心も身体もリフレッシュできる、京都の注目ホテル3軒

2021.10.01

コロナ禍で残念ながら、旅の楽しみからすっかり遠のいてしまった昨今。しかしその間にも、日本のホテル事情はどんどん進化している。今回は、2021年にオープンした京都のホテル3軒をご紹介。

大自然がもたらす解放感を心ゆくまで。
「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」がかなえる極上時間

水と緑に囲まれて過ごす、至福のひととき。
水と緑に囲まれて過ごす、至福のひととき。

自然豊かな洛北の琳派(りんぱ)発祥の地としても知られる鷹峯エリアに9月16日にオープンした「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts(ロクキョウトエルエックスアールホテルズアンドリゾーツ)」。京都にヒルトングループのホテルが誕生するのは初めてのこと。しかも、ヒルトンが誇るラグジュアリーブランド「LXR ホテルズ&リゾーツ」がアジア初進出とあって、早くも話題となっている。

静寂というぜいたくが心身を癒やしてくれる。
静寂というぜいたくが心身を癒やしてくれる。

インテリアは、この地で400年以上前に本阿弥光悦が芸術村を築き上げたエピソードにちなみ、「アーティストレジデンス」がテーマ。客室は「唐紙」、アライバルエリアは「漆」、レストランは「竹」、スパは「陶器」といったふうに、エリアごとに異なるニュアンスの内装やアート作品を楽しめる。

雄大な自然に溶け込む屋外サーマルプール。
雄大な自然に溶け込む屋外サーマルプール。

ここでのステイでまずいちばんに満喫したいのは、大自然がもたらす解放感。平均50平米以上の客室の大きな窓からは、鷹峯三山と呼ばれる「鷹ヶ峰」「鷲ヶ峰」「天ヶ峰」の雄大な景色が目の前に。天然温泉を使用した屋外サーマルプールやレストランのテラス席に身を委ね、木々のざわめきや鳥の声、またすぐ近くの天神川のせせらぎに耳を傾けながら、新鮮な山の空気を胸いっぱいに吸い込めば、日頃のストレスが心地よくほぐれていくはずだ。

「TENJIN」の名前の由来のとおり、天神川などの大自然に囲まれたレストラン。
「TENJIN」の名前の由来のとおり、天神川などの大自然に囲まれたレストラン。

レストラン「TENJIN」で味わえるのは、「自然・芸術・料理」をコンセプトに、琳派(りんぱ)から着想を得て、型にはまらない美しさを追求した極上のフレンチ。洛中洛外の陰陽の表現、鷹ヶ峰薬園の伝統野菜、琳派の芸術村にインスパイアされた独自の盛り付けなど、この土地ならではのストーリーに満ちた料理に五感が刺激される。

「オーセンティック・ROKU・セレクティッド・エクスペリエンス」ではエネルギータイプ別に、サーマルフローティングメディテーションなどのオプションメニューも提案してくれる。
「オーセンティック・ROKU・セレクティッド・エクスペリエンス」ではエネルギータイプ別に、サーマルフローティングメディテーションなどのオプションメニューも提案してくれる。

癒やしのスパ「THE ROKU SPA」では、ボディ、マインド、スピリットにホリスティックに働きかけるトリートメントメニュー「オーセンティック・ROKU・セレクティッド・エクスペリエンス」を。施術前のカウンセリングで自分のエネルギータイプをチェックし、体質や身体の状態に合わせてスペシャルなトリートメントを施してくれる。使用するアイテムは、水引、和紙、切麻(きりぬさ)、唐櫃(からひつ)など、この土地ならではの自然の恵みを感じられるものばかり。ホテルのシンボルツリーでもある北山杉のエッセンスをシダーウッドベースでブレンドしたアロマオイルが心と身体を優しくほぐしてくれる。
 「ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts」で過ごす時間は、大自然に抱かれながら、大地のパワーとつながるひととき。心身がほどけていくたびに五感が研ぎ澄まされていく体験は、忘れられないものとなるだろう。

天神川越しに山麓を望む「ROKUスイート」。
天神川越しに山麓を望む「ROKUスイート」。

ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts
京都府北区衣笠鏡石町44-1
☎075-320-0111

美食の秋こそ、「フォションホテル京都」で
パリと京都の魅力を同時に味わう欲張りステイを

最上階に位置する「レストラン グラン カフェ フォション」。
最上階に位置する「レストラン グラン カフェ フォション」。

「フォション ホテル パリ」に続く、日本初、世界で2軒目のフォションのホテル「フォションホテル京都」は、パリと京都のエスプリが融合したラグジュアリーな一軒。ブランドカラーであるフォションピンクをアクセントに、ホワイト、ブラック、ゴールドを西洋の素材と日本の素材および技術でモダンに表現した空間に仕上がっている。

優雅なムードが漂うエントランス。
優雅なムードが漂うエントランス。

エントランスでまず目に飛び込んでくるのは、大理石の大きな階段。天井を見上げると舞い上がる桜をイメージしたステンドグラスがきらめき、これから誘われる華やかなフォションワールドへの期待が高まる。

「レストラン グラン カフェ フォション」のメニューの一例、「フォションシグネチャー クリビヤック ブールブランソース」。
「レストラン グラン カフェ フォション」のメニューの一例、「フォションシグネチャー クリビヤック ブールブランソース」。

フォションといえば、世界の美食のトップブランド。ここ「フォションホテル京都」でのお楽しみも、なんといってもグルメの数々だ。最上階に位置する「レストラン グラン カフェ フォション」は、朝、昼、夜いつでも、フランスと京都のグルメと洗練のライフスタイルを満喫できる場所。フランスのビストロ料理のエスプリをベースに、食材の多くを地元・京都から調達。ホテルのコンセプト「FAUCHON Meets Kyoto. Feel Paris.」を食で表現したメニューは、世界中でここにしかない味。窓の外に広がる京都の街や東山の山並み、鴨川の流れなどを眺めながら、ゆったりと楽しみたい。

「フォション アフタヌーンティーセット~Automne(オトム・秋)~」は11月30日(火)までの期間限定。
「フォション アフタヌーンティーセット~Automne(オトム・秋)~」は11月30日(火)までの期間限定。

2階のティーサロン「サロン ド テ フォション」は、京格子や和紙素材をあしらった、雅なムードが漂う空間。オーダーしたいのは、やはりフォション ホテル パリで人気の「アフタヌーンティー」の京都バージョン。現在は、秋限定の「フォション アフタヌーンティーセット~Automne(オトム・秋)~」を提供中。リンゴや洋ナシ、栗を使ったスイーツに、キャラメル風味の焼き菓子やボンボンショコラ、キッシュなどのセイボリーがそろい、五感で秋を感じられるラインアップとなっている。

「ペストリー&ブティック フォション」でフランスの味をテイクアウト!
「ペストリー&ブティック フォション」でフランスの味をテイクアウト!

1階の「ペストリー&ブティック フォション」に立ち寄るのもお忘れなく。フォションの顔ともいうべきスイーツやペストリーがショーケースに並ぶさまは、それだけでもううっとり。日本ではここでしか購入できないパリ直輸入の特別なフォションマカロンは、おみやげに最適だ。

こちらはスイート。奥に見えるのが「グルメバー」。
こちらはスイート。奥に見えるのが「グルメバー」。

なお、客室には「フォション ホテル パリ」で人気の「グルメバー」ももちろんセット。ピンクに輝くクローゼットの中にはスイーツやペストリーが並び、好きなだけ自由に楽しめる。フォションのおいしいホスピタリティに満たされるステイを、心ゆくまで満喫したい。

お腹が満たされた後は、フォションブランドとして世界初出店のスパ「ル スパ フォション」でリラックス。
お腹が満たされた後は、フォションブランドとして世界初出店のスパ「ル スパ フォション」でリラックス。

フォションホテル京都
京都府京都市下京区難波町406
☎075-751-7711

プライベートな温泉と旬のグルメに
心も身体もふわりとくつろぐ「ふふ 京都」へ

客室はすべて、職人の手仕事を感じさせる美しい調度品で彩られている。こちらは「ふふラグジュアリープレミアムスイート」。
客室はすべて、職人の手仕事を感じさせる美しい調度品で彩られている。こちらは「ふふラグジュアリープレミアムスイート」。

2007年の熱海での開業を皮切りに、2018年に河口湖、2020年には奈良と日光に、スモールラグジュアリーなホテルをオープンし続けてきた「ふふ」。今年4月に誕生した「ふふ 京都」が佇(たたず)むのは、京都南禅寺のほど近く、国の史跡に指定されている琵琶湖疏水のほとりという、観光に便利でありながら自然を感じられる場所。かつては料亭があったこの土地で当時から大切に保存されていたという日本庭園が、四季折々の植栽で目を楽しませてくれる。

客室温泉風呂でひのきの香り、光と影のゆらぎに癒やされて。
客室温泉風呂でひのきの香り、光と影のゆらぎに癒やされて。

さて、「ふふ」といえば、温泉と美食。ここ「ふふ 京都」でもすべての客室に、ひのきの香りが立ちのぼる湯舟が備え付けられている。身体をゆったりと預けながら天井を見上げれば、ベッドルームからもれる灯りに照らされた水面の揺らぎが映し出されるさまに、ますますリラックス。温泉は大阪からの運び湯で、かけ流し。季節によってはしょうぶ湯や柚子湯など、日本ならではの季節湯も楽しめる。

移りゆく四季を五感で味わえるレストラン「京野菜と炭火料理 庵都(いほと)」。
移りゆく四季を五感で味わえるレストラン「京野菜と炭火料理 庵都(いほと)」。

美食が待っているのは、レストラン「京野菜と炭火料理 庵都(いほと)」。夕食はコースで提供され、見た目も美しい京野菜の前菜やお椀から始まる。続く「炭遊び(ひあそび)」は、手元に用意された炭火を用いて食材を楽しむというもの。新鮮なお造りを炭火で軽く炙(あぶ)ったり、キノコを直焼きにしたりなど、毎月変わる演出が楽しい。さらに八寸、鍋など、旬の食材をふんだんに味わうことができる。

色とりどりの料理が美しい「福重膳(ふくえぜん)」。
色とりどりの料理が美しい「福重膳(ふくえぜん)」。

朝食もこれまた豪華で、「福を重ねる」という意味の縁起のいい4段のお重「福重膳(ふくえぜん)」に彩り豊かな小鉢やお魚、お肉がずらり。京都の白みそに料理長自慢の出汁を合わせた味わい深い「庵都汁(あんとじる)」もじんわりと染みるおいしさだ。
 席は個室のほか、日本庭園を望むカウンター席や、厨房エリアをぐるりと囲む、ライブ感のあるカウンター席も。いずれも開放的でありながら、さりげない間仕切りでプライベート感が保たれているのがうれしい。

日本庭園の一角に立つ離れ「八重一重」。
日本庭園の一角に立つ離れ「八重一重」。

日本庭園に溶け込むようにデザインされた木造平屋の離れ「八重一重(やえひとえ)」は夜はバーとして、また昼間は華道や茶道、舞といった佳麗で幽雅な京都文化に触れるアクティビティも楽しむことができる。京都らしさをそこここに感じながら、時間を忘れて非日常を満喫したいなら、ぜひとも訪れたい空間だ。

ふふ 京都
京都府京都市左京区南禅寺草川町41
☎0570-0117-22

Editor: Kaori Shimura

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