Wealth Management Episode

承継に向けた対応、円滑な
自社株売却をサポート
EPISODE 7 多額の資産を持ち事業承継を控えた経営者

提供:MUFGウェルスマネジメント

未来へつなぐ、パートナーであり続ける。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のウェルスマネジメントは、一人ひとりの価値観に寄り添い、そのゴールの実現をサポートすることが使命だ。特に、事業を営む経営者からの事業・資産に関する相談は多い。
MUFGは経営者の悩みにどう応えているのだろうか。事例をお伝えする。

資産運用の考え方を評価、不動産購入相談でも希望通りの提案

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 MUFGとの付き合いはかなり長い。多様な事業経営を通じて景気の動きを肌身に感じ、資産運用にも自負を持っている自分に対し、MUFGの担当者は国内外の経済動向や将来の予測を踏まえポートフォリオ全体を見わたした提案をしてくる。それが気に入り、一定の頻度でいつも面談に応じていた。面談の時には1時間に7~8件の案件について話をするのだが、互いの意見が一致しないのは珍しくない。「そういう金利や為替の見方はもう現状にはそぐわないんじゃないか?」「いえいえ、一応論拠はありまして」といった議論を交わすのはいつものこと。物腰は柔らかいが、臆せずきちんと考えを説明するのがMUFGの担当者だ。今では運用額のかなりの部分で、MUFGを通じて取引するようになっている。

 資産運用の考え方について、どのような論拠に基づいているかを筋道立てて説明できるのがMUFGの強みだとみていた。相場に関する将来の予測をするうえで彼らの大きな論拠となっているのは、MUFGウェルスマネジメントの資産運用における公式な投資見解(ハウスビュー)であるGMAPだそうだ。グローバル市場を対象に、マクロ環境を考慮しながら資産配分を決定していくGMAPを使いながら、担当者がかなりの下調べをしたうえでこちらとの面談に臨んでいるのは、限られた会話の中でもうかがえる。だからこそ彼らのために時間を取って話を聞く価値があるし、面談を申し込まれた時にはできるだけ断らないようにしてきた。

 だが今回は違う話を持ちかけてみた。視野に入れているのは承継だ。創業者の一族として経営にあたっている自分にとって、承継の分野でも頼りになる金融機関はぜひほしい。不動産の購入については親しい税理士と相談のうえで決めたことだが、さてMUFGは具体的に自分が希望するような物件を見つけられるだろうか。いつもは資産運用の話が中心となる席で、「一族向けに不動産を購入したい。まずはMUFGさんで探してもらえないか」と言ってみた。もしかしたら変化球に捉えられたかもしれない。だが担当者は特に慌てるそぶりも見せず、こちらの条件を書き留めると、落ち着いた様子で「承知しました。グループ内の担当に連携のうえ、お探しします」と返答した。まるでこういう問いかけがいずれ来ると分かっていたかのように。

 その言葉に嘘はなかった。相談した数日後には、早速グループ会社から物件の情報が提供された。実にこちらの希望に添った条件の不動産だったため、思わず一族向けではなく自分の資産管理会社で購入しようと思ったくらいだ。さらに、購入を検討していたが少々不安を抱いていた別の不動産についても相談したところ、「確認いたしましたが、こちらは少々難があるかもしれないとのことです。MUFG内で別途価格算定のご相談にも応じられますよ」との申し出も受けた。なるほど、ここまで詳しく見てくれるなら承継についても頼りになりそうだ。

全体像を考える姿勢への信頼、引退に向けた準備を委ねる

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 私には、心の中で1つ考えていることがあった。そろそろ経営を引退し、自社株を含めた資産を整理し直そうという思いが自分の中で膨らんでいたのだ。ただ気になっていたのは、資産管理会社の問題だ。一族がそれぞれ株主となっており、その持ち分をどうするかといった課題を整理しなければ、そうそう引退もできない。これまでの経験から顧客資産の全体像を考えて提案をしているMUFGに、この件も任せてみよう。

 実際、担当者はスムーズに対応してくれた。自分の考えている対応策に応じて資産がどう変わるかに関するシミュレーションを事前に行い、細かい実務のスケジュールなどもきちんと立てて進めたのだ。また、引退後は自社株を処分したいという話をすると、金額の大きな資産を円滑に売却する方法についての提案も出てきた。こちらの狙いを読んだかのような対応に、さすがは金融の専門家という思いを改めて強くした。

 これで思った通りに引退できる。しばらくはゆっくりしよう。そう思って引退を明らかにした。周囲にとっては予想外のタイミングだったのか、引退に向けた準備を手伝ってくれたMUFGの担当者ですら「まだお若いのでしばらく先の話だと思っていました」と話したほどだが、準備が整ったところでこうすることは心の中で決めていた。

 もちろん、引退し承継問題に一段落つけたからといって、自分の資産運用までやめる考えはない。足元では市場が大きく動いている。「そろそろ次の運用先を考えますか?」「いや、まだまだ注意が必要だ」といったMUFGの担当者との定期的なやりとりも続ける必要がある。活発に意見交換をしながら、これからも長い付き合いになりそうだ、と心の中でつぶやいた。

※画像はイメージです

MUFGの
ウェルスマネジメントとは

目まぐるしく変化する時代の中、お客さまのめざす人生のゴールやニーズも多様化しています。お客さまの人生のゴールをしっかりと理解し、お客さまがそのゴールに到達するために、MUFGの総合力を活用して真の豊かさの実現をお手伝いします。資産運用のみならず、お客さまやファミリーが直面するライフステージ、これに伴い生じる資産承継・事業承継ニーズ等幅広い課題にお応えすべく、プロフェッショナルなアドバイスと多様なソリューションをご提供します。

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