時計は、単に時を告げるものではなく、もはや“アイデンティティー”を体現するキーピース。確固とした美学と卓越したスペックを兼ね備えた名門ブランドからセレクトした、アイコニックな最新モデルを腕に、バレエダンサーの渡辺理恵さんが表現力豊かに時を舞う。
LOUIS VUITTON ルイ・ヴィトン
ドラム型のケースが特徴的なルイ・ヴィトンの「タンブール」に、メゾンのアイコンであるモノグラム・キャンバスがドッキング。ストラップはもちろん、モノグラム・キャンバス特有の絶妙な質感を再現した文字盤にも注目を。ブラウンとゴールドのシックな配色はどんな色にも合わせやすく、オンオフ問わず様々なスタイルにマッチする主役級の一本。
CHANEL シャネル
1990年代を彩ったエレクトロカルチャーにインスパイアされた「CHANEL ELECTRO CAPSULE COLLECTION」が登場。シャネルを代表する時計のなかでもスポーティーかつエレガントな魅力あふれる伝説的なウオッチ「J12」が、エレクトロニックな表情を携えてお目見え。艶めく高耐性ブラック セラミックに、レインボーのごとき12色のカラーインデックスが鮮やかに映え、よりユニークでグルーヴィな印象に変身。
VAN CLEEF & ARPELS ヴァン クリーフ&アーペル
1968年の誕生以来、ヴァン クリーフ&アーペルの象徴的モチーフとして愛されているアルハンブラが、ペンダントウオッチになって登場。鮮やかなカーネリアンレッドの蓋をスライドすると、ホワイトマザーオブパールの仄かな光沢を放つ文字盤が現れる仕掛け。幸せな時を刻むジュエリーウオッチは、熱い視線を集めること必至。
TIFFANY & CO. ティファニー
クラシカルで端整なデザインがタイムレスな美を感じさせる「ティファニー 1837 メーカーズ」。おすすめは、ダイヤルの艶めきと四方を取り囲んだラウンド ブリリアントカットのダイヤモンドの煌めきが呼応し、なんとも上品かつ華やかな印象をもたらすタイムピース。また、ローズゴールドが素肌に優しくなじみ、凜としたフェミニニティが薫りたつ。
BVLGARI ブルガリ
太古より英知や再生、また生命の象徴であった蛇は、ブルガリにとってシンボリックなデザインのひとつであり、代表的なアイコン。しなやかな曲線美と魅惑的な輝きによって表現された「セルペンティ」を新解釈した「セルペンティ セドゥットーリ」は、ドロップ型のケースと、蛇の鱗から着想を得た六角形モチーフを連ねたブレスレットとのコンビネーションが絶妙。身に着ける者に、パワーを秘めた唯一無二な存在感をもたらしてくれる。
CARTIER カルティエ
時計界のまさにレジェンドとして名高いカルティエの「タンク」ウオッチは、1917年の誕生以来、男女問わず世界中のスタイルある人々に支持されてきた名品。今年新たに仲間入りするのが、「タンク ルイ カルティエ 」と1970~80年代を彩った「マスト ドゥ カルティエ」を踏襲する「タンク マスト」。シンプリシティを極めつつ印象的なレクタンギュラーケースにクラシックなローマ数字が、なんとも美しい黄金バランスを構築。時を超えて魅了する間違いのない一本だ。
RIE WATANABE
渡辺理恵/バレエダンサー
5歳よりバレエを始める。2004年、東京バレエ団に入団。際立つラインの美しさ、柔軟性を活かした踊りで『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』『ジゼル』など、数々の古典作品に主演するほか、モーリス・ベジャール、ジョン・ノイマイヤー、ウィリアム・フォーサイスなど、世界的現代振付家の作品にも多数出演。また、ベルリン国立歌劇場、ミラノスカラ座などの海外公演にも多数出演。2018年、同バレエ団を退団後も、国内外問わず、活動の幅を広げている。
※この特集中、以下の表記は略号になります。WG(ホワイトゴールド)、YG(イエローゴールド)、PG(ピンクゴールド)、RG(ローズゴールド)、BG(ベージュゴールド)、SS(ステンレススティール)
※掲載の商品は、すべて税込価格です。
Photos: Akinori Ito (aosora) Styling: Chiaki Furuta Hair: JUN GOTO(ota office) Make-up: Masayo Tsuda(mod’s hair) Model: Rie Watanabe(Ballet dancer) Text: Maiko Hamano Fashion Director: Kaori Takagiwa