小寺信仁
2003年から長きに渡って、ネットショッピング=EC業界を経験。楽天、ヤフーショッピングなどで数々の賞を受賞。17年からフリーランスでファッション系を中心に、ECサイトの運営代行やECのコンサルティング、WEB制作、撮影代行業務、インフルエンサーマーケティングを展開。19年にグラムラフタースタンダード設立。現在70以上のブランドのPR実績を持つ。20年からは塊根植物ショップ「RAFLUM(ラフラム)」を展開中。
https://glamlaughter-standard.com/

INTERVIEW

仕事をする上で、人とのつながりは欠かせません。楽しく人付き合いをしていると自然とチャンスが巡ってきて、チャンスが多ければ多いほど、チャンスをつかめる確率も高い。挑戦して実績を出せればそれでいいし、失敗をしてもなるべく早く修正、次に繋げる対応をする。もちろん一緒に仕事をする相手を裏切るようなこともしない。そうすれば、お金は後からついてくる気がしています。僕は運がいいかも、と思うことが多いのですが、これを続けることで多くのチャンスが訪れ、「俺、持ってるな〜」って話が多くあるような気がしています。社員いわく、流れをつかむのがうまいって言ってますけど、どうなんですかね。

クリエイティブなこととファッションが人生の基礎

小寺信仁

会社員時代にEC業界で培ったノウハウと、インフルエンサーとしての経験を生かし、ファッション分野を中心としたEC全般のサポートや、インフルエンサーマーケティング事業を展開しています。最近では、塊根(かいこん)植物や多肉植物の一種であるアガベ専門の植物事業にも力を入れています。クリエイティブなことやファッションに関することは、幼少期から好きだという感覚がありました。某大手百貨店アパレルのバイヤーをしていた父に、ハイブランドの洋服を着せられていたことから、ファッションに興味を持つようになりました。塊根植物は、祖父の影響でしょう。祖父の趣味の盆栽を眺めたり、手入れを手伝ったりすることが楽しかったことを覚えています。

大学生のときから情報発信が好きで、Webデザインを独学し、音楽CDのレビューを投稿するHPを作っていました。そのときから何かを発信することが好きでした。卒業後、SEとして会社に勤めていましたが、Webデザイナーになる夢を捨てきれず、退職して専門学校へ入りなおしました。その後、Webデザイナーとして働いたのちに転職しました。その会社での経験が、今のEC事業のベースになっています。海外の高級ブランド品の並行輸入を行っていましたが、ファストファッションの流入のあおりを受け、倒産してしまったのです。

その後、靴の卸問屋をしている経営者と知り合い、そこでECサイトを運営することになりました。立ち上げてからわずか3、4カ月で、月商を10倍まで増やすことができ、さらに売り上げを伸ばす為に、バッグブランドを立ち上げることになり、ブランディングの一環としてインスタグラムを使ったマーケティング、PRを始めました。しかし、効果的な方法が分からず、実験的にプライベートで、個人のインスタグラムを始め、ノウハウを学び、実際にプライベートのインスタグラムのアカウントでつながった人たちやフォロワーの多い人気のある人にそのバッグブランドと商品を紹介してもらい、売り上げにつなげることができました。また、「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」が運営しているWEARというコーディネートアプリがあるのを知り、そこで、WEAR公認ファッショニスタのWEARISTAに任命され、さらにブランドさんやインフルエンサーさんとの関係性が高まり、インフルエンサーマーケティング事業を立ち上げるきっかけとなりました。

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自身の経験と人とのつながりがもたらす今と次なる挑戦

インフルエンサーマーケティング事業では、「ZOZOTOWN」に特化する方法を強みとしています。他社とは違い、クライアントと一緒に考えるスタイルで、「ZOZOTOWN」でPRするなら、こちらの商品がいいですよ、といったようにPRする商品についても助言をします。そのPR商品に合い、かつ信頼できるインフルエンサーを素早くキャスティングできるのも私の経験があるからこそだと思います。インフルエンサーによる投稿は、「ZOZOTOWN」のプラットフォームに最適化したタイミングで行ってもらい、確実に売り上げを上げることを意識していますね。もちろん、「ZOZOTOWN」以外のプラットフォームにも対応しておりますし、今では多岐にわたる取り組みをご提案できますよ。

塊根植物は、5、6年くらい前からムーブメントが起こり始め、その当時から業界最先端でコレクションや販売をしていた幼なじみを通じて知りました。ずっと見続けたくなるかわいさがあり、コレクション欲を刺激するのですが、非常に高額なのが難点。そのため、そんなにもうけるつもりはなく、コレクションを増やす為にお小遣い稼ぎできればいいかなと趣味半分でECショップを始めたのです。ところが少しずつ売れるようになり、僕のコレクションも評価され、縁があって2021年10月に阪急うめだ本店で塊根植物のポップアップストアを出店。塊根植物業界では無名のうちのお店が、阪急さんに出店することも凄いことですし、周りの色々な方の協力もあって、来店された方にはとても喜んでいただき、大盛況でした。今後は塊根植物とカフェを組み合わせた実店舗を出したいと思っていますが、他社との差別化やブランディングを考えることが課題です。

若い人たちとの付き合いで感じることは、独立心が強く意識も高いのに、最後の一歩が踏み出せていない人が多いということです。仕事をして失敗したなら、それはそれで仕方ないことです。大切なのはそこを踏み越える熱量です。反対に、会社組織が嫌だからフリーランスになりたいという人もいますが、そういった人には会社で働くことの魅力を伝えます。会社の大きい看板を使って大きいお金を動かし、勉強ができる上に給料までもらえる。それからでも独立は遅くありません。腹を決めてフリーランスで働くのであれば、熱量が高い人と一緒に仕事をしたいですね。

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