本場・台湾の味を再現した肉まん×ブルゴーニュのシャブリ

家飲みが楽しくなる! お酒に合う絶品お取り寄せグルメ vol.17

2022.09.02

甘みと塩気が奏でるハーモニーが魅力的!

真っ白でつややかな皮はふわっふわっで、優しい甘味が口中に広がる。あんは豚肉の存在感がしっかり感じられ、うま味たっぷり。「こんなにおいしい肉まんがあったなんて!」と感動してしまうのが「手作り台湾肉包 鹿港(ルーガン)」の「肉まん 肉包(ローパオ)」だ。おいしい肉まんは数あれど、「鹿港」はひと味違う。饅頭(マントウ)と豚肉の存在感が際立っているのだ。

「肉まん 肉包(ローパオ)」
「肉まん 肉包(ローパオ)」5個入り¥1,000~。独特の風味を持つ台湾油ネギが深みのある味のポイントのひとつ。保存料無添加で、ナチュラルなおいしさ。あんまんや辛口肉まん、カレー肉まんなどのバリエーションも。問:鹿港(ルーガン) ☎03-5799-3031

実はこの肉まんは、台湾中部の古都・鹿港にある老舗「阿振肉包 振味珍(ゼンウェイゼン)」の門外不出の味で、店主の小林貞郎さんが日本語教師として台湾に赴任していたときに出会い、一瞬で魅了されたというもの。帰国してからもその味が忘れられず、台湾に戻って弟子入りし、2年の修業を経て暖簾分けを許された。その特別な味が口コミで評判を呼び、たちまち繁盛店に。
 ひと口食べて伝わるのは、なんといっても素材の上質さ。きめ細やかで美しい皮は、小麦が台湾のお店と同じ配合になるように製粉会社に特別に依頼し、それを独自の製法で丁寧にこね、2時間かけて発酵させている。あんは上質の国産豚肉を使用し、バラ肉とモモ肉の配分に留意しながら、豚肉本来のうまみを引き出している。ジューシーでありながらも、肉汁が皮に染みすぎることがないのも特徴だ。

「ジェラール・デュプレシ シャブリ2019」
「ジェラール・デュプレシ シャブリ2019」750ml ¥4,400。フランス・ブルゴーニュ(シャブリ地区)シャルドネ100%。フローラルでアロマティックな香り。厚みのあるミネラル感と潮風を思わせるような塩味が印象的。点心類のほか、天ぷらや寿司など、和食全般にマッチ。問:ラック・コーポレーション ☎03-3586-7501

通常、肉まんにはビールやスパークリングワイン、あるいはロゼが合うが、「鹿港」の肉まんに合わせたいのはシャブリ。ミネラル感豊かで塩味を感じる味わいが、優しい甘さの皮にフィットし、“シュクレ・サレ(甘くてしょっぱい)”を楽しませてくれるのだ。
 選んだのは「ジェラール デュプレシ シャブリ」。クラシカルな造りで定評ある家族経営の生産者で、ビオロジック栽培でブドウを育て、ステンレスと小樽(こたる)で熟成させるなど、長期熟成にも耐えうるシャブリを生み出している。これはドメーヌのなかでも最もカジュアルなラインだが、その味はかなりのハイレベル。しなやかなミネラル感とフレッシュな酸に満ち、飲み口も心地よい。
 シャブリは、かつてフランスでも“古臭いワイン”として人気が下降した時期があった。だが、多くの生産者たちがその風潮をよしとせずに一念発起、改革に取り組んだことから、その品質は著しく向上、近年ではまた新しいシャブリ・ブームが起きている。シャブリは今、注目のワインでもあるのだ。
 ふかふか&熱々の肉まんとキリリと冷えたシャブリのおいしさは格別で、交互に口に運ぶうちに“シュクレ・サレ”の無限ループにハマってしまう。だが、それもまたよし。9月はまだ暑さが残るが、ときには涼しい日もあり、ゆらぎを感じる時期でもある。そんなとき、熱々の肉まんとキリリと冷えたシャブリという、温度差が楽しいマリアージュがあれば、心も体もシャキッとするように思えるのだ。

※掲載商品は、すべて税込み価格です。

Text: Kimiko Anzai
Editor: Kaori Shimura

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