――今回の業務提携に至った背景について教えていただけますか。
山田 昨今、デジタル技術とデータで事業構造を改革し、新たな事業価値を創造しようとするデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速しています。この動きは企業だけにとどまりません。企業間、そして社会全体での変革へと広がっています。
この大きな変革にあたって当社は「ありたい未来」の姿を描き、その姿の実現に向けてバックキャストし、現場の業務や経営における課題を解決しながら、企業の構造改革を推進していくことを強みとしてきました。不確実性の高い社会において、より変革の実効性を高めていくためには、デジタル技術やデータを活用して事業の現場を改善する力が必要です。変革の実効性を高めるには現場での改善を積み上げることが必要です。そこで、共創できるパートナーを探していたところ、YEデジタルはデジタル技術やデータを活用した現場での改善に長年取り組むアプローチをとっており、お互いが手を結び、実効性の高いシナリオやアプローチで変革を実行することで、社会や産業全体に向けて大きな価値を提供できると考えました。そのような私たちの想いに共感いただき、今回の提携となりました。