日本初、シャネルのウオッチ&ファイン ジュエリー旗艦店が、銀座に誕生!

「シャネル」ハイジュエリー、90年の物語 vol.4

2022.11.04

日本初、シャネルのウオッチ&ファイン ジュエリー旗艦店が、銀座に誕生!

Photo: ©CHANEL

今秋、東京・銀座の並木通りに、ウオッチとファイン ジュエリーに特化した日本初の旗艦店「シャネル ファイン ジュエリー 銀座並木」が待望のオープンを迎えた。今年5月にリニューアルを果たしたパリ・ヴァンドーム広場の「シャネル ファイン ジュエリー パリ本店」と同様、世界的建築家ピーター マリノが設計を手がけた新ブティックは、マドモアゼルの美意識とモダニティが共鳴するラグジュアリー空間に。シャネルのハイジュエリーをめぐる連載最終回となる本記事では、銀座の新たなランドマークとして話題を集める新店舗の詳細をリポートしよう。

全3フロアで構成される新フラッグシップブティック。
全3フロアで構成される新フラッグシップブティック。そのファサードデザインは、マドモアゼルが愛したコロマンデル屏風から着想。コンテンポラリーアートさながらの壮大な外観が、銀座・並木通りの新アイコンに。Photo: ©CHANEL

マドモアゼルの邸宅さながらのリュクス空間へ

「シャネル ファイン ジュエリー 銀座並木」はまるで、パリ・カンボン通りに残るマドモアゼルのアパルトマンが現代へトリップしたかのような、特別な洗練に包まれている。新店舗のファサードを飾るのは、コロマンデル屏風をイメージしたゴールドメッシュのパネルと、黒い御影石で縁取られアシンメトリーに配された5つのウィンドウ。マドモアゼルがこよなく愛し、どこに居を構えようと自身のアパルトマンを飾り立てた中国の漆塗り屏風が、新ブティックの顔へと姿を変えた。極めてコンテンポラリーに映る外観には、マドモアゼルの私的な物語やメゾンの歴史あるコードが巧みに再解釈されている。

店内に足を踏み入れると、マドモアゼルのテイストを現代的にとらえた美術品や選び抜かれたインテリアがお出迎え。1階はファイン ジュエリーとウオッチのフロア。象徴的なカラーコードである白、黒、ベージュ、そしてゴールドが美しく調和する空間に、大人気の「ココ クラッシュ」や「カメリア コレクション」、「シャネル N°5」などアイコニックなジュエリーと時計が並ぶ。

ファイン ジュエリーとウオッチがディスプレーされた1階。
ファイン ジュエリーとウオッチがディスプレーされた1階。Y.Z.カミによる金箔のアートピースとブラックラッカーパネルをつなぎ合わせた、高さ3.89mのスクリーンがフロア中央で存在感を放つ。Photo: ©CHANEL

高さ4.7mもの天井を彩るハンドメイドのシャンデリアは、かつてマドモアゼルが私邸のインテリア製作を任せた金細工メゾン、ゴッサンスの品。熟練の職人の手で継ぎ目なく仕上げられたムーンゴールド色のしっくいの壁に、芸術品と見まごうシャンデリアが気品ある光を投げかける。さらに、現代作家Y.Z.カミによる、リネンに金箔をあしらった15枚のアート作品とブラックラッカーパネルを組み合わせた圧巻のスクリーンが、広々とした1階中央でゲストの視線を奪う。

スクリーンの間を通り抜け、階段かエレベーターで上階へ。天井まで届くミラーで囲まれた階段には、フランスの職人が手作業でハンマー加工を施したゴールドの手すりを、エレベーターにはドアと内装に緻密なゴールドの細工を施してあるなど、室内装飾へのこだわりは随所にうかがえる。続く2階はハイジュエリーとオート オルロジュリー、そしてVIPサロンのフロアに。

ブティック2階、メゾンの美意識を結集したハイジュエリーを展開するエリア。
同じく2階にあるオート オルロジュリーのエリア。
上、ブティック2階、メゾンの美意識を結集したハイジュエリーを展開するエリア。下、同じく2階にあるオート オルロジュリーのエリア。プレシャスストーンや複雑機構を駆使し、ウオッチメイキングに大胆さとクリエーティビティーを吹き込むシャネルのオート オルロジュリーの世界を堪能。Photos: ©CHANEL

ニュアンスある明るいベージュの壁に囲まれた、2階のハイジュエリーエリア。一方のオート オルロジュリーのエリアには、屏風のパネルをイメージして壁面に段差を設けた展示コーナーを用意。ベージュを基調とするソファに腰掛け、メゾンのウオッチメイキングの深淵なる世界とじっくり向き合うこともできる。間口をあえて狭くしたゲートの先に広がるのが、プライベートな趣のVIPサロン。ストーンで装飾したゴッサンス製シャンデリアが室内を照らすインティメイトな空間に、海を表現したインクジェットプリント作品とブロンズ像を配置した。現代アートとともに1800年代初頭のアンティークデスクも置かれ、異なるテイストのインテリアが調和する小粋なアティチュードは、洗練を知る人の邸宅さながら。

シャネルツイードを想起させるカーペットにモダンアート、アンティークの調度品がハーモニーを奏でる2階のVIPサロン。
シャネルツイードを想起させるカーペットにモダンアート、アンティークの調度品がハーモニーを奏でる2階のVIPサロン。Photo: ©CHANEL

現代アートと共鳴するメゾンのスピリット

輝きをめぐるラグジュアリーな散策は、メンズウオッチとブライダル コレクションをそろえた最上階の3階へ。スエードで覆われた壁面が彩るメンズウオッチのエリアは、落ち着いたブラウン系を基調とする空間。女流彫刻家イングリッド ドナによるブロンズ製の本棚には、ウオッチとともに個性的なアートオブジェの数々がディスプレーされ、遊び心とモダニティに満ちて。

3階のメンズウオッチのエリア。
3階のメンズウオッチのエリア。イングリッド ドナの本棚やピーター レーンによるコーヒーテーブルが、シックな空間にマッチ。Photo: ©CHANEL

3階のブライダル コレクションのエリアは、京都西陣の老舗、Hosoo製の西陣織の壁紙を採用したやわらかな雰囲気の内装に。一枚の布地に5通りの織り方を駆使し、また布地の控えめな光沢感を表現するため、あえて裏面を表として用いるなど、細部にまでこだわりを詰め込んだ。ブライダル コレクションエリアの奥には、優美なコンソールやソファをしつらえたラウンジが。シャネルツイードを思わせる特注のカーペットやラグは、このラウンジの床面にも。メゾンの世界観に浸り、ゆったりと寛ぎながらジュエリーとウオッチ選びができるだろう。

3階のブライダル コレクションエリア。
その奥に続くラウンジ。
上、3階のブライダル コレクションエリア。下、その奥に続くラウンジ。Photos: ©CHANEL

各フロアごとのコンセプトに沿って、現代アートと洗練されたインテリアを随所にちりばめた「シャネル ファイン ジュエリー 銀座並木」。ブティック全体を貫くのは、究極のラグジュアリーでありながらシンプルでモダンという揺るぎないメゾンのスピリットだ。シンプルなものがもっとも美しい、とマドモアゼルが考えたように、彼女のビジョンの延長線上で、新しい輝きのストーリーが銀座を舞台に幕を開けた。

問い合わせ先/シャネル(カスタマーケア)TEL:0120-525-519

Text: Etsuko Aiko
Editor: Maiko Hamano

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