企画:日本経済新聞社 デジタル事業Nブランドスタジオ

STAY HOME
「家で、
○○○○○しよう!」

 新型コロナウイルスを一日も早く終息させるには、人と人との接触を避けることが重要だといわれています。でも外出せず、ずっと家の中にいるのは、なかなか厳しいもの。そこで、様々な分野で活躍する人たちに、家でどのような過ごし方をしているのか、この機会に家の中で始めてみたことなどを聞きました。12のメッセージ、ぜひ参考にしてください。

伊藤羊一さん Yahoo!アカデミア学長

「家で、自分と深く
向き合いましょう」

伊藤羊一さん Yahoo!アカデミア学長

 家で仕事ができる人は徹底して家にいましょう。皆さん、通勤の行き帰り、仕事中の移動時間は減ったはず。その分早めに仕事を終わらせ、自分と深く向き合いましょう! といっても難しいことでなくて、本を読む、映画を見る、日記を書いてみる、瞑想(めいそう)する、ブログを書いてみる。いろんなことをしながら、「自分は何を考えてこれまでの人生を生きてきて、今大事にしていることは何で、これから何を考えどう生きていくのか」をじっくりと考えましょう。Lead the Self(自分を導く)で、難局を乗り越えていきましょう!

伊藤洋一さん エコノミスト

「家で、仕事と無関係の
読書をしよう」

伊藤洋一さん エコノミスト

 家にいる時間が増えたのを利用して、いくつも本を読んでいる。それも自分の仕事である経済関係や、数多く報道されている新型コロナウイルスとは関係のない本だ。近代の芸能史や、厚労省の麻薬取締官をテーマにしたものなど、今まで自分と縁遠かった本に目を通すことで、家にいる時間を視野を広げるために使うことができる。本だけでなく、例えば新聞でも忙しい時にはなかなか読めなかった長文の解説記事を読むのにいいタイミング。ネットのニュースだけを見ていた時より、倍の時間をかけて読むことで新しい気づきを得られる。

梶原しげるさん アナウンサー

「家で、一生の宝
“腹式呼吸”を
マスターしよう」

梶原しげるさん アナウンサー

 家で過ごす時間が増えたのなら、この機会に腹式呼吸を始めてみませんか。耳に響きやすい「通る声」が手に入ります。練習のコツは「仰向けに寝る」です。おなかが膨らむのを確かめるには、寝た姿勢が一番です。深く息を吸って口から吐きます。腹部が大きく上下するよう意識しながら呼吸を繰り返して感覚をつかんでください。慣れてきたら、吐く息に声を乗せていきます。無理に声帯を鳴らすのではなく、息に自然な声を乗せるのがポイントです。実は腹式呼吸には気持ちを落ち着かせる効果もあります。緊張や不安をやわらげてくれるから、その意味でも一生の宝になるはずです。

川勝由美さん y and mコミュニケーションズ社長

「家で、テレビ会議に備え
メリハリある服装を
しよう」

川勝由美さん
 y and mコミュニケーションズ社長

 家で仕事をすることが増えました。家=職場になるならばきれいにしておきたいと考え、月曜日はトイレ、火曜日はキッチン――と“職場”環境の掃除をスケジュールに組み込んでいます。毎朝、出社するときと同じ時間に起き、メークをして着替えます。ルーティーンを守り仕事モードに入るのです。紳士服専門のPR業に携わっていますが、テレビ会議にパリッとしたシャツとジャケットで臨む人は印象がいいものです。相手にもよりますが、商談といったここ一番にはネクタイを締めるのがおすすめ。メリハリのきいた服装をすると気が引き締まりますよ。

木場弘子さん フリーキャスター

「家で、モノを片づけて、
心も整理しよう」

木場弘子さん フリーキャスター

 結婚して子どもが生まれ、約25年間無我夢中で走り続けてきた気がします。今回の外出自粛要請は、立ち止まる機会をもらったのだと、プラスに考えるようにしています。そこで始めたのが部屋の片づけです。思い出は大事ですが、いま必要なモノだけを残すことにしました。一つひとつのモノに向き合うことは、人生を振り返ること。心も整理されていくようです。また、動き出す日に備え、さらに、将来の終活にも思いをはせながら――。思わぬ発見もありました。何年も前に読みかけだったニーチェの本にこんな言葉がありました。「恐怖心は自分の中から生まれる」。先行き不透明なときは、哲学書が生きるヒントになりますね。

郷原信郎さん 郷原総合コンプライアンス法律事務所代表 弁護士

「家で、運動しながら
コロナ下の対応を
考えよう」

郷原信郎さん 
郷原総合コンプライアンス
法律事務所代表 弁護士

 講演、会議はすべてキャンセル、公判期日も延期。YouTubeの収録以外はほとんど事務所には行かず、自宅で過ごしています。運動不足の解消は、直径1メートルほどの円形トランポリン。両手に1キロのアレイを持ってランニングします。ジャズを流し、リズムに合わせながらだと、単調さも気になりません。自宅にいる間、組織が、感染防止に向き合いつつ、様々な社会の要請にどう応えていくのかという「コロナ時代のコンプライアンス」について考えています。先が見えない厳しい状況ですが、感染を防ぎ、体力を維持しつつ、前を向いて進みましょう。

高橋誠さん KDDI社長

「家で、気分転換に
radiko聴きながら
仕事しよう」

高橋誠さん KDDI社長

 当社は通信事業者として、通信サービスを皆様にご提供するため、重要業務の遂行を大前提として約1万4千のリモートアクセス回線を活用して業務を行っています。私も不要不急のときは自宅で各種IT機器をフル活用、コックピットのような環境で仕事しています。「ながら族」世代なので、radikoを聴きながら仕事をするのが気分転換になるんですよ。通信に限らず、医療現場、日用品の販売等、日夜現場で対応していただいている皆さんには本当に頭が下がります。ありがとうございます。打倒COVID-19(新型コロナウイルス感染症)。「Stay home & Social Distancing」を守って何とかこの難局を皆で乗り切っていきましょう。

長島聡さん ローランド・ベルガー グローバル イノベーション オフィサー

「家で、人とのつながりを
深めよう」

長島聡さん
 
ローランド・ベルガー グローバル
イノベーション オフィサー

 自宅にいても、デジタル技術を使えば、仕事とプライベートの両面で人とのつながりを深めることができます。仕事ではオンラインミーティングでも仲間との意識共有を進められれば、新しい価値を生み出せるはずです。プライベートではSNSなどを通じてこれまでなかなか会えなかった人とつながりを持ってはどうでしょうか。地域や人に思いをはせ、豊かさを再考し、理想の社会の姿を描いてみるのもよいでしょう。大切なのは、自分に閉じこもるのではく、友を増やす意欲を持つことです。新たなつながりで生まれる喜怒哀楽を楽しみましょう。

広瀬俊朗さん 元ラグビー選手

「家で、新しいことに
挑戦し、
人生の幅を
広げよう」

広瀬俊朗さん 元ラグビー選手

 自分を見つめ直し、人生の中で取り組むべきことの優先順位を考える貴重な時間です。私は前からやりたかった自己分析のコーチングを受け、自分が何をやりたいのか掘り下げる作業をしています。家で子どもの勉強をみるようになり、学びへの効果的なアプローチに気づいたことも収穫でした。1カ月ほど前にYouTubeで自分のチャンネルを立ち上げ、ドラマ出演時の話や簡単なトレーニング法などを発信しています。オンラインサロンの準備にも取りかかっています。家にいるからできる、新しいことにチャレンジして、人生の幅を広げてください。

三国清三さん オテル・ドゥ・ミクニ オーナーシェフ

「家で、簡単な
おいしい料理を作り
家族を笑顔にしよう」

三国清三さん
 オテル・ドゥ・ミクニ オーナーシェフ

 とかく人生は思い通りにいかないものだが、その点、料理は大きく違う。材料集めに始まり、作って、食べて完結する。おいしい食事は、家族を笑顔にもしてくれる。作り手にとっては、ストレス解消にもつながる。在宅勤務中のお父さん方もぜひこの際、お子さんらと一緒にチャレンジしてみてはどうだろう。そうすれば、きっと日頃の奥様への感謝の念も沸いてくるはずだ。身近な食材で簡単にできる「ジャーマンポテト」や「鶏もも肉のカリカリ焼き」などの作り方を今、僕のインスタ動画で紹介している。それを参考にトライしてみてほしい。

南壮一郎さん ビジョナル社長

「家で、オンライン
飲み会を開き
未来への絆を深めよう」

南壮一郎さん ビジョナル社長

 普段から異業種の仲間たちと交流しながら、また世界中を旅しながら、新しい視点やアイデアをもらってきました。今は物理的な距離を超えてオンラインで交流できる時代。この状況のなかで、人に会えないと思うか、逆に違う形で会えると思うかは、考え方次第だと思います。私は最近、世界中の仲間と自宅でオンライン飲み会をしています。ビジョナル(Visional)は、時代に順応しながら、自ら変わり続けてきた会社です。私たちに変革が求められている今こそ、私自身も仲間との交流を違う形で続け、この危機の先にある未来につながる絆を深めていきたいと思います。

村上臣さん リンクトイン日本代表

「家で、わたしのための
新しいあたりまえを
考えよう」

村上臣さん リンクトイン日本代表

 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は、すべての人に全く新しい生活スタイルを強いている。余裕もないし、未来はどうなるかわからない。「初めまして」がテレビ会議になり、名刺交換や対面で会うことがリスクになる。そんな日が来るなんて、誰が想像しただろうか? 昨日までのあたりまえは、もう消えた。だから、これからは自分が大事にしていることを優先し、言いたい意見も言う。付き合いだけの飲み会を捨て、オンライン前提のやり方を考える。通勤時間だったものは、学びの時間に変わる。意味のあるつながりを増やし、家にいながら外の世界に飛び出そう。