ゴミを新しい素材として⽣まれ変わらせる技術を持つfabula。代表が東京大学在学中に開発した「100%商品廃棄物から作る新素材」は、形が悪いだけの規格外野菜や加工される際に不要となった皮や抽出かすを原料としています。この新素材は100%天然由来だから、生分解性で、かつ壊れても作り直すことができます。さらに原料本来の色や香りもお楽しみいただけます。fabulaはこの新素材を普及させ、家からオフィスビル、都市のあらゆるものがゴミから作られる社会を実現するという夢を抱き日々活動しています。

fabulaの製造工程

クラウドファンディングのリターンとして、100%食品廃棄物で作るお皿とコースターが完成。支援いただいた方々に返礼品としてお送りしました。

ご自身で思い入れのある素材をご用意いただいた方にはその素材を使ったオリジナルのお皿やコースターを作りました。

日本特殊陶業が地域に開かれたオフィスとして運営する「N-FOREST」。その中のカフェ「N-GARDEN」にて、fabulaの食器を実際の店舗で使うことが決まりました。今後お皿などfabulaが制作する食器をカフェ内で使用して、ユーザーの声や商品の状態変化などを今後の製品づくりに反映させていく予定です。

この度は、「未来ショッピング for SDGs」に参加させていただきありがとうございます。また、弊社をご支援いただいた方々には、厚く御礼申し上げます。本取り組みに参加した目的は、開発した新素材に対して、どのような反響をいただけるのかを試すテストマーケティングの一環でした。結果として、171%の達成率を獲得できました。製品の提供後も「開けた時の香りがよかった」「思っていたより頑丈だった」「侘び寂びを感じる」など様々な反応もいただております。本取り組み以降も国内外を問わず、多くのお問い合わせが続いており、1つずつしっかりと案件を進めております。製品数も増え、2025年に行われる大阪万博でのギャラリーの建材として、弊社の素材を使用したいというお声がけも頂いております。皆様に製品の魅力を知って頂けるよう、弊社のECサイトを立ち上げました。今後も製品の幅を広げ、海外展開も見据えて活動してまいります。この新素材は、食品廃棄物などの社会課題を解決できる可能性を秘めております。皆様にお力添えをいただき、今後も様々な社会課題を解決し、ウェルビーイングな世界を目指していきたいと思っております。改めて、ご支援いただきありがとうございました。今後ともご支援いただけますと幸いです。

日本特殊陶業は「すべての製品が地球環境の改善に寄与し、持続可能な社会の実現に貢献できている」ことを2040年の目指す姿として、環境に配慮した製品の開発・提供に取り組んでいます。「ゴミを新しい素材として生まれ変わらせる」というfabula社の理念は、当社の環境に対する想いと同じです。また、バイオ原料に樹脂等を混合するという一般的な手法を用いず、乾燥や圧縮等の技術を応用して100%有機物で素材をつくるという、過去にない挑戦的で革新的な姿勢にも共感できました。そのため、この度のマッチングプロジェクトに選定させて頂きました。今後はfabula社の製品を当社内のカフェで試験的に使用し、結果をフィードバックすることで同社のさらなる製品の磨き上げにも協力させて頂く予定です。当社はこれからも新しい技術やテクノロジーを活用して持続的な社会の実現やSDGsの達成に寄与する取り組みを積極的に取り入れ、応援して参ります。

その他実施プロジェクトの詳細はこちらから
https://shopping.nikkei.co.jp/projects/fabula