Fashion

新作から紐解く美学 〜グッチ〜

BRAND FOCUS

2021.11.12

GUCCI グッチ

今年、ブランド創設100周年を迎えたグッチ。ホットなニュースやイベントが目白押しのなか、ブランドの顔ともいえるアイコニックなアイテムの新作も続々登場。名品中の名品といわれ、世界中で時を超え愛されてきた「バンブーハンドル バッグ」の魅力に迫る。

色・素材・サイズ違いで多彩なバリエーションを展開。ハンドバッグでレディライクに、付属のショルダーストラップを付けてクロスボディにすれば、カジュアルなスタイルにもマッチ。ミディアムとスモールサイズの中には、ジップポケット、オープンポケット、ミラーが内蔵。バッグ 左から (H15×W21×D7cm)¥381,700 (H12×W17×D7.5cm)¥282,700 (H17.5×W26.5×D9cm)¥499,400/以上グッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス フリーダイヤル0120-99-2177)

知られざる「バンブー」伝説

グッチの長い歴史において、特筆すべきアイコンといえば、ホースビット、GGパターン、フローラ プリント、ジャッキー バッグなど枚挙にいとまがない。なかでもバンブーハンドル バッグのデビューは衝撃的だった。

バンブー(竹)をハンドルに採用したバンブーハンドルのハンドバッグは、1947年、イタリア・フィレンツェにあるグッチの工房で誕生した。戦後の資材不足のなか、当時、日本から輸入することができた竹を、グッチの職人たちは革新的なアイデアでもって美しいハンドルへと昇華させたのだ。竹の若い茎をバーナーの熱で柔らかくさせ、一つ一つ職人の手によって“U”のシェイプに加工。そのバンブーハンドルを、4つのメタルループでハンドバッグに取り付け完成させた逸品は、卓越したクラフツマンシップと美意識が宿るメイド・イン・イタリーとして世界中に知れ渡る。

グレース・ケリーをはじめ、エリザベス・テーラーやデボラ・カーなど、世界中のセレブリティたちが瞬く間に公私にわたって愛用し、グッチの歴史と伝統を象徴するバッグとなった。そして、ハンドルやクロージャーのみならず、バンブーからインスパイアされたデザインディテールは、後に、傘の持ち手やウオッチ、ジュエリーなど幅広いアイテムに反映され、グッチを語るうえで欠かせない存在となったのだ。

ブランド創設100周年を祝し、クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレの指揮のもと、ますます魅力的に時代と共に進化するバンブーハンドル バッグから目が離せない。

バンブーハンドルもクロージャーもオールブラックなのが、シックかつモードな印象。グリーン・レッド・グリーンのウェブ ストライプのショルダーストラップが利いて。バッグ(H15×W21×D7cm)¥390,500/グッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス フリーダイヤル0120-99-2177)

バンブーの質感が映えるホワイトは、ブルー・レッド・ブルーのウェブ ストライプのショルダーストラップと相まってレトロプレッピーなムードを演出。オールシーズン活躍必至。バッグ(H15×W21×D7cm)¥381,700/グッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス  フリーダイヤル0120-99-2177)

大きく配したGGパターンとバンブー、そしてグリーン・レッド・グリーンのウェブ ストライプが相性抜群。グッチらしさが凝縮されたバッグは、まさにスタイリングの要に。バッグ(H15×W21×D7cm)¥349,800/グッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス フリーダイヤル 0120-99-2177)

可愛らしいミニサイズならば、思い切って発色鮮やかなピンクをチョイス。持つだけで、おしゃれ心が刺激され元気が湧いてくるような一点。バッグ(H12×W17×D7.5cm)¥282,700/グッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス フリーダイヤル0120-99-2177)

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※この特集中、以下の表記は略号になります。H(高さ)、W(幅)、D(マチ)

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Photos: Asa Sato Editor: Maiko Hamano