ヴァン クリーフ&アーペル
ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」が贈る、秘蔵のメンズ リングのエキシビション

2022.01.14

ヴァン クリーフ&アーペル ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」が贈る、秘蔵のメンズ リングのエキシビション

ヴァン クリーフ&アーペルが支援する、ジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」。フランスで創設し、現在パリと香港の常設キャンパスを拠点とする「レコール」は、一切の受講条件なく、あらゆる人にジュエリーに関する知識を提供する教育機関だ。
 今年、「レコール」開校10周年を記念し、イヴ・ガストゥ氏が個人で集めた私的コレクション『メンズ リング イヴ・ガストゥ コレクション』展が開催される。

イヴ・ガストゥと、彼の息子ヴィクトール・ガストゥ。
©ギャラリー・イヴ・ガストゥ
イヴ・ガストゥと、彼の息子ヴィクトール・ガストゥ。イヴの2020年の逝去後は、ヴィクトールが父の情熱とともにギャラリーを受け継いでいる。

イヴ・ガストゥとは、どんな人物なのだろうか。氏の名前が広く知られるようになったのは、1986年、パリのサンジェルマンのボザール美術学校の隣にギャラリーを開いたことが始まりだ。アンティーク家具を扱う前衛的なディラーだったガストゥ氏のギャラリーは、古い年代の家具と共に、1980年代を象徴するデザイナー、スタジオ・アルキミアや倉俣史朗の展示作品を並べて展示するといった、先駆的なセレクションで話題となった。ギャラリーのファサードは、イタリア建築界の巨匠エットレ・ソットサスに依頼し、オープン当時には、そのデザインがパリの街のスキャンダルとまで騒がれたほどだった。しかし、今もそのままの形を残す白と黒の人造大理石のファサードは、それ自体が伝説的な存在となっているのだ。

そんな先見の目と、独自の美意識をもつガストゥ氏が、プライベートで収集していたのが、小さなアート作品ともいえるメンズの“リング”だった。
 現代社会では、装飾品は女性的なものと結びつけて考えることが一般的だが、実は男性たちは、お守りとして、そして富と名誉の象徴として、太古の時代から指輪を身につけてきた。本展では、氏が所有していた類稀かつ膨大な数のメンズリングから、17世紀のヴェネツィア共和国のドージェ(元首)がはめていたリング、古代エジプトにインスピレーションを受けたリング、19世紀の“メメント・モリ”スカルリング、18世紀のエナメルリングや1970年代のアメリカのバイカーリング、そして現代アーティストが手がけたリングにいたるまで、希少な約400点ものコレクションが一堂に会する貴重な展覧会だ。

19世紀後半に製作された、オルゴールが組み込まれたリング。
19世紀後半に製作された、オルゴールが組み込まれたリング。ゴールドとシルバー製で、花のモチーフに隠された歯車を回転させることで音が鳴る仕組み。
1920年から30年の間に作られた司教のリング。
1920年から30年の間に作られた司教のリング。ガストゥ氏のお気に入りリングのひとつだった。中央のアメジストの周りにはダイヤモンドがあしらわれている。

メンズ リングのコレクションには、30年以上に渡り収集してきたガストゥ氏のパーソナルな興味や、アートに捧げた人生の断片が散りばめられ、まるで小説の一章一章を読んでいくような魅力に溢れている。

2018年にパリの「レコール」で展示されるまで、その存在が秘密にされていたガストゥ氏のメンズ リング コレクション。今回その貴重なコレクションが、パリに続き初めて日本に巡回する。秘蔵のメンズ リングの物語が、見るものに特別な体験を誘うことは間違いない。

エキシビション「メンズ リング イヴ・ガストゥ コレクション」

期間:2022年1月14日(金)〜3月13日(日)会期中無休、予約不要
開館時間:10:00-19:00
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウンミッドタウン・ガーデン内
エキシビションの詳細について:https://www.lecolevancleefarpels.com/jp/ja/mens-rings-exhibition
問い合わせ先:レコール事務局 0120-50-2895(平日11:00-19:00)

Photos: Benjamin Chelly
Editor: Asako Kanno

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