NIKKEI 100年の資産形成

経済コラムニスト 大江 英樹氏

介護福祉士・モデル 上条 百里奈氏

タレント 中山 秀征氏

フリーアナウンサー 青木 源太氏

10月4日は証券投資の日! 広告特集 たき火を囲んで人生を語ろう

たき火は日常生活から離れ、自分を見つめ直すきっかけとなる。人生100年時代と呼ばれる今、人生とそれにまつわるお金について、考えるべきことは多いだろう。10月4日は証券投資の日。各世代を代表する著名人にお集まりいただき、これからの人生と投資についてそれぞれの考えを聞いた。

たき火と投資の意外な関係

青木 本日はたき火を囲んでの座談会です。みなさん、アウトドアの経験はありますか。

中山 子どもが小さい頃はよくバーベキューや釣りに行ったかな。なので、アウトドアは好きですね。

上条 私は家のベランダでキャンプする、ベランピングにハマっています。

青木 自宅でアウトドアを楽しむ人も多いですよね。ところで、今日は投資についてお話を聞いていくのですが、どうしてたき火なのか分かりますか。

上条さんと中山さんの写真

中山 なんだろう。たき火も経済も、大きく燃えあがるときもあれば下火になるときもあるところが似ているから。

青木 確かにそれも言えるのですが、違います。上条さんはどうですか。

上条 最近よく耳にするFIREが関係しているとか。

青木 ズバリ、正解です。大江さん、解説をお願いします。

大江 FIREはFinancial Independence , Retire Earlyの頭文字。欧米の若い世代を中心に広まっている、経済的自立をして早期リタイアを目指す考え方です。ただ、単にお金をためて早期退職するものではないことを、今日知ってもらえたらと思います。

青木 FIREとキャンプファイアをひっかけて、投資の話をしていきましょうと本日お集まりいただいたわけです。

たき火の写真

資産形成、今からでも 50代から始める投資編

老後の三大支出に備える

青木 お二人は投資をされていますか。

上条 身近なものではないので最初の一歩が踏み出せないです。

中山 僕も。若い頃は安定する道を選んだら芸能活動に身が入らなくなると考えていて、稼いだお金はとにかく使っていました。でも、家族が増えた今は備えがほしいと思う。僕みたいに50代から投資を始めても遅くないんですか。

中山さんや青木さんの質問に答える大江さんの写真

大江 もちろん大丈夫。投資は思い立ったときに始めればいいんです。では何のために備えるかというと、定年後の支出は生活費、趣味等の費用、介護・医療費の大きく3つ。生活費は公的年金、趣味等の費用は再雇用などの勤労収入でまかなうとして、最後の介護・医療費は退職金等に加え、定年までの資産形成や貯蓄などで準備しておきたい。

青木 将来、年金がもらえなくなるという話も聞きますが、実際はどうなのでしょうか。

大江 64歳以下の負担が制度開始時より増えているとよくいわれますが、今は65歳以降も働く人が増えていますよね。全体の保険料収入は増加傾向にあるため、年金制度は安定しているといえます。ただ、老後はリッチな生活を送りたいというのであれば自分で備える必要があります。

退職金運用は自己責任で

中山 初心者は何から始めるべきですか。

大江 資産運用で大切なのはどれだけ手数料や税金といったコストを抑えられるか。iDeCoやNISAは税制優遇を受けられるので使ったほうがいいです。

PICKUP COLUMN

1.つみたてNISA~運用益が20年間非課税
イメージ図

つみたてNISAとは投資で得た運用益が20年間非課税になる制度。年間の投資上限は40万円で、翌年に繰り越しはできない。投資対象は、販売手数料がゼロで信託報酬も低いなど長期・積立・分散投資に適した投資信託およびETF(上場投資信託)に限る。年間の投資上限が120万円、運用期間が5年で株式にも投資できる一般NISAもある。

2.iDeCo~掛け金は全額所得控除に
イメージ図

iDeCoとは自分が拠出した掛け金を、自分で運用し、将来の年金資産を形成する制度。運用中の利益は非課税で再投資でき、掛け金は全額所得控除となる。給付金は5年以上20年以下の年金方式で受け取る方法と、70歳までに一時金で受け取る方法があり、金融機関によっては組み合わせることもできる。年金で受け取る場合は公的年金等控除、一時金で受け取る場合は退職所得控除が適用されるため、節税効果が大きい。

話をする青木さんの写真

青木 僕もそれらの制度は上限額まで活用しています。フリーになった際の退職金も、iDeCoやつみたてNISA含め、自分で配分を決めて投資や貯蓄に回しました。

大江 退職金運用では青木さんのように「まとめて投資しない」「自分で投資先を選ぶ」「すべて人任せにしない」という3つの原則を守ることが大切です。

青木 忙しくてなかなか時間がとれない方やまとまった退職金をどう運用すれば良いかわからない方はプロに相談できる投資一任サービスを利用する手もありますよね。

大江 その一つはファンドラップといわれているものですね(下図)。運用を任せるにしても投資は自己責任ですから、その商品の内容が自分の目的に合っているかなどは必ず確認しておきたいですね。

PICKUP COLUMN

3.ファンドラップの特徴
イメージ図

ファンドラップ(ラップ<wrap>は包むを意味する)とは、証券会社などの金融機関にまとまった資金を預け、資産の管理・運用を一任するサービス。ヒアリングを通して運用のゴール(目的)やリスク許容度に合わせ運用ポートフォリオを作成。定期的に運用状況をレポートで確認し、目的に合った内容の運用かどうかを自身で見直すことができる。

Interview 10月4日「証券投資の日」、資産形成の第一歩を

写真

日本証券業協会 会長 森田 敏夫

10月4日「証券投資の日」、資産形成の第一歩を

日本証券業協会 会長 森田 敏夫

 日本証券業協会では10月4日を「証券投資の日」と定めています。より多くの方々に証券投資に興味・関心を持ってもらい、「貯蓄から投資へ」の動きを後押ししたいという意味合いがあります。この取り組みをよそに、日銀の統計によると、2021年3月末現在、我が国の家計の金融資産に占める有価証券の割合は約15%と、米欧と比べいまだ低い水準にあります。

 一方、ちょっとした希望もうかがえます。この新型コロナウイルス禍で新たに証券投資を始める層が増えつつあるということです。投資初心者向けの税制優遇制度である「つみたてNISA」口座は、この1年で1.6倍の361万件に達しました。

 このコロナ禍によって、これまでトレンドとして出ていた様々なもの、例えば、eコマース、ESG、SDGsの動きなどが一気に「加速」しました。証券業界にとって国民の資産形成支援は最も重要な取り組みであり、芽が育ちつつある証券投資の流れも加速させ、さらには定着させなければなりません。

 人生100年時代、より豊かに、そして、かなえたい夢や目標を実現するためにはお金が必要です。この超低金利下、預貯金だけではお金は増えず、自助による資産形成が必要になってきます。当協会ではNISA、iDeCoなどの利用促進や金融商品を安心して中長期的に保有できる環境作りに取り組んでいます。

 時代の転換期には、世の中の流れ、変化というものの本質を見抜く目や果敢にチャレンジする精神が求められます。「証券投資の日」を迎えるにあたり、多くの方々があらためて資産形成の必要性について考え、実践に向け第一歩を踏み出すきっかけになれば、そう願っています。

TOPページへ戻る