Wealth Management Episode

いくつもの悩みに、期待以上の
回答をもたらすパートナー
EPISODE 2 事業拡大で工場移転先を考えていた経営者

提供:MUFGウェルスマネジメント

未来へ続く、パートナーであり続ける。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のウェルスマネジメントは、一人ひとりの価値観に寄り添い、そのゴールの実現をサポートすることが使命だ。特に、事業を営む経営者からの事業・資産に関する相談は多い。
MUFGは経営者の悩みにどう応えているのだろうか。6回にわたって事例をお伝えする。

守りたいもののために、頼りになる相談相手

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 「何とか社員の生活を守れる移転先を見つけられないだろうか」

 関西で製造業を営む経営者は悩みを抱えていた。創業者である親から事業を引き継ぎ、長年経営をしてきたが、賃貸で操業している工場をそろそろ、事業の拡大に合わせ自社物件に移転したいと考えていた。ところが近隣でなかなかいい物件が見つからない。場所にこだわらなければ候補はあるが、あまり遠方だと社員には通勤が大変になるし、通えない者も出てくるだろう。皆の生活を守るためにもあまり遠くに工場を移したくはない。

 何かいい手はないかと考えているとき、社内で自分の右腕と頼りにしている部長が声をかけてきた。「信託銀行なら一般に公開されていない物件についても情報を持っているかも知れません。MUFGに相談してみましょうか」。MUFGとの付き合いはそれほど深いわけではなかったが、もし提案があるのなら見てみるくらいはいいか。そんな軽い気持ちで探してもらうことにした。

 いくつかの物件を見に行ったが希望に沿うものがなく諦めかけていた頃、同じ市内でこれは唯一無二ではないかと思われる物件をMUFGは見つけだしてきた。所有者が売るかどうかまだ決断していないとの話だったが、それでも「前に進めたい」と伝えたところ、その意思を受けMUFGの担当者が粘り強く交渉を進めてくれた。その担当者からようやく交渉がまとまったとの報告を受けたとき、「ありがとう」という言葉が素直にでてきた。「これで従業員も喜んで、移転先で働いてくれるだろう」。次の相談もしてみようか。そんな気持ちにさせてくれた。

 不動産の件を機に、それまで部長を通じてのやりとりが中心だったMUFGの担当者と、直接話をする機会が増えた。抱えていた不安を1つ、彼らに打ち明けることにした。70歳になった自らの年齢だ。仕事が忙しく、なかなか自分や家族のことを振り返る時間がなかったが、そろそろ万が一のことも考えておいた方がいいかもしれない。MUFGの担当者からは、「まずはご自身の資産の把握と承継の仕方についてお考えになってみませんか」と提案され、改めて見直しを進めた。それがまとまった頃に、今度は「いったん形にするためにも遺言を作成するのはいかがでしょうか」との提案を受けた。子どもたちにどう資産を承継していくかについて、自分の意図をくんだMUFGの進め方は満足のいくもので、妻の遺言も彼らに任せた。

ストーリーのある提案、自らの想いを実現へ

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 最も気にかかっているのは、子どもたちのことだった。会社の経営は一族ではない社員に任せる方向で考えていたが、一方で子どもたちにもっといい形で資産を残せるのではないかとの思いは常にあった。だがそこにはどんな課題があり、それにどう対処したらいいのか。接点が増え、話をする頻度も高まっていたMUFGが、自然と相談相手になった。

 返答は意外なものだった。「万が一の事態があってもお子様方が安心して暮らせるような方法を考えましょう」。これまで金融機関から話を持ちかけられた時はいつも商品の売り込みが最初にあったのに、MUFGは違った。将来に向け、自分や子どもたちがどうなればいいのかを考えた提案をしてきたのだ。「こんな風にストーリーのある提案を出してくる金融機関もあるのか」と、強く印象づけられた。

 それからは数週間に一回のペースで担当者とやりとりを進めるようになった。仕事が忙しいこともあって、会って話をするのは大抵10~20分ほど。冒頭にまず自分の要望を伝えたが、それに合わせた対案をMUFGは毎回用意してくれた。途中でコロナ禍のため会うのが難しくなった時にも、部長を通じてのMUFGからの綿密な提案や情報提供が続いた。「家族に安心してもらうことが第一優先だ。それに沿って進めてほしい」との気持ちは、強く感じ取ってもらったようだった。

 悩みの一つとして相続時に納税資金が手元になく、子どもが苦労するような事態は何としても避けたいと思っていた。対策は色々と必要だが、その一環として手元に資金が残る借り入れによる不動産の購入を考えた。脳裏に浮かんだのは、子どもたちが大好きな京都の地だ。「子どもたちが気に入る物件が出てくるかな」。MUFGの担当者はにっこりと笑い、「お探しします」と話した。

 連絡があったのは秋が次第に深まりつつある時期だった。京都への小旅行を兼ね、妻や子どもたちとともに現地へ内覧に赴いた。小雨の降るなか、傘を差して訪れたところにはMUFGの担当者も待っていた。うれしいことに子どもたちは「いい場所だと思う」と話し、この物件を気に入ってくれたようだ。家族のためにこれから歩もうとする道筋が見えてきたような気がした。

 その後、事業の方も一段落をつけ、社長の座を譲って会長になった。以前よりはゆっくりできるだろう。子どもたちのうち1人も、念願の海外留学へと旅立った。「留学前に道筋をつけられて良かった」。忙しく走り続けてきた人生に、ちょっとした休息が訪れた。

 「ただし、ここはあくまで中間地点。まだ歩まなければならない道がある」。会社の経営は親族外に任せたが、いずれは子どもたちに相続する自分の持ち株などの整理についてはこれから。資産承継に際しては会社の株主構成をうまくまとめ上げる必要があるが、それには時間もかかる。業績好調なのはありがたいが、一方で会社の株の価値も上がっているため対策も必要だ。しかし、MUFGからは引き続き提案も上がってきている。どうしたらいいかもう1人で悩む必要はない。「私には信頼できるパートナーがいるのだから」

MUFGの
ウェルスマネジメントとは

目まぐるしく変化する時代の中、お客さまのめざす人生のゴールやニーズも多様化しています。お客さまの人生のゴールをしっかりと理解し、お客さまがそのゴールに到達するために、MUFGの総合力を活用して真の豊かさの実現をお手伝いします。資産運用のみならず、お客さまやファミリーが直面するライフステージ、これに伴い生じる資産承継・事業承継ニーズ等幅広い課題にお応えすべく、プロフェッショナルなアドバイスと多様なソリューションをご提供します。

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