ビストロ飯
ビストロ風”肉みそ”ライスボウル仕立て
今回ご紹介する「肉みそ」は、材料を用意したら、順番に火を通すだけの手軽な料理です。野菜スティックのディップや、麺類の具としてだけではなく、新米が特においしい季節である今、ご飯のお供にぜひお試しください。
ビストロ風”肉みそ”ライスボウル仕立て

◆ 材料
肉みそ用(作りやすい分量)
豚ひき肉300g 長ネギ1/2本 ショウガ20g ニンニク1カケ カレー粉10g 赤ワイン100cc ゴマ油適量
A:赤みそ100g A:しょうゆ60cc A:みりん30cc A:砂糖30g
ライスボウル用お好みの分量で…
ご飯
パクチー
ミニトマト
卵黄
- シェフのひとこと
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ニンニクやショウガ、ネギなどの香味野菜は、先に炒めると香りが全体にまわり、風味が豊かになります。「ネギがどうしても焦げてしまう」という声も聞きますが、この段階でのネギは、油となじむ程度の火の通りで十分です。
左は油を入れた直後。油となじむと右の写真のようになります。 また、フライパンを先に温めず、冷たい状態から調理を開始すれば、焦げ付きが防止(→Point2)できます。豚ひき肉からも油がかなり出ますので、ゴマ油は少しで大丈夫です。
- シェフのひとこと
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豚肉とみそは相性がいいので、合いびき肉でもOKですが、豚の方がよりコクを感じられると思います。また、赤みそがなければ、合わせみそなどご自宅にあるみそでも大丈夫。その場合は、みりんや砂糖を気持ち多めに入れ、味付けを濃くするとよいでしょう。
- シェフのひとこと
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普段、当店ペタンクでご飯料理は出していませんが、今回は「ビストロ飯」のテーマと、新米の季節に合わせて、丼をビストロ飯としてアレンジしてみました。
この肉みそは非常にアレンジが効き、野菜スティックにつけるディップや、パスタや麺類の具材としても楽しめます。豆腐にのせてもおいしいですね。日持ちは冷蔵庫で1週間程度。写真のようにトーストで楽しむ時は、バターをしっかり塗るのが、おいしさの秘訣です。
パスタと合わせるなら、ゴマ油をオリーブオイルに、中華麺で楽しみたいなら、ラー油に変える(→Point5)と、さらに料理との相性が良くなりますよ。
ビストロレシピのチェックPoint
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Point1.スピード調理なので、事前に材料はすべて準備する。
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Point2.油は温めず、冷たい状態から香味野菜を入れれば焦げつきの防止に。
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Point3.スパイスの集合体であるカレー粉と赤ワインを加えることで、肉みそが洋風の仕上がりに。
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Point4.卵黄は彩り以外に、肉みそをまろやかにする効果あり。
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Point5.肉みそに合わせる素材で、油の種類を変えると風味も変わる。
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