髙田康章
1978年生まれ、千葉県出身。明治大学法学部法律学科、早稲田大学大学院法学研究科、明治大学法科大学院法務研究科法務専攻を経て司法試験合格,最高裁判所司法研究所入所。2011年、弁護士登録。都内法律事務所勤務を経て15年に「浅草橋法律事務所」開設。19年、「弁護士法人豊楽法律事務所」に法人化。
https://www.holaku-law.jp/

INTERVIEW

弁護士の仕事は人の人生を変えることではなく、その後押しをすることです。結局、人生を変えるのは他でもない自分自身です。一人でも多くの人に、今後の人生を切り拓く力を与えたいですね。人生をより良くしたいと考えている人に寄り添える弁護士でありたいと思っています。

学生の頃からリーダーシップをとるのが得意

髙田康章

亡き祖父がかつて家族を養うために医師か弁護士を目指していたという話を祖母から聞いたことがあります。結局、医師の道を選んだのですが、人の人生に希望を見出す手助けができる弁護士の仕事にもずっと憧れていたそうです。それなら祖父がかなえられなかった夢を私がかなえようと思い、弁護士を目指し始めました。まだ小学生ぐらいだったので漠然とした夢でしたけどね。
中学生の頃、教師やクラスメートに頼られることが多く学級委員になったのですが、リーダーシップを取りながらクラスの様々な問題を解決し、良い方向に導くという役割にとても面白さを感じたのです。それは知識や発言力を駆使して人の道を切り拓く手助けをする弁護士のイメージと重なり、本格的に弁護士を目指すきっかけになりました。
法学部に進学すると、一時は学者を目指したこともありました。しかし学問として法を学ぶにつれて、これを動かす実務者になりたいという思いが再燃し、改めて大学院に入り直して国家試験に向けた勉強を始めたのです。少し回り道をしたわけですが、当時から付き合っていた妻は私を辛抱強く支えてくれました。夜遅くまで勉強していると、よく研究室にお弁当を持って駆けつけてくれたものです。妻のためにも、必ず弁護士になろうと心に誓いました。
晴れて試験に合格し弁護士になると都内の弁護士事務所に就職しましたが、数年ほど働くうちに自分の裁量で仕事がしたくなって、独立を決意しました。雇われ弁護士の時は仕事の量に関係なく毎月決まったお給料を頂けますが、独立すると自分が頑張らないと生活もままなりません。自分だけではなく家族の人生も背負うのですから、大きな決断でした。

  • 髙田康章
  • 髙田康章

深夜の相談メールにもつい応じてしまう

この仕事はお客様との信頼関係で成り立つので、まずは信頼を得ることを大切にしています。ご相談に来られたお客様とお話しながら、お客様がどんな人で何を求めているかをつかみ、どのようなアプローチが適当かを探っていきます。人間性を重視した解決法を目指す上で、お客様の人となりを知ることはとても大事なのです。何でも気兼ねなく話していただけるように、私も自分のプライベートのことや雑談を交えながらお話をします。そして相談内容に対してアドバイスを複数提示し、それぞれのメリットやリスクなどを話し、最後に「私以外にもいろんな弁護士の先生に相談して決めてください」と伝えることで、お客様ご本人に考えて決めていただく工夫をしています。
一番ありがたいのは、「髙田先生に相談してよかった」と言っていただくことですね。数ある弁護士の中から選んでいただけるということは、期待を寄せられているということなので、何とかしてご希望をかなえてあげなければというプレッシャーはありますが、そのプレッシャーに打ち勝って良い結果が得られた時は本当にうれしく思います。
弁護士事務所はいまだに敷居が高く、最初から気軽に相談に来てくれる方はあまり多くありません。しかし、コロナ禍でオンラインサービスを展開する弁護士も増えました。対面よりも敷居が低く、いつでもアクセスできるので、悩みを抱え込んでいる方が気軽に一歩を踏み出せるきっかけになればいいと思います。
私もメールやSNSを活用するので、夜中の3時に「相談してもいいですか」とメッセージをいただくこともあります。働きすぎだと妻には叱られますが、私は基本的に何時でも断りません。良いことなのか悪いことなのかよく分かりませんね。
将来は、今の事務所を誰にでも自慢できるような素晴らしい法律事務所にして信頼できる若い先生に託し、心おきなく引退できればいいなと思います。そして、余生は妻に尽くす。そこが私のゴールです。

勉強が苦手でも大丈夫です。自分が何をしたいのかを意識しながら生きていくことが大切だと思います。そのためには、テストでいい点を取るだけではなく、人の心の痛みや、自分の可能性を知ることも大事です。広い視野を持って、いろんなことを知ってほしいと思います。頑張ってください。

ページの先頭へ