ラグジュアリーで、心がとろけそうな非日常的な空間をゲストに提供するアマン。日々の慌ただしさから解き放たれエスケープできる場所で、アマンのライフスタイルを彩る「Aman Essentials」から、新しいスキンケアシリーズ「アマン エッセンシャルスキン」が登場。今回の新作発表にともない、Aman EssentialsのCEOであるクリスティーナ・ロマノヴァに開発・製造の秘話を伺った。
「Aman Essentials」は、世界各地のリゾートでゲストの心身と精神に特別な体験を提供する、アマンのライフスタイルコレクションだ。Aman EssentialsのCEOであるクリスティーナ・ロマノヴァは、アマンのライフスタイルを反映し、時代を超えた最高品質のプロダクトをお届けすることを目指している。おだやかながら肌に有効な成分を配合し、さらに無香料という処方で、あらゆる肌タイプとニーズに適したスキンケア商品を開発することに意欲的だ。
Q:クリスティーナさんにとって、アマン・スピリットとはどういうものですか?そして、「Aman Essentials」についてのこだわりを教えていただけますか。
A:アマンという言葉はサンスクリット語で平和を意味し、アマンにひとたび足を踏み入れると、そこには日常から逃避できる平和なる場所があり、心温まるサービスが受けられる空間が広がります。これは雄大な自然の中にある米国・ユタ州のアマンギリであっても、都市にあるアマン東京やアマン ニューヨークであっても同様で、平和なる環境づくりを重要視しています。そんな穏やかで静けさの漂う環境で使っていただきたいのが、Aman Essentialsのコレクション。これには上質なウエアや小物、フレグランス、レザー製品などがすでにラインアップされていますが、今回ここにあらたに加わったのが、 5つのプロダクトからなる新しいスキンケアシリーズの「アマン エッセンシャルスキン」です。
アマンはスパも充実し、そこから派生するビューティとウェルネスは、アマンにとって大切な要素なんです。
新作「アマン エッセンシャルスキン」は、コーセーとのパートナーシップにより開発。プロダクトの快適さと安全性を最優先しながら、高い開発技術とテクノロジーを駆使し、究極の心地よさを追求したものになっている。アマンが掲げる「古代の遺産から叡智を讃える」という理念に基づき、アマンの世界観からインスピレーションを受けて作られたもの。今回は日本での開発ということで、伝統的な植物成分を厳選配合し、紫外線や乾燥などの外的環境によるダメージにアプローチし、日々の安定した肌づくりへと導きだしてくれる。
Q:今回の「アマン スキンケアコレクション」の魅力はずばりなにですか?
A:アマンのスキンケアは、シンプルでありながらラグジュアリーで、肌タイプ、性別、環境の違いに関係なく、どこでもオールマイティに使用できるのが魅力です。このスキンケアは、コーセーとの協力体制を経て、2年以上にわたって開発してきました。開発にあたって、日本で古来より愛され続けてきたナチュラルな植物成分を取り入れたいと希望を出し、紫玄米ヌカエキスや藍エキスを配合したものが製品化されました。私はアマンジャンキーであると同時に、ビューティージャンキーでもあり(笑)、街で新しいものを見つけてはすぐに試してみるというところがあります。
日本人の肌の質はとてもいいので、きっと何百年も前から使っている成分、秘訣があるのではと思っていました。私は8年前に日本に初めて来て以来、日本にほれこみ、日本の文化や祭事へのこだわりに対しても尊敬の念を抱いていました。玄米自体スーパーフードで内臓にもいいし、細胞の生まれ代わりにとってもいい成分です。また日本の歴史ある藍染めの染料で勝色(かちいろ)として武士にも愛されたことで知られています。こうしたストーリー性も含めて、スキンケアに組み込まれたことに対して、とてもうれしく思っています。また、製品のパッケージは、ガラスボトルやバイオマスPETボトル、100%リサイクル紙などを使用することによって、サステナビリティを考慮したデザインになっていることも重要なポイントですね。つねに環境を配慮したものをつくるように心がけ、商品説明も紙ではなく、QRコードで見られるようにしています。
「アマン エッセンシャルスキン」は、トラベル・フレンドリーとして持ち歩きたい優れたデイリースキンケアアイテム。
アマン エッセンシャルスキンは1月11日から、日本を含む世界20カ国で発売される予定のほか、アマン東京はじめ各国のアマン・スパのトリートメントに使用される。
Interview & Text: Mariko Awano Editor: Kaori Takagiwa