肉のうまみ全開のシャルキュトリー×トスカーナのキュートな赤

家飲みが楽しくなる! お酒に合う絶品お取り寄せグルメ vol.18

2022.10.07

上質なのにカジュアル。これぞ、本物のぜいたく!

簡単に用意できるワインのおつまみの筆頭は、やはりシャルキュトリー。パテならそのままお皿に盛って、ピクルスやハーブを添えればおしゃれな一皿になるし、ソーセージはフライパンで火を入れるだけでOK。こんなに便利で、しかも、ごちそう感があるのも大きな魅力だ。だからこそ、セレクトには妥協できない。単に有名店のものだからというだけでなく、手作り感に満ちた温かさと職人の心意気が感じられるものを選びたい。
 神奈川県横浜市の青葉台にある「シュタットシンケン」は、そんな理想どおりのお店だ。店主の中山一郎さんと次男の弘治さんが親子で力を合わせ、味わい深いソーセージやハム、ベーコンなどを造っている。テリーヌやパテ、サラミなど種類も豊富で、ホームページを見るだけでもおいしそうなルックスに目移りしてしまうほど。

シュタットシンケン 特選ギフト
「シュタットシンケン 特選ギフト」(腸詰めセット250g、ロースハムスライス80g、ベーコンスライス70g、ハモンセラーノ50g、和牛コンビーフ40g、ビアシンケンスライス70g、ピザケーゼスライス80g) ¥5,400。お店の魅力がたっぷり詰まったセット。どれもが丁寧な味わいで、大切な人に贈りたくなる味。問:シュタットシンケン 青葉台本店 ☎045-981-5584

今回セレクトしたのは「シュタットシンケン 特選ギフト」で、人気の腸詰めやロースハムスライス、ベーコンスライス、ハモンセラーノ、和牛コンビーフ、ビアシンケンスライス、ピザケーゼスライスなどが詰められ、充実の内容。もともとは贈答用に考えられたセットだが、自分や家族へのご褒美にもぴったり。どれも豚肉本来のうまみが生きて、ハイレベルのおいしさなのだ。
 「うちの商品は、とにかくシンプルな作り。だからこそ、素材選びには妥協できません」と弘治さんは話す。例えば豚肉は国産で、これは「日本の豚が世界でいちばんおいしいから」というのがその理由。コンビーフに使う牛肉もA5級を使用するなど、素材にはとことんこだわっている。製法も、機械に頼りすぎず、目と手で確認しながら、一つひとつの味をていねいに生み出している。
 シャルキュトリーには、白、ロゼ、泡と何でも合うが、この奥深い肉のうまみを楽しむなら、トスカーナの品種であるサンジョベーゼの甘酸っぱさが感じられる赤ワインがいい。それも、一流ブランドが造るカジュアルラインなら最高だ。例えるなら、美しいイブニングドレスを造る裁縫技術で作る白シャツのようなワインといったところだろうか。着心地がよく、リラックスできるはず。イタリアの名門「ガヤ」がトスカーナ州のボルゲリで造る「カ・マルカンダ プロミス」なら、そんな心地よさを味わわせてくれるに違いない。

カ・マルカンダ プロミス 2020
「カ・マルカンダ プロミス 2020」750ml ¥5,500。イタリア・トスカーナ。メルローを主体にシラーとサンジョベーゼをブレンド。「カ・マルカンダ」のスタンダートライン。ブルーベリーやスミレ、黒コショウ、クローブの香り。凝縮感のある果実味と優しい酸味が魅力。すき焼きとも好相性。問:エノテカ 0120-81-3634

この「カ・マルカンダ プロミス」、香りはカシスやブルーベリーなど黒い果実の香りを持ち、凝縮した甘やかな果実の味わいが印象的。酸味はフレッシュながら穏やかで、肉のうまみたっぷりのシャルキュトリーを、さらにおいしくしてくれる。特に、ハーブを使った腸詰めとの相性は抜群で、あとを引く味わいだ。
 このワインが生まれるトスカーナのボルゲリは、「5大シャトーに比肩する」と称される「スーパー・タスカン(スーパートスカーナ)」が生まれた地として知られ、「カ・マルカンダ」も評価が高いが、この「プロミス」はスーパー・タスカンの入門編と言ってもいい質の高さ。ブドウは自然に配慮してサステナブルに栽培されており、醸造も果実のフレッシュさを生かしている。
 上質のものを気軽に楽しめるのは、実はとてもぜいたくなこと。「シュタットシンケン」のシャルキュトリーと「カ・マルカンダ プロミス」の組み合わせは、どんなに忙しい日でも、強い味方になってくれそう。マリアージュを楽しむうちに、ふんわり、心も膨らんでいくように思えるのだ。

※掲載商品は、すべて税込み価格です。

Text: Kimiko Anzai
Editor: Kaori Shimura

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