シブサワ・アンド・カンパニー 代表取締役/コモンズ投信 取締役会長

渋澤健氏

社会は何によって変わるのか

外資系証券会社や米大手ヘッジファンドでグローバルに活躍後、独立。高祖父・渋沢栄一の志を受け継ぎ、新しい経済の循環を生み出すことで、持続可能な社会の実現を目指す渋澤健氏が考える「社会を変える力」とは。

渋澤健氏

「or(か)」ではなく「and(と)」の発想が
未来への飛躍を生む

 「世界の架け橋になりたい」という思いからMBAを取得し、金融業界でキャリアを積み重ねました。転機となったのは5年間のヘッジファンドでの経験です。それまでの職場より規模は小さいけれど、世界中から集まった精鋭たちから資本主義や世界経済の流れを改めて学べました。その刺激的な日々を通し、40歳で独立を決意したのです。

 起業直後のアメリカ同時多発テロは、自らのビジネス目標を見いだす契機になりました。当時、アメリカに出張中であった私は「平穏な日常は永遠ではない。メイクマネーだけではなく、持続可能な社会のために自分に何ができるのか」という思いを強く抱くようになったのです。その時から、新しい経済の循環をつくり出すことで、次世代に向けて豊かな未来をつなぐ挑戦を続けています。

 未来を生み出すのは「or(か)」ではなく「and(と)」の発想です。目の前にある技術や条件から選択するだけでなく、最適な組み合わせを新たに生み出すことで先に進んでいく。現在と未来をただ結ぶのではなく飛躍する力が必要です。「できる、できない」ではなく「やりたい、やりたくない」を基準にする。やりたければ目標から逆算し必ず実現させる。今はまだ見通せない未来を、飛躍の力でイマジネーションし、「someday=いつかやりたい」というベクトルを持ち続けることが、社会を変えていくのです。

「We(皆)」の視点が
創造性を育てる

 これまで出会った経営者の中で最も尊敬しているのは、起業前まで勤めていたヘッジファンドの女性社長です。彼女は仕事に厳しく非常に怖い上司でしたが、とにかく決断が早かった。電話で部下から話を聞くと、躊躇(ちゅうちょ)することなく即決する。判断ではなく決断です。それを支えていたのも「and」の発想でした。組織には「or」の力も大切ですが、トップには「and」の力が必要なのだと気づかされました。最近の若い経営者も、従来にない発想で、利益の追求だけでなく、社会を変えるような革新的ビジネスモデルを生み出している人が多いですね。「and」の力に秀でた人が増えてきていると感じています。

 また、持続可能な社会の実現を意識するようになってから、それまで遠い存在だった渋沢栄一に興味を持つようになりました。栄一は、「人間性と経済の両輪が国を豊かにする」という道徳経済合一説を唱え、生涯に約500の企業の育成に関わり、約600の社会公共事業や民間外交に尽力しました。その基本は「Me(自身)」よりも「We(皆)」を重視する発想であり、私が理想とする社会の姿にも通じます。以来、代表的な著書『論語と算盤』をはじめとする、栄一の研究はライフワークになりました。

 社会を、世界を変えるのは、これまでにない新しいクリエーションです。それは、「We」の視点を大切にする中で、未来への期待のベクトルを合わせられた先にこそ生まれるのだと信じています。

「“できる、できない”ではなく
“やりたい”を基準に」

(渋澤健氏)

 走りの最高峰に挑み続けてきたスカイラインは、誕生以来、常に最新の技術で、その時代時代に求められる最高のドライビングプレジャーを提供してきた。それから62年、ストレスフルで多忙な日々を送る現代の人々にとって、走りの醍醐味を楽しむのと同時に、安全やゆとりもクルマに求める重要なファクターとなった。そうしたクルマの今を、スカイラインが新しい未来へと変える。類まれな走りで世界中を沸かせた、あの頃のように――。

 20年以上にわたり、数々の予防安全技術を世界初で生み出してきた技術の日産が誇る360度のセーフティーアシスト技術と、究極のハンドリング性能をもたらすダイレクトアダプティブステアリング(DAS)。この二つの世界最高峰技術の上に、世界初の「プロパイロット2.0」を搭載。運転を楽しむ時には最高の「操る喜び」を、そしてクルマに運転をサポートさせる時には「解放される時間」を。「and(と)」の発想で飛躍をとげたスカイラインが、誰も体験したことのない選択肢を生み出す。自動運転時代を引き寄せる最新テクノロジーが、クルマの楽しさを再び呼び覚ます。

スカイライン

プロパイロット2.0

(世界初のインテリジェント高速道路ルート走行)

 高速道路上でルート走行を開始すると、スカイラインは自ら目的地を理解し、3D高精度地図データと車両周囲360度のセンシング情報に基づいて、ドライバーとコミュニケーションをとりながら、車線変更や道路分岐なども含めて、高速道路出口に向けた走行を統合的に支援する。同一車線内ではハンズオフ※1が可能となるシステムで、最先端の技術を乗りこなす新しいドライビングが生まれる。

※1 ハンズオフは、ドライバーが常に前方に注意して道路・交通・自車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限りにおいて可能です。ハンズオフ機能は対面通行路、トンネル内、急なカーブ路、料金所、合流地点及びその手前などでは使用できません。非作動区間に入る際には、システムが事前にドライバーに報知しますので、ハンドル操作を行ってください。
*ドライバーが自分の意思で車線変更を行いたい場合には、ハンドルに手を添え方向指示器を操作し、クルマ側が車線変更可能と判断すると支援を開始します。ドライバーの判断で、車線変更や追い越しをすることも可能です。 *あくまで運転支援システムであり、安全運転を行う責任はドライバーにあります。

※記事は2019年8月30日のものです。
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渋澤健氏

プロフィル渋澤健氏(しぶさわ・けん)

1961年神奈川県生まれ。父親の転勤で7歳から米国で育つ。84年テキサス大学工学部卒業、(財)日本国際交流センター入社。87年UCLAのMBA経営大学院修了後、金融業界へ転身。外資系金融機関で日本国債や為替オプションのディーリング、株式デリバティブのセールス業務に携わり、米大手ヘッジファンドの日本代表を務める。2001年オルタナティブ投資アドバイザリーを行うシブサワ・アンド・カンパニー設立。07年国内における長期投資の深化を目指しコモンズ設立、08年コモンズ投信会長に就任。「日本資本主義の父」渋沢栄一の5代目子孫。

「プロパイロット2.0 試乗映像」

▼プロパイロット 2.0の詳細はこちら

http://www2.nissan.co.jp/SP/
SKYLINE/PROPILOT2/

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