Wealth Management Episode

ベストを求める人の、
信頼のおけるパートナー
EPISODE 1 事業譲渡の提案を受けた経営者

提供:MUFGウェルスマネジメント

未来へ続く、パートナーであり続ける。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のウェルスマネジメントは、一人ひとりの価値観に寄り添い、そのゴールの実現をサポートすることが使命だ。特に、事業を営む経営者からの事業・資産に関する相談は多い。
MUFGは経営者の悩みにどう応えているのだろうか。6回にわたって事例をお伝えする。

日ごろから頼れる相手だからこそ、信頼して相談できる

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 「何がベストなのか」

 首都圏で事業を営むとある経営者は、頭を抱えていた。事業は好調、家庭も円満。そのような中、彼が深く悩んでいたのは、ある大手企業から持ち込まれた提案が理由だった。

 「事業を譲渡してくれませんか」

 実は、事業承継については前々から考えていた。子どもは会社の経営に興味がなく、継ぐ意思はない。ならば自分の引退後は、誰に、どんな形で会社を任せるのがベストなのか。付き合いの長いMUFGは、そんな想いをくみ取って事業承継に関する情報提供をしてくれていた。だが、まだまだ先のことだと思っており、具体的に考えたことはなかった。けれども声をかけられた以上、申し出を受けるにせよ断るにせよ、きちんと向き合って考えなければならない。従業員、事業、そして自分自身にとって、何がベストな選択なのか。普段から情報提供してくれていたMUFGに相談したのは、ごく自然な流れだった。

 それからは月に1~2回打ち合わせを行い、相談を重ねた。今、このタイミングで会社を売却したとして、事業はきちんと継続されていくのか。従業員のことも安心して任せられるのか、雇用は守られるのか。MUFGには会社のことは既によく理解してもらっていたので、追加の説明をしなくても的確なアドバイスや情報をもらうことができた。似た事例の話を教えてもらうこともあれば、実際に幾つもの会社売却に立ち会ってきたグループ証券会社の専門家を紹介してもらい、その意見を聞くこともあった。具体的なやりとりを何度も重ねるうちに、事業承継や会社売却について知識がつき、自信を持ってベストだと思える姿が見えてきた。

 「本当にあなたたちに相談して良かった」。事業売却という大きな決断を下したとき、心からそう思った。「まだこれからが本番ですよ」。笑顔でそう応えるMUFGは、とても頼もしかった。

「全部お任せしたい」 望む資産承継の形を見つけていく

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 事業承継の方向性が見えてくると、持ち株の売却によって手元に入ってくる多額の資金をどうするかが次の悩みとなった。これまでは会社の経営に心を傾けており、個人の資産について深く考えたことはなかった。事業売却の話を進めるうち、自然とその相談もMUFGにしていた。

 まずは、資産をどのように運用していきたいかを伝えた。仕事で値動きの激しい商品を扱ってきたため、相場の上げ下げにはいつも神経をすり減らしてきた。できれば個人の資産運用では長期運用を前提にして、短期的な値動きにはあまり気を使わないでいいようにしたい。

 MUFGと相談を重ねたかったが、会社でプライベートな話を続けるのは少し気まずい。かといって家で話して、話がまとまらないうちに家族に聞かれてしまうのも避けたい。そう話したところ、自宅の最寄りにある支店の応接室を用意してくれた。

 支店を訪れ、相談を続けた。既に方針は伝えてあるので、さっそく運用商品の提案があるものと思っていたが、意外にも「もっとお話を聞かせてください」と言われた。「ご資産に関するお考えやご希望をもっとお伺いさせてください。どんな細かいご要望でも構いません」。「あまり深く考えたことがなかったので、そんなに話すことはありませんよ」と前置きをしてから、改めて自分の想いを伝えた。話しているうち、ふと親から生前贈与を受けたときのことを思い出した。若くしてあまりに多額の資産がいきなり手元に入ったため、金銭感覚が狂わないように自分を律するのが大変だった。いつか子どもに資産を渡すときには、そうした負担をかけない方法を採りたい。そう話すと、MUFGは深く頷いた。「ご資産を守り、お子さまにしっかりと繋いでいかれたいのですね。ご要望に沿えるよう、提案させていただきます」。改めて言葉にされると、自分の希望がはっきり見えてくる気がした。資産承継について考えて決めていくことに若干の面倒さを感じていたが、提案を受けるのが少し楽しみになってきた。

 打ち合わせは半年で20回ほどに及んだ。自分の要望に応じた提案が出てくるたびに、「さすがによく理解してくれている、しっかりしている」という感想が漏れ、やがては「全部お任せしたい」との言葉が自然と自分の口をついて出てきた。長期間の安定的な運用をめざす商品や、子どもに少しずつ資産を渡していく仕組み。今後の住まいのことを考え、不動産についても教えてもらった。そして、いざというときに家族が困らないよう、また資産のことをきちんと分かってもらえるように、遺言についても相談した。家族のためになる資産承継の形が、しっかりと見えてきた。

 最終的にできあがったのは、自身に何か問題が起きても滞りなく資産承継が続けられ、家族を支えてくれる仕組みだ。事業譲渡を持ちかけられてから数年、悩みが一段落し、自然と表情が柔らかくなっているのを感じた。「これからはもっとプライベートを充実させたい」。まずは趣味のダイビングだ。さて、どこへ行くとしようか。

MUFGの
ウェルスマネジメントとは

目まぐるしく変化する時代の中、お客さまのめざす人生のゴールやニーズも多様化しています。お客さまの人生のゴールをしっかりと理解し、お客さまがそのゴールに到達するために、MUFGの総合力を活用して真の豊かさの実現をお手伝いします。資産運用のみならず、お客さまやファミリーが直面するライフステージ、これに伴い生じる資産承継・事業承継ニーズ等幅広い課題にお応えすべく、プロフェッショナルなアドバイスと多様なソリューションをご提供します。

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