「日本各地にあるご飯のお供。基本的にどんなお米にも合いますが、今回は特に”このハーモニーを楽しんでほしい!”と思った新米×ご飯のお供の組み合わせをご紹介します」(お米マイスター・川崎恭雄さん 以下同)
この秋食べてほしいおすすめのお米①

このお米に合うのは……
ほたるいか佃煮<トナミ醤油>

富山湾で採れたほたるいかと北海道の利尻昆布を、富山県産丸大豆昆布醤油等で味付けした佃煮。
「佃煮の甘辛い味はもちろん、ほたるいかそのものの味や独特の香りもしっかりと楽しめます。金色の風の強い甘みに、甘辛いタレが抜群にマッチ。そのままご飯に乗せるのはもちろん、タレを卵かけご飯にかけると味に奥深さが出て絶品ですよ。無添加、無化調で安心して食べられるのも嬉しいポイントです」
明石の恵み 味のり<鍵庄>

のりの名産地である兵庫県の中でも、明石のりはトップブランド。潮の流れが速く栄養が豊富な明石の海に育ったのりは、自然のうまみをたっぷり含んでいます。
「一年で最初に収穫される新芽を使った『一番摘み』のみで作られた貴重なのりです。肉厚でパリッとした食感で上品な味わい。口に入れるとほどけていく感覚がとても気持ちいいです。金色の風は冷めてもふっくらしているので、先ほどのほたるいかを具におにぎりにすると相性最高ですよ」
この秋食べてほしいおすすめのお米②

もっちり濃厚な食卓の主役
ゆめぴりか(北海道)
【特徴】
- ・特におすすめなのは新すながわ産の「高度クリーン米ゆめぴりか」
- ・北海道の基準より75%農薬をカットした減農薬栽培米
- ・もっちりした弾力と粘り、甘みのバランスが抜群
※全てのゆめぴりかがJA新すながわ産のものではありません。JA新すながわ産のゆめぴりかは、川崎さんが店主を務める『いづよね』のHPより購入可能です
このお米に合うのは……
ごはんとまらんらん♪(明太ちりめん味)<ふくや>

加熱した明太子と淡路産のちりめんに上質な綿実油を加え、旨味を閉じ込めた一品。
「口の中に入れると明太子の旨みが広がり、後からちりめんじゃこの風味が追いかけてきます。綿実油に凝縮された旨味と合わさり、まさに絶妙なハーモニー。明太子のプチプチ食感と、やわらかくもちもちしたゆめぴりかをあわせて是非いただいてみてください」
土佐の赤かつお(青さのり味)<上町池澤本店>

高知の老舗魚屋さんが創った食べる調味料。秘伝のタレでじっくり煮込んだかつおに、油と一味でさらにアクセントをつけたクセになる味わいです。
「こちらのにんにく味がTBS『紳助プロデュース新春スペシャル!日本全国ご飯の友No.1決定戦!めし友グランプリ2011』で優勝しましたが、個人的には青さのり味がおすすめ。青さの香りとお米の香りがお互いを引き立て合って、ご飯が何杯でも進みます。味が濃いので味の弱いお米だと負けてしまいますが、ゆめぴりかほど甘く濃厚なお米とは抜群にマッチします」
この秋食べてほしいおすすめのお米③

ハーブが育てたエコロジー米
石見高原ハーブ米 きぬむすめ(島根)
【特徴】
- ・水田でハーブを栽培し、緑肥としてすき込むエシカルなお米
- ・米ひと粒ごとの食感はしっかり
- ・マイルドな甘さとさっぱりした味わいで毎日食べても飽きがこない
このお米に合うのは……
牛タン仙台ラー油<陣中>

ゴロゴロ入った牛タンが具の9割を占める、贅沢な食べるラー油。フワッと鼻を抜けるごま油とガーリックの香りが美味しさの秘密です。
「程よいピリ辛味が、ハーブきぬむすめのクリーミーな甘さととても合います。牛タンのしっかりした歯ごたえと米粒の硬め食感を掛け合わせると、まるでどんぶりを食べているかのような満足感があります」
サヴァ缶(レモンバジル味)<東の食の会、岩手缶詰(株)、岩手県産(株)>

ゴロッと大きめにカットされた国産サバがオリーブオイル漬けにされている一品。
「骨まで柔らかく、バジルとほのかなレモンの香りを感じる大人味のサバ缶です。洋風な風味とハーブ米きぬむすめのマイルドな甘さが絶妙にマッチします。そのまま食べるのはもちろん、卵かけご飯に追加するとサバリゾットのような感覚で楽しめます。しっかり食べたい日の朝ごはんにうってつけですよ」