JPモルガン・アセット・マネジメント
業種・銘柄間で成長に差
アクティブ型に追い風
- 株式運用本部 株式運用部 アジア株式運用担当 ポートフォリオ・マネジャー
- 深水 悟朗氏
ワクチンの普及に伴い、今後、アジアは本来の成長軌道に戻るだろう。これまでの成長業種である「デジタル化」「インターネット」「ヘルスケア」に加え、個人消費や設備投資関連といった景気敏感業種の収益も大幅に改善するとみる。足元の需要の急回復と、2020年に停止状態に陥った一部産業の供給不足による需給ギャップは、経済の正常化に伴い徐々に解消するだろう。
今後は業種・銘柄間の格差が鮮明になっていくとの予想から、アクティブ型にとっては追い風とみている。JPMアジア株・アクティブ・オープンでは、アジア株式運用で約50年の実績を有する運用チームが、成長性に加え、企業の「質」に着目した厳選投資を行う。早い段階からESG評価を運用プロセスに組み入れ、質の高い成長銘柄の発掘を目指す体制も確立してきた。アジア企業は、企業統治や会計制度などが先進国とは異なるからこそ、先進国株式とは異なるアプローチが重要だ。輸出主導型の経済から、イノベーションを用いた新しい産業が生まれる高付加価値経済へと移行するアジア。この大きな変化の勝ち組となる銘柄に先回りしてアプローチし、アジア各国に分散投資を行うことで、長期の資産形成に向く運用を目指す。