番組概要

「日常がエンタメになる！まちごとホテル」

紹介企業：クジラ

町工場が多く、ものづくりの町として知られる大阪府東大阪市。その昔ながらの商店街に今、多くの外国人観光客が訪れている。目当ては、洋品店の跡地にオープンした「SEKAI HOTEL」だ。コンセプトは「まちごとホテル」。泊まるのは、商店街に点在する空き店舗をリノベーションした客室だ。朝食や夕食は商店街や周辺の店でとり、入浴は地元の銭湯へ。提携する店では、割引などの特典もある。チェコから初めて日本に来たというマルコさんは、このホテルを選んだ理由について「なるべく都会から遠く離れた場所をと思って。都会より静かでローカルな暮らしがある、“ホンモノ”がある場所に来てみたかった」と語る。SEKAI HOTELを2017年に立ち上げたクジラの矢野浩一社長は「旅先の日常に溶け込んでもらえるような、この町に来てこの町でしかできないことをした、みたいな体験をして帰ってもらう。そのための客室だし、そのための分散だし、そのための町を歩いて楽しんでもらうっていうことなんです」と言い、今後、全国20カ所への展開を目指している。

「富裕層が殺到！超プレミアム体験ツアー」

紹介企業：ディーパートラベル

今、外国人観光客から予約が殺到するサービスがある。それが「Deeper Japan」だ。相撲部屋の稽古を見学できるツアーや九谷焼の熟練職人からマンツーマンで教えてもらえるものなど、希少な体験を提供。しかも知識豊富な通訳ガイドが同行し、工程の説明だけでなく文化の背景や職人の美意識なども丁寧に伝えてくれる。このサービスを運営するのが、ディーパートラベルだ。社長の石川光さんは、他ではできない体験ツアーを開拓するため日本全国を飛び回り、第一線で活躍する職人と交渉。交渉がまとまると、事前に外国人のモニターに体験してもらいながら内容を詰めていく。相撲見学は1人およそ3万円、刀鍛冶体験は1人7万円ほどと、どのツアーも高額。だが石川社長は「プロの方にお願いしてやっているので、今の金額でも全然安いと言われています」と自信を見せる。近々、体験ツアーを開始する予定の加賀友禅作家、毎田仁嗣さんは「友禅の可能性もまだまだ広がっていくのかな」と言い、外国人からの新鮮な反応が新たな創作につながることにも期待を膨らませている。