大切な人や日頃お世話になっている人へのギフトに。もちろん、自分へのご褒美にも。バレンタインにぴったりの名品チョコレートをピックアップ。
今年のバレンタイン限定チョコレートのテーマは「ローマ」。キーとなる食材には、スペルト小麦やサフラン、オリーブオイルなど、古代ローマで重宝されてきたものを採用。また、パッケージも古代ローマの象徴のひとつであるモザイクからインスピレーションを得たもので、職人の手作業によるエンボス加工のスリーブが温かみを感じさせる。さらに、5種の“チョコレート・ジェムズ”は古代ローマ時代の貴族の晩餐(ばんさん)になぞらえて、前菜、メイン、デザートとコース仕立てで組み立てるというこだわりよう。ぜひコースの順に、1種ずつ味わってみて。
ラデュレの2022年のバレンタインのパッケージに登場したのは、なんとも可愛らしい猫! 限定マカロンボックス「レ・シャ・グルマン」は、リボンでおしゃれにおめかしした猫たちと、この季節にぴったりの真っ赤なイチゴを描いたキュートなルックス。6個入りと12個入りの2種類で、いずれも好みのマカロンを詰め合わせることができる。いつもお世話になっている、猫好きのあの人へのギフトにいかが?
フランスの人気イラストレーター、ソレダッド・ブラヴィによるおちゃめなイラストが可愛い、2022年のピエール・エルメ・パリのバレンタインコレクション。今シーズンのショコラには、マンダリン風味の「アンフィニマン クレマンティーヌ」、カシスの味わいが広がる「フルール ド カシス」、ペッパーがアクセントの「フォルタレザ」の3つの新作が仲間入り。“パティスリー界のピカソ”と称されるピエール・エルメが繰り広げる、まろやかで香り豊かなショコラの世界を堪能したい。
テーマは「フォルマン パリ」(素晴らしくパリらしく)。ブランドを象徴するダークガナッシュを筆頭に、プラリネ、フルーツ風味のショコラ、スパイシーなショコラという代表的な4つのカテゴリーのレシピで、パリらしさを描き出す。カカオの余韻が心地よい「アコソンボ」、ピスタチオにほんの少しの塩が鮮烈な「プラリネ ピスタッシュ」、フレッシュで甘酸っぱい「マング & グァバ」、ジンジャーの風味が新鮮な「シトロン & ジャンジョンブル」、いずれも洗練された味わい。
今年のジャン=ポール・エヴァンのバレンタインコレクションのテーマは「明日への希望を歌おう」。恋人たちには、2人だけの思い出の歌があるもの。そんな思いから、愛と音楽へのオマージュが表現されている。パッケージは、レコードジャケットを思わせるクラシカルな限定スリーブつき。箱の中には、パッションフルーツとココナッツジュースが香る「ラブ ロック」、ト音記号が描かれ、ライムと山椒風味がアクセントの「ソル」など、音楽からインスピレーションを得たデザインのボンボンショコラが。
はちみつビューティーブランド、HACCI(ハッチ)の2022年のバレンタインコレクションから、アートなチョコレート「ショコラ ラ・ソワレ」をご紹介。こちらは、ロンドンを拠点に活動するイラストレーター、アンジェリカ・ロゼリンとのコラボレーションにより誕生したもの。ラズベリー、アールグレイ、エスプレッソなど、5種のフレーバーチョコレートにドレスやリップ、ケーキといった心躍るアイテムが美しく描かれ、食べてしまうのが惜しく感じるほど!
ニューヨークの老舗チョコレートブランド、ルイス・シェリー ニューヨークとコラボレーションしたフレーバーチョコレートで人気のトム ブラウン チョコレートに、2月2日、4種の新デザインが登場する。デザイナーのトム・ブラウンの愛犬ヘクターをはじめ、バッグ、シューズなど、トム自らセレクトしたという「トム ブラウン」のシグネチャーアイテムが象られている。大阪・阪急梅田本店3階のショップ「トム ブラウン チルドレンズウェア&チョコレート」のほか、阪急阪神百貨店の公式通販サイトでも購入可能。
2015年に鎌倉に誕生したアロマ生チョコレートブランド、メゾンカカオ。2019年の天皇陛下即位の礼で各国元首への機内手土産に選ばれたことで一躍有名に。今年のバレンタインコレクションのテーマは「アプローズ(拍手喝采)」。全11種類のチョコレートは、カカオディレクターの石原紳伍が日本各地を訪れて出合った旬の素材を使用。書家の中塚翠涛がアートを手がけたパッケージ、ボックス内に添えられた大岡陽子の詩も種類ごとに異なる。大切な人への思いを託すもよし、インスピレーションで選ぶもよし。フレーバー、アート、詩、そしてマヤ・ムガ・モーランによる音楽を掛け合わせた、11種の世界観を満喫したい。
フランス西部、青い海に囲まれたレ島にファクトリーを構えるショコラブランド、イル・ド・レが日本初上陸。こちら「フルール・ド・セルショコラ」の「フルール・ド・セル」とは、フランス語で「塩の花」のこと。良質な塩田から伝統的な製法で作られる希少性の高いレ島のフルール・ド・セルが、カカオや素材を引き立てている。塩プラリネミルク、塩バターキャラメルクリームなど、味わいも食感も多彩なコレクションを楽しんで。
最後に紹介するのは、乳化剤・乳製品・白砂糖不使用、動物性食材を使わずに仕上げたヴィーガン生チョコレート。口コミで人気のココシュシュの「ヴィーガン生チョコレート」は、本来、生チョコレートを作る際に使用する生クリームやバターの代わりに、自家製のカシューナッツミルクを使うことで、コクのある滑らかな味わいに。メープルシロップの優しい甘さもうれしい。プレーン、アールグレイ、ローズ&ラズベリー、マンダリンオレンジ、いちじく&ナッツ、抹茶、ジンジャーの7種類から好みの3種を選んで。
Editor: Kaori Shimura