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島田 由香

考えてほしいのは、枠でなくワクワク

Yuka Shimada
株式会社YeeY 共同創業者/代表取締役
アステリア株式会社 CWO(Chief Well-being Officer)

好きで得意なことをやれば
社会は良くなる

今年の7月から『雇われない』働き方を選んでいます。自分の時間とエネルギーを使いたいと魂が感じる4つのことが明確になったからです。あまり好きではないけどやれてしまうことに自分の時間とエネルギーを使っている暇はないと感じる気持ちが強くなりました。明日死ぬかもしれない、と思って生きています。私たちは生まれた瞬間から死に向かって生きているから、今この瞬間を生きることに夢中な人生を送ろうとしています。

小さい頃から『人』に興味があった私が大学卒業後に選んだ仕事は『人事』。宇宙で一番面白い仕事だと思っています。企業で組織人事に関わって26年がたちます。この間、実に多くの経験をさせてもらい、充実した時間を送ることができているのは好きなこと・得意なこと(スキトク)を仕事にしたからだと考えています。好きで得意なことをやっていたらうまくいく、とずっと言い続けてきましたし、自身もやり続けてきています。世の全ての人がスキトクしていたら、それぞれの強みと能力が存分に発揮され社会がより良く変わることにつながると本気で信じています。

笑顔で自分らしく生き、
豊かな人生を

『私』が生み出した変化で、社会を変えるきっかけになったのではないかと思うものもいくつかあります。それらを振り返ってみると、そこには共通したあることが存在していることに気づきます。それは『本気』です。

私は、働き方から日本をより良く変えることに本気です。仕事とは、辛く厳しく大変で歯を食いしばってやるものだ、という思い込みがあるように思います。私たちはもっと仕事を楽しみ、もっと楽により良い人生を送ることができると思うのです。仕事は人生における自己表現の大切な場なのだから。このことに本気だから、2016年に働く場所と時間の制限を無くした新しい働き方WAA(Work from Anywhere and Anytime)を制度として展開しました。WAAを創ったことは、リモートワークやワーケーションの加速にちょっとは貢献しているのではないかと思っています。

全ての人が笑顔で自分らしく生き、豊かな人生を送ることができる社会を私は創りたくて生きています。そのために、どうか枠じゃなくてワクワクを考えてほしいと思います。見えない枠を無意識に自分に人にはめてしまっていませんか? 考えてほしいのはワクワク、そう好きで得意なこと。ワクが2つになっている社会を創るために、今日も私はワクワク生きています。