ソムリエ、唎酒師（ききさけし）の資格をもち、ワインスクールを主催するほか、東京とパリでワインバーやレストランを経営し、さらにはワインの輸入、日本酒の輸出業など、お酒の分野で幅広く活躍している杉山明日香さん。そんな彼女が、この時季にぴったりのお酒をナビゲート。第7回は暑い季節にぴったりの赤のスパークリングワインと、蔵の“ドメーヌ化”で注目を集める株式会社せんきんの日本酒をご紹介。
ラ・ピアーナ ランブルスコ ラクリメ・ディ・ボスコ
黒いベリー系の香りとほのかな青みが特徴の、赤のスパークリングワイン。コルクが抜きにくい場合は、スティルワインと同様にワインオープナーを使用してゆっくりと抜栓を。おすすめのマリアージュは青椒肉絲などの中華料理、焼き肉のタレをからめた牛ハラミなどのお肉、焼きトウモロコシなど。750ml ￥2,860／オー・トロワ・ソレイユ
モダン仙禽 無垢 2022
ワイン業界ではブドウの栽培から醸造、瓶詰めまでを一貫して行う生産者を「ドメーヌ」と呼ぶが、栃木県さくら市のせんきんでは日本酒の世界で完全ドメーヌ化を実現。「モダン仙禽 無垢 2022」は華やかな香りとフルーティな味わいが魅力。おすすめのマリアージュは、洋梨などのフルーツのサラダにミントを添えたものや、デリス・ド・ブルゴーニュをはじめとするクリーミーなチーズ、生または軽く火入れした岩ガキなど。720ml ￥1,600／せんきん
杉山明日香さん
東京生まれ、佐賀県唐津市育ち。博士（理学）、ソムリエ、唎酒師。大学院在学時から有名予備校の数学教師として教壇に立つ傍ら、ワインスクール「ASUKA L’école du Vin（アスカ レコール デュ ヴァン）」でソムリエ資格試験対策講座を主宰。また西麻布でワインバー＆レストラン「GOBLIN（ゴブリン）」「Cave de ASUKA（カーヴ ド アスカ）」、パリでレストラン「ENYAA Saké & Champagne（エンヤー サケ＆シャンパーニュ）」をプロデュースするほか、ワインや日本酒の輸出入業を行うなど、お酒の楽しみ方をさまざまな形で発信している。現在、資格取得のためのオンライン講座が好評配信中。
Movie & Photos: Hiro Nagoya Editor: Kaori Shimura
