Wealth Management Episode

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EPISODE 4 自社株の活用法を探していた経営者

提供:MUFGウェルスマネジメント

未来へ続く、パートナーであり続ける。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のウェルスマネジメントは、一人ひとりの価値観に寄り添い、そのゴールの実現をサポートすることが使命だ。特に、事業を営む経営者からの事業・資産に関する相談は多い。
MUFGは経営者の悩みにどう応えているのだろうか。6回にわたって事例をお伝えする。

ビジネスに役立つ、面白い提案

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 「これは面白い提案じゃないか」

 ある上場企業の会長を務める50代の経営者は、MUFGが持ち込んできたアイデアに興味を引かれた。MUFGが開いているセミナーに、自分が出て行って講演をする、というものだ。

 MUFGとはそれまで特に取引をしていなかった。借り入れなどは他の金融機関で既に間に合っている。それでも新規取引を求めてやってきた彼らに会おうと思ったのは、普段からビジネスに役立つアイデアを追い求めていたため。親が経営していた会社の後を継ぎ、存在感のある企業にまで育て上げることができたのも、そうしたビジネスの機会を逃すことなく丹念に事業へとつなげてきたからだ。今回のMUFGの提案は私にとっては持ち込まれた事のない新鮮なものだった。

 MUFGは、毎月のように時々の市場動向などをテーマにした顧客対象のセミナーを開催している。「このセミナー参加者は、会長が経営している企業の潜在顧客とかなり重なっているのではないでしょうか」というのがMUFG担当者の指摘だった。「確かにそれはある」。自分がその場に出かけ、業界の話をすれば、MUFGの顧客にも興味を持ってもらえるのではないだろうか。試してみる価値はありそうだ。

 同時にMUFGとの取引にも関心を持った。もともと資産運用には積極的で、株式、債券、投資信託など、幅広い運用を自ら手掛けている。セミナーの相談もあって定期的に会社の応接で会うようになったMUFGの担当者と、しばしば相場の話などをするようになっていった。

 そんな私にも気になっていることがあった。自分の資産の家族へのスムーズな承継だ。資産承継を考えるにあたり、私の目下の課題は自社株に偏重した資産をどうするかだ。自社株は会社経営を行うために必要であり、先代から受け継いだ大切な資産だ。一方、自分の資産の大半が自社株であることを踏まえると、相続税の支払い原資を確保するため、将来を見据えたプランニングが必要である。その課題に対しても、MUFGは銀行・信託・証券がしっかり連携し、自社株に偏重した資産の対策として、不動産や自社株の活用など、さまざまなプランニングをしてくれた。そんなMUFGの提案の中でも私の目を引いたのは自社株を活用した資産の組み替え提案だった。

有効活用に向け資産の組み替えを実施

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 有効活用しにくい自社株を活用し、資産を組み替えるという提案をこれまで受けたことがなく新鮮だった。自分が持っている自社株を担保に貸借した資金で自社株に偏ったポートフォリオを組み替えてより分散した運用を行い、将来の相続税支払いの原資を確保していくというものだった。まだまだ分散投資は必要だと思っていたし、安定資産のバランスを取りながら、もっと積極的な運用も行いたいと思っていたところだった。

 「自社株は大切な資産ですよね。このスキームをご利用いただくことで、この自社株という資産を、より効果的に使っていただくことができますよ」。MUFGの担当者の言葉を聞いて、やってみることにした。

 もちろん、この資金でどんな運用商品でも購入できるわけではないし、利用の制限もある。それでも自社株という資産を活用して資産の組み換えを行い、より幅広いポートフォリオを組めることは大きな効果だ。また、この資金は他金融機関での運用商品の購入も認められている。そうした競争原理を働かせているのは、それだけ商品力に自信があるのだろう。結果、自然とMUFGの担当者とのやりとりは増え、月に1回は時間をとってしっかり話をするようになった。

 毎月のディスカッションは、こちらにとってもMUFGにとっても真剣勝負だ。日々、変動する相場情勢の中から、短期的な変動に惑わされず中長期の視点で運用ポートフォリオを見極める必要があり、商品一つ一つも、そのまま保有するか、組み換えを行うかなど、冷静な判断が必要だ。その中で、時には自分の琴線に触れるような話も出てくる。私の運用への考えを踏まえ、相場情勢や運用方針を勘案し厳選した運用商品など、多様なポートフォリオ組み入れの提案を持ちかけられた。またあるときは、運用商品ではなく自社のビジネスと連携できそうな会社の情報を持ち込まれたケースもあった。ビジネスにつながる話は大歓迎。そもそも熱心に資産運用をしているのだって、「マーケットに対峙することがビジネスにつながる」という信条を持っているからでもある。目まぐるしく変わる市場環境を冷静に見極めることは、まさにビジネスの醍醐味だ。

 熱心なやりとりに応じるMUFGの担当者への信頼感も増していった。やがて、マーケットが動いたとき、また時事によりマーケットがどの様に影響を受けるかを知りたいときには、直接担当者の携帯電話に連絡を入れるのが普通になった。時には1日に2、3回連絡を取り、資産運用やビジネスの話をする。そういえば面談の際にも、最初は資料ばかり見ていたが、今では担当者の顔を見ながら話すことが増えた。気がつくと彼と話をするのが楽しくなってきていた。

 いつものようにMUFGの担当者と電話をしていた。電話を切る間際、「実は子どもが生まれました」と報告をくれた。おめでとうと告げ、お祝いを送る手配をすることにした。彼とはこれからも長い付き合いになる、と思いながら。

MUFGの
ウェルスマネジメントとは

目まぐるしく変化する時代の中、お客さまのめざす人生のゴールやニーズも多様化しています。お客さまの人生のゴールをしっかりと理解し、お客さまがそのゴールに到達するために、MUFGの総合力を活用して真の豊かさの実現をお手伝いします。資産運用のみならず、お客さまやファミリーが直面するライフステージ、これに伴い生じる資産承継・事業承継ニーズ等幅広い課題にお応えすべく、プロフェッショナルなアドバイスと多様なソリューションをご提供します。

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