Wealth Management Episode

自分のことを、
本当に考えてくれる存在
EPISODE 3 事業優先から承継が
視野に入ってきた経営者

提供:MUFGウェルスマネジメント

未来へ続く、パートナーであり続ける。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のウェルスマネジメントは、一人ひとりの価値観に寄り添い、そのゴールの実現をサポートすることが使命だ。特に、事業を営む経営者からの事業・資産に関する相談は多い。
MUFGは経営者の悩みにどう応えているのだろうか。6回にわたって事例をお伝えする。

寄り添ったアドバイス、感性に合う提案

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 「好みの物件を見つけてきたもんやな」

 戦前から続く会社で幅広い事業を営む経営者は、MUFGから提案された不動産物件を見て、心の中でつぶやいた。MUFGとは30年にわたる付き合いで、時とともに事業だけでなく個人資産についても少しずつ相談をするようになっていた。だが個人の資産運用目的の不動産で、ここまで自分の感性に合う提案を持ってくるとは。聞いた話によると、現在の持ち主に売却を提案したうえで、売りに出す前にこちらに持ち込んできたという。しっかりとしたテナントが入っているオフィス物件は、まさに自分の求めているものだった。

 MUFGの仲介で不動産を取得したのは、ちょうど自分の資産構成についていろいろと考え始めていたことも背景にある。これまで事業のためだけにまい進してきたが、そろそろ自分もいい年齢だ。そう考えて自分の資産を見ると金融資産の比率が高いのが気になった。いずれ事業や資産を子どもに承継する際には、不動産の割合を増やしてもっとバランスの取れた資産構成にしておきたいと考えていた頃だった。

 不動産を購入したあと、「MUFGの担当者が物件を見て、管理会社に修繕するよう連絡するのが良いのではと言っておりましたよ」といった報告が、MUFGとの対応窓口になってもらっている部下から上がってきた。金融機関は取引が成立するまでは熱心だが、その後は関与が減る。そんな認識を覆す対応だった。

 「こんな商品の提案を他の金融機関から受けたんやけど、どう思う」

 彼らの意見も聞いてみようと思い、唐突に電話をかけ、質問を投げかけたことがある。担当者はすぐに調べると返答し、その後来訪して仕組みやメリット、デメリットを説明した。レスポンスの早さもさることながら、驚いたのはその後。「残念ながらうちのグループでは取り扱っていませんが、デメリットを許容できるのであればやってみたらいかがでしょう」。似たような自社商品ではなく、他社の商品をそのまま勧める姿を見て、自分の事を本当に考えてくれていると感じた。

 そこからは面談の頻度が大幅に増加した。問い合わせや要望に対し、細かく丁寧で、そして何よりこちらに寄り添ったアドバイスが戻ってくるのに感心した。いつしか「アレはどうやった?」と問い合わせれば、アレの中身を説明しなくても答えが返ってくるほどの関係になっていた。「この件は、窓口になっている方にも伝えておきますね」と言ってくれたので、「頼むわ」と伝えた。実際に窓口役の部下に問い合わせた時も、MUFGがきちんと情報を共有していたため、話がスムーズに進むようになった。

パートナーとして伴走できる存在に

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 金融機関とのやりとりで大いに参考になるのは、彼らが持っている情報だ。MUFGの担当者からは「IT系のオーナーさまは、大概このように考えてこうしているようです」といった具合に、役立つ情報が伝えられた。お金を出してもなかなか手に入らない情報だけに、こちらからの質問にも熱がこもる。MUFGの担当者に対しては、今まで以上に詳しく話をするようになり、さらに相談内容を深めていった。

 そんな時、同じく事業を営む親族から大型の不動産を売りたいという話を受けた。MUFGとの面談の際に「親族間で不動産取引をするかもしれん」とだけ告げていたのだが、それからしばらくすると担当者が、まさにその不動産について「こちらの物件でしょうか」と聞いてきた。よく調べたものだと感心し、ではこれからどうすればいいのか、いろいろと課題があるのではないかと質問した。すると「専門のチームを作りたいので、まずはグループ内で必要な部署に限り情報共有させていただけないでしょうか」との答えが返ってきた。様々な角度から検証してほしいというこちらの意図をくみ取ったうえで、その意向に合わせて進めようとしている様子が伝わってきた。

 その後はさらに密接なやりとりが進んだ。話が進むにつれ、MUFG側では不動産購入のための融資の準備や、資産価値を評価する鑑定会社の紹介といった手続きが滞りなく進んだ。「ここまでしてもらったら、あんたのところでやるしかないわな」。笑いながらそう担当者に話しかけた。心の中は取引がスムーズに進んだ満足感に満たされていた。

 新たに不動産を購入し、資産構成の見直しが進んだとはいえ、承継に向けた対応はまだ終わっていない。子どもは既に役員として事業に大きくかかわっているが、自分自身もまだ仕事は続けられる。個人資産の構成の見直しについても、これから手をつけるべきことはまだ多く残っている。

 MUFGとの相談は続いている。彼らが紹介した物件の1つを見に行った際、「このあたりは昔、御社の社屋があった場所ですよね」と担当者が話しかけてきた。社史をよく読み込まないと知らないような情報だが、彼らが自分と会社についてよく勉強してくれていることが分かり、思わず笑みが浮かんだ。「彼らならパートナーとしてこれからも伴走してくれそうだ」

MUFGの
ウェルスマネジメントとは

目まぐるしく変化する時代の中、お客さまのめざす人生のゴールやニーズも多様化しています。お客さまの人生のゴールをしっかりと理解し、お客さまがそのゴールに到達するために、MUFGの総合力を活用して真の豊かさの実現をお手伝いします。資産運用のみならず、お客さまやファミリーが直面するライフステージ、これに伴い生じる資産承継・事業承継ニーズ等幅広い課題にお応えすべく、プロフェッショナルなアドバイスと多様なソリューションをご提供します。

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