花というテーマは「ヴァン クリーフ&アーペル」にとって、1906年のメゾン創業時から大切に守ってきたもののひとつ。昨年の春には代官山にて、華道家の片桐功敦(あつのぶ)氏とコラボレーションした期間限定のエキシビションを開催したのも記憶に新しい。
その穏やかでポエティックな世界が、今秋、京都の下鴨神社に姿を現す。片桐氏が「ヴァン クリーフ&アーペル」のジュエリーにインスピレーションを得て、新たな生の予感や託された未来への希望を、花、そして植物というはかない存在の有機的な営みを通して表現する。
「生け花の作品はこの世から姿を消してしまうもの、一方ジュエリーは長く形をとどめます。形となったものに違いはあっても、ヴァン クリーフ&アーペルと自身のクリエーティブの根本は同じ。丁寧な仕事と作り出されるものとの対話が本物の作品を生み、人の心を動かします」と片桐氏。
世界遺産としても知られる特別な場所で開かれるエキシビションは、時を超える美しさを私たちに語りかけてくれるだろう。
エキシビション「LIGHT OF FLOWERS 花と光」
会期:2022年11月3日(祝・木)〜12月12日(月)
会場:世界遺産 下鴨神社(賀茂御祖神社)境内
※予約不要、入場無料
問い合わせ先:ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク フリーダイヤル0120-10-1906
Editor: Kaori Shimura