時代を拓くスイスの名門 ロンジン マスターコレクション

街中が華やかな光に包まれる、2021年のホリデーシーズンがやってきた。そして迎える2022年は、ようやく新しい時代が始まりそうだ。
 もちろん全てが元通りということにはならないだろう。新しい生活様式のなかでは誰と時間を共有し、何に時間を割くか。そういったタイムマネジメントが、これまで以上に大切になるはずだ。
 そうであるなら、限られた時間のなかでクオリティー オブ ライフを高めるような小さな喜びを探したい。「ロンジン マスターコレクション」は、美しく端正なデザインのなかに、ぽっかりと月を浮かべるロマンチックなムーンフェイズ機構を組み込んでいて、新しい時代を楽しむ感性をアップデートしてくれる時計がそろっている。まさに、これからの新しい時代にこそふさわしい、豊かな時を刻む時計だ。

1 時代の変革期に大きく発展したロンジンのエレガンス

20世紀初頭のロンジンの時計工場を描いた絵葉書

ロンジンは1832年の創業から現在に至るまで一貫して、スイスのジュラ山脈の山あいにある小さな村、
サンティミエに社屋を構えている。写真は20世紀初頭のロンジンの時計工場を描いた絵葉書

1832年に創業したロンジンは、66年にスイスのサンティミエという街に“スイス初の時計工場”を設立する。それまでの時計産業は、個々の工房でパーツを製作し、それを集めて会社で組み立てるのが主流だった。しかし、ロンジンでは材料加工からパーツ製造、組み立てなどの工程を1カ所で行う近代的な時計製造工場を立ち上げたのだ。

高品質の時計を効率よく製造できる体制を整えたロンジンは、優れた時計を次々と開発するようになる。特に腕時計時代の始まりとなった20世紀初頭は、ロンジンの先進性が発揮された時代となった。1905年に初の男性用腕時計を、09年には女性用腕時計を発表。当時流行していた“力強い直線と優美な曲線を組み合わせる”アールデコ様式のエレガントなドレスウオッチが人気を博した。

アルベルト・アインシュタイン

天才物理学者アルベルト・アインシュタイン(1879~1955)は、アールデコ様式の定番である優美なトノー(樽)型ケースのロンジンの腕時計(1929年製)を愛用していた。これはアメリカの知人から贈られたものだという。裏ぶたには「PROF. ALBERT EINSTEIN LOS ANGELES FEB.15.1931」と刻印されている

その先進的で美しい腕時計は、弱冠26歳で特殊相対性理論を発表した物理学者のアルベルト・アインシュタインや、大実業家であり、飛行士でもあり、映画製作も行っていた鬼才ハワード・ヒューズ、そして西郷隆盛といった時代の改革者からも愛されてきた。当時の高性能ムーブメントを搭載した美しいロンジンの腕時計は、まさに新時代の幕開けにふさわしい時計だったのだ。

ロンジンは現在もサンティミエの同じ場所に工場があり、100年以上前と変わらぬ信念で時計作りを行っている。いつしか先進性は伝統となって、その伝統が現代へと継承されている。

ハワード・ヒューズ 西郷隆盛提供:アフロ

(左)飛行機に魅せられた実業家のハワード・ヒューズ(1905~76)は、空を飛ぶだけで満足できず、航空機の開発を始めたり、大手航空会社を買収したりと、とにかくスケールの大きな男だった。パイロットウオッチの名門としても名高いロンジンを、彼が愛用したのは当然だろう
(右)明治維新の指導者として知られる西郷隆盛(1828〜77)もロンジンの懐中時計を愛用していた。維新の功績を称えるため、薩摩藩12代藩主の島津忠義から贈られたものと伝えられている

2 ビジネスシーンにおける正しい自己演出とは

リモートワークやフリーアドレスなど新しい仕事のスタイルが広がりつつあるように、ビジネスにおけるファッションスタイルも徐々に自由度が広がっている。スーツを着る機会も、以前に比べれば減っているだろう。しかし、ビジネスの場で着用する時計を考えると、やはり王道のセンター3針モデルこそが最良であることに変わりはない。

ビジネスウオッチというのは名刺のようなものだ。あまりにも華美であったり、主張が強すぎたりするのは考えものである。端正で知的な雰囲気の時計をつけるというのは、ビジネスシーンにおける正しい自己演出になるだろう。

しかも、ロンジン マスターコレクションの深みがあるブルーダイヤルなら、手元にさりげなくアクセントを加えてくれる。メンズファッションと相性の良い色であるだけでなく、ドレスウオッチに用いられる伝統的なリーフ型の針の美しさも際立つ。ドレッシーなデザインだが、メタルブレスレットを合わせれば、はつらつとした雰囲気も加わる。これから新しい時代へと立ち向かうビジネスマンの腕には、よく似合うだろう。

L2.909.4.92.6

ロンジン マスターコレクション L2.909.4.92.6 詳細はこちら ▶ ジャケット 24万2000円/カナーリ(コロネット☎03-5216-6521)
シャツ 4万7300円/ヤコブ コーエン(ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店☎03-3405-0852)

美しい時計は、よい空気感をつくる

TPOに合わせてファッションのコーディネートを変えるように、時計も変えていくというのが最近の時計上級者の楽しみ方になっている。もちろん全てが高額なモデルである必要はない。休日はカジュアルなスポーツウオッチを選んだり、差し色としてポップな発色のアクセサリーウオッチを選んだりと自由に時計を楽しむ時代になっている。

そういう点では、時計は実用品というよりも趣味性の高い嗜好品になりつつあるともいえるだろう。特にロンジン マスターコレクションのクロノグラフは、折り重なる針や複雑なメカニズムを愛でる喜びが深い時計。ビジネスシーンだけでなく、ゆったりと時間が流れる休日にも似合う、ぜいたくな時計でもある。

ダイヤルは美しいブルー。レザーストラップも同系色で、かなり存在感がある。きれいなニットをさらりと合わせるだけでも、手元に心地よいアクセントが生まれるだろう。

美しい時計は、それだけでもよい空気感をつくる。ロンジン マスターコレクションは、まさに自分へのご褒美として選ぶのに最適な1本だ。

L2.673.4.92.0

ロンジン マスターコレクション L2.673.4.92.0 詳細はこちら ▶ ニット 2万7500円/フィリッポ デ ローレンティス(トヨダトレーディング プレスルーム☎03-5350-5567)

3 人生に彩りを与えてくれるムーンフェイズの時計

L2.909.4.92.6

スタイリッシュなサンレイ(太陽光のような筋目模様)ブルーの文字盤に、伝統的なリーフ(葉)型の針、シンプルなバーインデックス、ムーンフェイズ(6時位置)が配され、それらが見事に調和している。ロンジンならではのクラシックなエレガンスがひときわ強く感じられるモデルで、オンからオフまで幅広いシーンで身に着けられる
ロンジン マスターコレクション L2.909.4.92.6 詳細はこちら ▶

美しいデザインと先進性で愛されてきたロンジン。その伝統を色濃く残しているのが、ロンジンのフラッグシップラインのロンジン マスターコレクションである。柔らかな曲線を描くラウンドケースは時計デザインの定番であり、シンプルな3針モデルはまさに王道だ。しかし、ここに一つの機構を加えると、途端に知的好奇心をさらに刺激する時計になる。それが「ムーンフェイズ」機構だ。

古代の天文学者は、規則的に繰り返す月の満ち欠けを観測して、約30日という周期と、この周期が12回繰り返すと同じ季節が巡ってくることを知った。そして、そこから1カ月や1年という暦を作った。つまり、夜空に浮かぶ月は大きなカレンダーでもあったのだ。

ムーンフェイズ機構は、この月の満ち欠けを回転ディスクで表現している。現代人にとっては月の満ち欠けは重要な情報ではないだろう。しかし「今日は満月か……」と夜空をふと眺めるという、ちょっとした何でもない瞬間が実は心を休める時間にもなる。

しかも、このモデルは深みのあるブルーダイヤルなので、宵の口の空に月が浮かぶ……なんて、ロマンチックな情景も脳裏に浮かんでくる。時計は時間を示すものだが、人生という時間に彩りを与えてくれるものでもある。

L2.673.4.92.0

ロンジン マスターコレクションの最高峰モデル。光によって異なる表情を見せるサンレイ(太陽光のような筋目模様)加工のエレガントなブルーの文字盤に、ムーンフェイズ(6時位置)、月と曜日の小窓表示に針式で日付を示すフルカレンダー(12時位置)、24時間計とスモ―ルセコンド(9時位置)などの複雑機構を配する。ロンジンの高い技術力とデザイン力を象徴するモデル
ロンジン マスターコレクション L2.673.4.92.0 詳細はこちら ▶

クロノグラフが表現する心を豊かにしてくれる時間

流れる時を操作するクロノグラフも、知的好奇心を刺激する機構だ。ロンジンでは1878年からクロノグラフを製造し、スポーツ計時の名門としても知られている。

多くの細かいパーツが寸分の誤差もなく作動することで時間を計測するクロノグラフは、高度な技術が求められる複雑機構だが、たくさんの針が動くダイヤルを見るだけでも楽しい。ロンジン マスターコレクションのクロノグラフは、小窓表示の月と曜日に針式の日付というフルカレンダー表示を組み合わせ、さらに6時位置にはムーンフェイズも収めるという複雑で立体的な時計になっている。クロノグラフ機構の作動にはコラムホイールというパーツを使っているため、プッシュボタンを押した時の感触もカチッと軽やかで心地よい。

L2.673.4.92.0

クロノグラフは、その複雑なメカニズムを視覚と触覚で楽しむ機構である。趣味的な要素が強いからこそ、身に着けるだけでなく、時計を愛でるという楽しさもある。

多忙な日々を送るビジネスマンにとって、時間は追いかけられるだけの敵のような存在なのかもしれない。しかし、このクロノグラフが表現する時間は心を豊かにしてくれる充足の時であるだろう。

L2.673.4.92.0 L2.673.4.92.0

シースルーのケースバックからはムーブメントの精緻な動きを楽しむことができる
ロンジン マスターコレクション L2.673.4.92.0 詳細はこちら ▶

4 自分をアップデートしてくれる時計

懐中時計から腕時計へというテクノロジーの変革期にいち早く適応し、技術とデザインの両面で魅力的な時計を作ってきたロンジン。そのエレガントなスタイルは、時代を超えて継承され、今では時計界のスタンダードとなっている。

ロンジン マスターコレクションは端正さが人気だが、そこにムーンフェイズ機構が加わると、ロマンチックな個性がより引き立ってくる。こういった時計は、自分自身のスタイルをアップデートしてくれる。日々頑張っている自分へのギフトにもなるだろう。同じデザインコードを持つレディースモデルも充実しているので、パートナーとのペアウオッチとして身に着けても楽しい。

同じ時間を共有し、ロマンチックな時を楽しむ。まさにホリデーシーズンに手に入れたい時計だ。

ロンジン マスターコレクション
JAPAN SPECIAL 発売

本木雅弘氏

ロンジンのアンバサダーを務める俳優の本木雅弘氏。身に着けている時計は「ロンジン マスターコレクション JAPAN SPECIAL」。ブランドのフィロソフィーであるエレガンスをテーマにした、本木雅弘とモデルのUTAが出演する特別映像とインタビューはこちら

本木雅弘氏のムービーと
インタビューはこちら ▶
UTA氏のムービーと
インタビューはこちら ▶

ロンジンのフラッグシップライン「マスターコレクション」。同コレクションを代表する2つのモデル(L2.673.4.92.0、L2.909.4.92.6)に、シックなブラックレザーストラップが付属した日本限定版が発売された。

JAPAN SPECIALはロンジンのフラッグシップストアであるロンジン ブティック銀座やロンジン公式オンラインブティック、一部取扱店で購入できる。JAPAN SPECIALは数量限定で、なくなり次第終了となる。

ロンジン マスターコレクション
JAPAN SPECIAL

L2.673.4.92.0 L2.673.4.92.0

L2.673.4.92.0
419,100円
※ブラックレザーストラップ付属

L2.909.4.92.6 L2.909.4.92.6

L2.909.4.92.6
306,900円
※ブラックレザーストラップ付属

詳細はこちら ▶

価格は全て税込みです

お問い合わせ
Tel.03-6254-7350
https://www.longines.jp