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つくりたかったのは、お客さまと働く人たちが安心できる空間つくりたかったのは、お客さまと働く人たちが安心できる空間 業界初 「ナノイーX」 搭載スーパーショーケースを導入した 生活協同組合コープやまぐち業界初※ 「ナノイーX」 搭載スーパーショーケースを導入した 生活協同組合コープやまぐち

山口県最大の消費者組織、生活協同組合コープやまぐち(山口市)は2021年2月、主要店舗のひとつ、コープここと宇部店(宇部市)をリニューアルオープンした。ニューノーマルのいま、大規模改装のテーマのひとつに掲げたのが「安心・安全」。清潔で快適な空間を実現するために、業界で初めてパナソニック独自のクリーンテクノロジー「ナノイーX」を搭載したスーパーショーケースを空調機器とともに採用した。店舗の改装にあたったコープタウン開発の開発部長、松本敏男さんと生活協同組合コープやまぐちの開発企画担当マネジャー佐崎晃秀さん、パナソニック産機システムズの中四国支店山口営業所長、稲田正憲さんに「ナノイーX」導入の狙いなどを聞いた。

※食品小売業界や外食業界で使用されている、コンプレッサー内蔵型の冷凍・冷蔵ショーケースにおいて。2021年7月30日時点、パナソニック調べ

競争激化、求められる個性

写真:松本 敏男さん

コープタウン開発株式会社
開発部長
松本 敏男 さん

リニューアルの経緯を教えてください。

佐崎さん 「1997年のオープンから23年がたち、設備の老朽化も進んでいたことから、1カ月ほど休業して大規模な改装を行いました。2021年度に改装を計画していましたが、コロナ禍などもあり、できることは早くやろうと、前倒しで実施しました」

松本さん 「近隣に競合の進出が相次ぎ、競争が激化しています。こちらの店舗も大きな影響を受けていますが、立地には恵まれているので、きちっとやればお客さまの支持を獲得できると考え、思い切ってやろうということになりました」

松本さん 「スーパー自体がほぼ飽和状態になってきているなか、食品に力を入れるドラッグストアがかなり増えてきています。私たちとしては、生鮮で勝たないと生き残っていけません。野菜、魚、総菜で、どのように特色を打ち出していくかが課題となっています」

つくりたかったのは、お客さまが落ち着く、
働く人たちが気持ちよく働ける空間

写真:佐崎 晃秀さん

生活協同組合コープやまぐち
開発企画担当マネジャー
佐崎 晃秀 さん

生鮮食品を陳列する冷蔵スーパーショーケースへの「ナノイーX」搭載は業界初です。空調でも売り場とバックヤードに「ナノイーX」搭載の室内機を設置しました。

松本さん 「コロナ禍のなか、店舗に来ていただく安心材料の一つになればと考えました。当初は空調だけの予定だったのですが、いよいよ設備が入る前くらいのギリギリのタイミングで、『スーパーショーケースもできそうだ』という話をいただきました。菌の繁殖の抑制が期待できるという点で、『ナノイーX』に非常に興味を持っていたので、『効果を最大限に発揮できるのなら、空調にとどまらず全部入れてみよう』と導入を決めました。タイミングとしては非常によかったと思います」

松本さん 「取り組みの結果として、働く方たちが気持ちよく働ける、来店されたお客さまが『何だか分からないけれど、あそこへ行くと落ち着くんだよね』と感じていただける部分が少しであればいいなと考えました。こうしたことは個人個人の感覚論だとは思うのですが、それにより近づけられればいいかなと。そういう取り組みをできるだけ進めていきたいですね」

写真:店舗の空調にも、「ナノイーX」搭載の室内機を採用した

店舗の空調にも、「ナノイーX」搭載の室内機を採用した

写真:店内

写真:店内

生鮮食品がならぶショーケースに「ナノイーX」を搭載。食品を守るだけでなく、働く人もお客さまも気持ちよく過ごせる空間作りを目指した

業界初のチャレンジ 手探りで解答を探る

写真:稲田 正憲さん

パナソニック産機システムズ
中四国支店 山口営業所長
稲田 正憲 さん

「ナノイーX」搭載スーパーショーケースの初納入での難しい点はありましたか。

稲田さん 「店舗の改装に時間的な制約があるので、松本さんや佐崎さんたちに手間や難しさを感じさせたくはないと考えました。業界初の『ナノイーX』搭載のスーパーショーケースとなりましたが、装置は組み込み式ではなく後付けで初めての施工でしたので、意外と手間がかかりました。外見はすっきりと仕上げることができましたが、職人さんから文句を言われながらの仕事となりました(笑)」

業界初の試みとして、いい事例をつくりたいとの思いがあったのでは。

稲田さん 「ありました。松本さんも佐崎さんも、新しいものに興味を抱き、実際にチャレンジしてくださるので。今後は既存店での後付けオプションの展開や、食品工場やセントラルキッチン、倉庫などにも展開できるのではないかと期待しています」

写真:「ナノイーX」搭載ショーケース

コープやまぐちは山口県内に8店舗を展開。「コープここと宇部店」の大規模改装に合わせて、「ナノイーX」搭載ショーケースを業界で初めて導入した

改装で来店客数も大幅増

改装効果はいかがですか。

松本さん 「おかげさまでお客さまはずいぶん増えました。コロナ前の2019年と比べると、1日あたりの来店者数が以前より300人ほど増えました。『ナノイーX』効果と思いたいですね(笑)。開放感と買い回りのしやすさを意識して、店舗内の空間をつくりましたので、おそらく店内の雰囲気も良くなったのではないかと思います」

「ナノイーX」についての反応はいかがですか。

佐崎さん 「人にもよるのでしょうが、鮮魚の生臭さが嫌だというお客さまにとっては、ニオイを抑える効果が期待できるのはメリットだと感じています」

松本さん 「花粉にも効果があるようですよね。導入からまだあまり時間がたっていないのではっきりとしたことはいえませんし、コロナ禍でマスクを皆がつけているという特殊な状況もありますが、1年くらい先、コロナが収まってマスクを着けなくなり普通の生活に戻ったときに、はっきり効果がわかるのかなと思っています。お客さまから『コープここと宇部店へ行くと、何となくいいんだよね』ってなるといいなと思っています」

佐崎さん 「ほかの生協から既に2件ほど問い合わせがありました。業界内でも関心が高いようです」

写真:店内

「『コープここと宇部店へ行くと、何となくいいんだよね』ってなるといいなと思っています」(コープタウン開発の松本氏)

1年先の効果に期待

「ナノイーX」へ期待することを教えてください。

松本さん 「スーパーはどこでも同じだと思いますが、カビにかなり悩まされています。出てきたものを除去することはできるけどまた生えてしまう。原理はわかっているのですが、防ぐことができません。ここにどのような効果があるかを見てみたいですね。1年くらいすればわかると思います」

松本さん 「今後新店を計画していますが、できれば『ナノイーX』の導入を検討したいと考えています。環境対応も含めて積極的に取り組んでいるところをアピールしながら、店づくりを進めたいと思っています」

写真:店舗外観

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