスト トート」は、そんなコレクションを代表するモデルだ。ビジネスで使うのならトートはレザー素材のものがシックに持てていいが、こちらは見るからに別格のラグジュアリーさをたたえる。そして、じつに機能的だ。
ストレッチ ウール ガーズ トラウザー(100,100円)、以上すべて ダンヒル
ハンドルは肩掛けがスマートに決まるよう長めの設定。じつは下方にも持ち手のあるデュアルハンドル仕様となっており、下を持てばブリーフバッグ的に携えることができる。
メイン室は、ノートPCや大切な書類をしまうのに丁度いいサイズのレザーフォリオで仕切られている。このレザーフォリオはボタンで取り外すことができ、フルサイズでも、折り曲げても使用できる。会議室への移動、あるいは近場のカフェで休憩がてら雑務をこなすようなときに携えるクラッチバッグとして重宝しそうだ。


ユニフォーム ラグ チェルシー ブーツ(参考商品)、以上すべて ダンヒル
もちろん、この1893ハーネス イースト/ウエスト トートは、休日のアクティブなスタイルの格上げにも効く。十分な容量があるため、短期の旅行にも活躍するはずだ。
伝統を踏まえつつ、現代のライフスタイルに合致する洗練と機能をしっかり備えた傑作トートバッグだ。


W40×H30×D15cm
368,500円 詳細はこちら ▶
ルックスと機能を
兼ね備えたブリーフが
いつものスーツ姿をモダンに
職場のドレスコードがずいぶんと緩和された今日だが、ビジネスマンの正統的なスタイルはスーツ。そこには、やはりレザーのブリーフバックが一番しっくりなじむ。
とはいえ昔ながらの重たくて硬いレザーブリーフは、アクティブなビジネスマンにはそぐわない。今らしい軽快な仕立てのスーツとの相性もいまひとつだ。
そこでおすすめしたいのがこちらの「1893ハーネス シングル ドキュメント ケース」だ。一見クラシックなブリーフだが、フルグレインレザーとスムースレザーの質感のコントラストを効かせた、ぜいたくな素材使いや、やや丸みを帯びた形状がモダンな雰囲気を発散している。


スマートなシルエットだが、パッド入りのラップトップコンパートネントをはじめ収納スペースも充実している。天部のジップを両サイドまで回り込ませたことで口が大きく開き、荷物の出し入れがしやすい機能的な設計も魅力だ。付属のショルダーストラップで、肩掛けや斜め掛けができるのもポイント。ちなみにストラップを接続する金具はブリーフのサイドではなく、表と裏に配しているため、身体へのフィット感も高い。


現代のビズスタイルに映えるルックスと機能性を兼備したレザーブリーフをお探しなら、間違いなくこれが最高の選択となるだろう。


SINGLE DOCUMENT CASE フルグレインカーフレザー、イタリア製
W38×H25×D6.5cm
287,100円 詳細はこちら ▶
こだわりある
大人の嗜好に合致する
バックパックの模範解答
最近は両手をフリーにできるバックパックで通勤する人が増えているが、なかなか大人の嗜好に合致する洗練されたデザインのものはない。その点「1893ハーネス パックパック」は秀逸だ。
上質なフルグレインカーフレザーをふんだんに用いたことで高級感満点。馬具のディテールを巧みに取り入れたデザインと相まって、背負った時の後ろ姿を確実にスタイリッシュに見せる。カーフレザーの柔らかさと形を保持するために施されたプリーツも、仕立ての良さを物語る絶好のアクセントになっている。


もちろんラップトップコンパーネントを装備するなど、ビジネスシーンでの使い勝手も十二分に考慮。上部のレザー製ハンドルで手持ちもできるため、得意先を訪れて、バックパックを肩から下ろしたときに、品を保てるのもうれしい。
この1893ハーネス パックパックのデザインなら、仕事だけでなく週末のお出かけや旅行に使用してもシックに決まるだろう。機能だけならアウトドアやスポーツ系のバックパックもいいが、格上のセンスを見つけたいなら、やはりダンヒルが正解だ。


W32×H40×D15cm
320,100円 詳細はこちら ▶
1893ハーネス コレクション
LINE UP
「1893ハーネス コレクション」は、今回紹介したアイテム以外にも多彩なラインナップを用意している。もちろん、どのアイテムにも伝統を大事にしつつ革新を続けてきたダンヒルらしさが息づき、機能性も高い。ぜひ手にとって、その完成度を確かめてほしい。

W32×H24.5×D11cm
237,600円 詳細はこちら ▶

W24×H16.5×D5cm
179,300円 詳細はこちら ▶

W31×H14×D7.5cm
204,600円 詳細はこちら ▶

W31×H21×D5.5cm
130,900円 詳細はこちら ▶

SMOOTH LEATHER ブラックスムースレザー、イタリア製
48,400円 詳細はこちら ▶

W19.5×H9.5×D1cm
81,400円 詳細はこちら ▶

BUSINESS CARD CASE フルグレインカーフレザー、イタリア製
W8×H11×D1.5cm
45,100円 詳細はこちら ▶

4CC & CP BILLFOLD フルグレインカーフレザー、イタリア製
W10.5×H9×D2.5cm
69,300円 詳細はこちら ▶
価格はすべて税込みです