株探って
なにがすごいんですか?

~佐々木真奈美キャスター、
開発の舞台裏を直撃

株探ってなにがすごいんですか? ~佐々木真奈美キャスター、開発の舞台裏を直撃 株探ってなにがすごいんですか? ~佐々木真奈美キャスター、開発の舞台裏を直撃 提供:ミンカブ・ジ・インフォノイド Kabutan

 数ある株式情報サイトの中でも質・量、使いやすさで定評のある株探(かぶたん)。SNSなどで著名な個人投資家も愛用者が多く、その活用法などをまとめた書籍が出版されたほどだ。経済専門チャンネル、日経CNBCの佐々木真奈美キャスターが開発責任者であるミンカブ・ジ・インフォノイド社の後藤亘執行役員と対談し、舞台裏を聞いた。

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――株探はそもそもどういうコンセプトで誰を対象に作られたサイトなのでしょうか?

「個人と機関投資家との間の情報格差を解消し、個人投資家が株式投資で成功するために必要なすべての情報を盛り込みたい――そういう気持ちで開発してきました。短期から中長期、あるいはファンダメンタルズ派からイベントドリブン(ニュース)選好まであらゆる投資家のニーズに応えようというのがコンセプトです」

――私は相場報道に携わっているのですが、たとえばニュースを材料に売買する場合に株探をどう活用すればよいでしょうか?

「たとえば、夜配信の記事コンテンツ“【明日の好悪材料】を開示情報でチェック”は大量の発表資料から材料になりそうな情報を抽出し、(株価に対する)好悪を判定しています。早朝配信の“今朝の注目ニュース”ではさらに精度を高めて★の数で材料のインパクトを推定していますが、当日の株価とほぼ連動しているという評価を得られています。“本日の【サプライズ決算】速報”はAIがサプライズの大きさを判定します。多い日で1日500社にのぼる決算集中日などは、これらのコンテンツを活用することで株式売買の一助になると思います」

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万人の投資家ニーズに対応

――一方、日経読者は中長期タイプやファンダメンタルズ重視派が多そうです。

「個別銘柄情報は特に充実していると自負しています。四半期の業績推移や修正履歴のヒストリカルデータがそろっているので、それを追いかけることで足元の収益モメンタムや業績予想のクセなどをつかめます。純現金収支や現預金残高の推移も一覧できるのでキャッシュフロー分析のヒントになるでしょう。個別株ごとの過去のPER平均値は他サイトではあまり見かけない指標で、企業ごとの成長プレミアムをチェックできます」

――サイトの名前どおり「探求」するための情報がそろっているんですね。ただ、銘柄を選ぶという作業にけっこう時間がかかりますし、スキルが求められそうです。

「上級者になると自分でスクリーニングをかけて銘柄をあぶりだしますが、その手間を省けるようにふるいわけの終わった銘柄群を“銘柄探検”ページに掲載しています。たとえば連続最高益企業、あるいは数年ぶりの最高益復活企業などです。そうしたデータから有望株や投資候補をみつけるようにすれば時間短縮が可能になるはずです」

――株初心者が株探を使うにはすこし敷居が高い印象も受けるのですが。

「いいえ。初心者にはむしろ使ってもらいたいですし、そういう工夫を凝らしています。投資の動機になるケースとして、日常接している身近な商品やサービスからその事業性や企業の成長性に着目するというアプローチがあります。たとえば“ユニクロ”に投資してみたいという新社会人がいたとしましょう。たとえば、PC版の銘柄検索窓になじみのあるブランド名や知名度の高い商品名などを入れると、それらを手掛ける企業がたいていは表示されます。ブランドや商品・サービスから銘柄にたどりつく仕掛けを施しており、投資以外にも役立つ場面があると思います。ちなみに“株探”を入力するとミンカブ・ジ・インフォノイド社が検索されるはずです」

「米国株」登場、
グローバル運用後押し

「米国株」登場、グローバル運用後押し

――そういう意味だとスマホから検索エンジン、ショッピングサイト、SNS……毎日お世話になるサービスのほぼすべてが「米国製」です(笑)

「米国の情報を求めている投資家やビジネスパーソンが非常に多く、そのニーズに応えようと2021年6月に“株探『米国株』”を立ち上げました。主要な米国企業の開示資料をAIが翻訳します。ニュースはもちろん、米国株の物色テーマランキングも備えています。有料プランはいくつか種類がありますが、『日米セット型』が一番目立って増えています」

――株探には株で財を成した個人投資家のコラムが充実していますね。

「ジャック・D・シュワッガー著の『マーケットの魔術師』は、株で大成功を収めたトレーダーの列伝をまとめています。株探も同じようなコンテンツを作れないかと。釣りにたとえるなら、魚(銘柄)や餌(材料)だけではなく、釣果をあげた方にどうやって釣ったのか、どうすれば釣れるのか、コツを教えてもらおうという視点です。それがコラム“すご腕投資家に聞く”であり“日本株投資家3900人調査で解明”です」

「やりたいことはまだたくさんあり、株探の進化は続きます」と語るミンカブの後藤氏(右) 「やりたいことはまだたくさんあり、株探の進化は続きます」
と語るミンカブの後藤氏(右)

――ところで、株探は触ってみると画面をあちこち切り替える回数が少ないですね。

「おしゃれなデザインよりも一覧性や操作性を追求し時短投資、作業効率を高める設計にこだわってきました。雑誌や専門誌出身者が運営に携わっており、1枚の紙面にどれだけ情報を詰め込めるかという発想で作ってきたので“濃縮”感があると思います。PC版ならカーソルをあわせるだけで必要な情報がポップアップし、株価チャートは1分~70年までの時間軸を簡単に調整、銘柄間比較などができる仕組みになっています。大株主のツリー図も整えており、アクティビストの保有銘柄なども探しやすくなっています」

――今後登場する新しい“株探コンテンツ”を教えてください。

「やりたいことはまだたくさんあり、株探の進化は続きます。特に株探『米国株』は誕生したばかりですから、これから日本株並みにコンテンツを順次増強していく方針です。日本株は、たとえばヒストリカルPER平均値以外のバリュエーション指標をもっと増やせないかと考えています」

  • 後藤 亘氏

    後藤 亘氏

    ミンカブ・ジ・インフォノイド執行役員

    2014年ミンカブ入社、2015年8月から株探事業に参画。コードを書く編集者として企画・開発・編集・執筆を行う。

  • 佐々木 真奈美氏

    佐々木 真奈美氏

    日経CNBCキャスター

    山形テレビ記者兼アナウンサー、TBSニュースバードキャスター、米ロイター通信社キャスターなどを経て2021年4月より現職

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