ルイ・ヴィトンの精神をたどる旅。新作ハイジュエリーがいざなう輝きのアドベンチャー

2022.09.09

ルイ・ヴィトンの精神をたどる旅。新作ハイジュエリーがいざなう輝きのアドベンチャー

Photos: ©Laziz Hamani (Still Life), ©Sølve Sundsbø(Model)

ルイ・ヴィトンが放つ最新ハイジュエリーコレクションの名は、「Spirit(スピリット)」。創業時から常に新境地を切り開いてきたメゾンのパイオニア精神とイノベーション力をたたえ、孤高のスピリットの神髄をハイジュエリーに投影。ウオッチ & ファインジュエリーのアーティスティック・ディレクター、フランチェスカ・アムフィテアトロフの研ぎ澄まされた感性によって誕生した、傑作コレクションのハイライトをご紹介しよう。

125点ものピースから構成される新作「スピリット」。象徴的な「V」のコードやトライアングルシェイプといったグラフィックを縦横無尽に操り、ときに空想世界の生き物たちをインスピレーション源に採用しながら、生き生きと躍動する力強いまでの美しさを創造した。

フランチェスカは言う。「灰からよみがえって空高く飛翔(ひしょう)するフェニックス、もしくは己の身を守るために火を吐くドラゴンのように、ルイ・ヴィトン ウーマンは驚くべき力、エネルギー、オプティミズムを放っています。私がこのコレクションの中で表現したいと思ったのは、まさに束縛から自由になろうとする姿勢、そしてメゾンの価値観に通じる、こうした女性のあり方なのです」。

女性にパワーを授ける自由という名の“光”の鎧

フランチェスカにとって、ルイ・ヴィトンにおけるハイジュエリーコレクション第4弾となった本作。意志あるルイ・ヴィトン ウーマンにふさわしいコレクションの主役といえば、「リバティ」ネックレスだ。非の打ちどころのない透明度のダイヤモンドを埋め尽くした、中世の鎧を想起させるようなビブネックレス。華麗なシグネチャーピースには、大胆不敵なアプローチによってメゾンのシンボルが隠されている。スクエアとトライアングルシェイプのダイヤモンドをモザイク状に並べ、そこにアイコニックなトランクに由来するヒンジのモチーフを重ねることで、伝統のダミエ・パターンを再解釈してみせた。しなやかな連結構造をなす幾何学モチーフのひとつひとつは、体の動作に合わせて微細に動き、さざ波のように幾千ものきらめきを放つ。

「リバティ」ネックレス
デコルテに降り注ぐ荘厳な輝きのシャワー。ダイヤモンドでできた新生ダミエ・パターン上に配したコロンビア産エメラルドと、センターで光り輝くスリランカ産サファイア、LV モノグラムフラワーカットを施したダイヤモンドが夢幻のドラマを運ぶ。「リバティ」ネックレス(WG×Pt×ダイヤモンド×サファイア×エメラルド)¥790,790,000(参考価格)Photo: ©Sølve Sundsbø

ダイヤモンドの羽を広げ、未知なる優雅さへ

永遠の時を生きるといわれる伝説上の鳥、フェニックスの翼から着想した「グレイス」ネックレス。両翼の片方にはバゲットカットダイヤモンドを、もう一方にはラウンドブリリアントカットダイヤモンドを施し、ふたつのなめらかな「V」字を描きながら、比類なきセンターストーンへと流れ落ちる。中央に鎮座する65.26カラットのツァボライトの美しさは、息を呑むほど。完璧に澄み切ったピュアなグリーンの光彩は、目にする者に情熱を喚起してやまない。素肌に寄り添うしなやかでありながら彫刻的なフォルムは、2000時間以上を費やして緻密につなぎ合わせた高度なクラフトマンシップ(職人技)の結晶だ。

「グレイス」ネックレス
彫刻作品のような造形美は、フランチェスカが手がけるクリエーションの真骨頂。センターストーンは取り外してペンダントとしても装着可能。「グレイス」ネックレス(WG×ダイヤモンド×ツァボライト)¥718,900,000(参考価格)Photos: ©Sølve Sundsbø(Model), ©Laziz Hamani (Still Life)

素肌になじみ、まとうたびに彫刻と化す美しさ

ゴールドとプラチナのパーツをピラミッドのごとく構築した「ラディアンス」ネックレスも、本作のマスターピースのひとつ。その非凡な魅力は、絢爛(けんらん)豪華なルックスに終わらない。チェッカーボードパターンを織りなすすべてのパーツは、肌に完璧にフィットするように、絶妙な窪みを描きながらひとつずつ丹念に組み立てられ、セカンドスキン感覚のつけ心地を実現。磨き上げられたイエローゴールドとダイヤモンドの装飾がドラマティックなコントラストを刻み、燃えたつように鮮やかなスペサルティン・ガーネットが、色彩美をつづるクライマックスに。自ら未来を切り開く自立した女性像にふさわしい、大胆なアティチュードに満ちている。

「ラディアンス」ネックレス 「ラディアンス」イヤリング
鏡面仕上げのイエローゴールドとダイヤモンド、中央に据えた希少なスペサルティン・ガーネットが華やぎの競演。ピラミッドさながらに組み立てた斬新なデザインに視線を奪われる。「ラディアンス」ネックレス(YG×Pt×ダイヤモンド×スペサルティン・ガーネット)¥172,500,000 「ラディアンス」イヤリング(YG×WG×ダイヤモンド)¥9,900,000(ともに参考価格)Photo: ©Sølve Sundsbø

「V」が幾何学的アートピースへと昇華する時

オープンワークの構造に、「V」モチーフがひときわ印象的に浮かび上がる「デスティニー」。ダイヤモンドをちりばめたトライアングルシェイプが「V」を軽やかにリフレインし、首元をグラフィカルに包み込んでいくさまはコンテンポラリーそのもの。このネックレスに瑞々しい生命を吹き込んでいるのは、真紅のモザンピーク産ルビーの存在。中でも圧倒的な存在感を放つのは、センターに据えた10カラットを超えるエメラルドカットのルビーである。一点の曇りもないピュアなレッドカラーを呈するルビーは、取り外しが可能。同じくネックレスから取り外し可能なダイヤモンドとともに、特別にデザインされたソリテールリングにも変容する。好奇心と冒険心、自信を持った女性こそ、ルイ・ヴィトン ウーマン。メゾンの気高きスピリットを語り継ぐハイジュエリーをさっそうとまとえば、運命さえも動かせる強さと美しさを手に入れられそうだ。

「デスティニー」ネックレス 「デスティニー」リング
ルビーにおいては極めて珍しい、エメラルドカットをセンターストーンに施している点にも注目を。独自のLV モノグラムフラワーカットダイヤモンドが、メゾンの偉大なヘリテージを語り継ぐ。「デスティニー」ネックレス(WG×YG×ダイヤモンド×ルビー)¥747,700,000 「デスティニー」リング・中指(YG×Pt×ダイヤモンド×ルビー)¥46,145,000 薬指(YG×WG×Pt×ダイヤモンド)¥31,845,000(すべて参考価格)Photos: ©Laziz Hamani (Still Life), ©Sølve Sundsbø(Model)

問い合わせ先:ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854)

※この特集中、下記の表記は略号になります。WG(ホワイトゴールド)、Pt(プラチナ)、YG(イエローゴールド)
※掲載商品は、すべて税込・予定価格です。

Text: Etsuko Aiko
Editor: Kaori Takagiwa

TOPヘ