鈴木 浩
1980年生まれ、宮城県出身。中央理容美容専門学校通信科卒業後、仙台と札幌で10年間美容師として勤務した後、仙台の太陽光発電販売工事会社に転職。3年で取締役に就任。2014年に独立。ホームレスを経て豊太の取締役社長。
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INTERVIEW

若くして当主となり多くの戦いに挑んだ伊達政宗のようにアグレッシブで行動力のある人に憧れます。目指すのは「令和の伊達政宗」です。今は地方の一企業に過ぎませんが、これから東京や大阪のような大きな街に進出し、いずれ全国に支店を持ちたいと思っています。目標はみんなに笑われるぐらい大きいほうが面白いじゃないですか。
人生は挑戦あるのみ。やると決めたら行動するだけです。失敗は痛手ではありません。そもそも行動しないと失敗できません。失敗したらそこから学べばいいのです。

起業から一転、ホームレス生活に

鈴木 浩

伊達政宗のお膝元、仙台市で生まれ育ちました。子どもの頃は野球ばかりしていて全然勉強しなかったので、伊達政宗のことは知りませんでした。高校生でようやく知ると、その行動力に憧れ、戦国武将の世界にすっかりハマったものです。
高校を卒業すると美容学校で学び、美容師として10年ほど働きました。いつか独立したいと思っていましたが、08年のリーマン・ショックを機に、もっと安定して稼げるビジネスはないだろうかと考えるようになります。そんな時、知人から「太陽光発電システムの営業は頑張り次第で何百万も稼げる」と聞き、すぐに飛びつきました。美容師の頃からシャンプーやケア用品を売るのが得意だったので営業には自信がありました。転職先のソーラーパネルの販売会社では順調に売り上げを伸ばし、3年で取締役に就任しました。
その後独立し、最初は私も一営業マンとして現場に出ていたのですが、経営に専念するようになると売り上げが下がってしまって。手を打とうとした時にはもう遅く、倒産してしまいました。今思えば覚悟が足りなかったですね。
地元に居づらくなって埼玉県大宮市に移り、ホテルなどを転々としていましたが手持ちのお金も尽きて公園でホームレス生活を2、3年おくりました。もちろん気持ちはめいっているのですが、生きていれば何とかなるかなと考えていました。
19年になると「来年は東京オリンピックが見たいな」と思い、そろそろ働かなくてはと宮城に戻りました。コロナ禍で情勢は大きく変わりましたが、むしろチャンスだと思いました。太陽光発電のような省エネ製品は、景気が悪い時の方がよく売れる傾向があるのです。リーマン・ショックの時もそうでした。知人の会社で2カ月ほど仕事をさせてもらい、開業資金を稼ぎました。
不安やプレッシャーはなく、「今度こそうまくやるぞ」という気持ちだけでした。落ちるところまで落ちたらあとは這い上がるのみです。そういう意味では、ホームレス生活も良い経験だったかもしれません。

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全国に支店を出して「天下統一」を目指す

起業すると、まずは自分が売ってくることに全力を注ぎました。経験から「これを実行すれば失敗しない」という売り方が分かるので、そのノウハウを常にアップデートしながら社員たちにも伝えてきました。マニュアルも営業マンのレベルに応じて3種類作っています。もちろん怒鳴られたり門前払いされたりすることもありますが、訪問販売は断られることが前提だと思っています。それでも買っていただかないと仕事にならないので、とにかく数をこなして確率を上げるしかありません。
営業に必要なのは人間力だと思います。今までの経験や生きざまはにじみ出てくるものです。私は人より良いことも悪いこともたくさん経験してきた自覚があるので、そこが強みかもしれません。こんな金髪の風貌ですが、それでも社員はついて来てくれますし、お客様も買ってくださるんですよね。10年ぶりぐらいにお会いしたお客様が私のことを覚えていてくださった時は感激しました。
今は太陽光発電システムと蓄電池の販売と施工の事業を中心に行っていますが、いずれ電気自動車も取り扱いたいですね。住宅と自動車の両方でエネルギーの効率化を推進して、多くの方に喜んでいただきたいと思います。
天下統一を目指した戦国武将のように果敢に全国へ進出して、社員をもっと増やして会社を大きくしていきたいですね。野心のある人に来てほしいと思っています。私に食ってかかるような若者は大歓迎です。若いうちにたくさんお金を稼いで、お金の使い方や生き方を学んでほしいですね。

本気でやりたいことがあるなら、あれこれ考えるより先に行動を起こさないと何も始まりません。そして、日々努力することが大切です。未来のことは誰にも分かりませんが、5年後、10年後に振り返った時に満足するか後悔するかは自分次第です。
自分を信じましょう。やりたいことを見つけて、毎日アップデートしていくことが成長につながります。頑張ってください。

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