首都圏分譲物件 最新マンショントレンド情報 2023-2024

東京23区の新築マンションの平均価格がついに一億円を突破した。資産価値の高いいわゆる「ブランドマンション」の人気が大きく影響しているようだ。いまや物件選びにおいて、マンションのブランドは重要な判断材料のひとつといっても過言ではない。

首都圏注目物件マップ

識者に聞くマンショントレンド 不動産未来垣間見る
首都圏マンション変遷

時代ともに需要高まった
好立地ブランドマンション

このところ、新築マンションの平均価格がバブル期を超えたと話題になっています。しかし、実際には今の新築マンション市場は典型的なデフレ市場なんです。バブル期の首都圏の販売戸数が約9万戸、販売総額が約6兆円だったのに対し、2022年の新築マンションの販売戸数はわずか約3万戸、販売総額は約3.5兆円にすぎません。この30年の間に駅から遠い低価格帯の新築物件が激減し、高価格帯の物件しか供給されなくなったからです。

90年代半ばに専業主婦世帯と共働き世帯の割合が逆転し、圧倒的に共働き夫婦が多くなった今の世の中、人々は何よりも“時間”を重視するようになりました。通勤時間の短縮や生活利便性を優先すると、やはりより都心の物件に人気が集中します。都市部の人気エリアや大規模タワーマンションなどの用地となると、どうしても中小事業者では対応できないので、資金力に余裕のある大手デベロッパーの寡占が進みます。ひと昔前なら小さめの団地のようなマンションも多くみられましたが、今の売れ筋の中心が都心エリアのブランドマンションとなったのにはそういった背景があるのです。

新築マンション市場全体はデフレでも、市場の上位10~15%を占める高価格帯のブランドマンションは今後も中長期的に価格維持、あるいは上昇していく可能性もあります。金利上昇を心配される方もいるかもしれませんが、変動金利にはほぼ影響は出ていませんし、2025年末までに購入すれば0.7%の住宅ローン控除も10年間受けられます。資金的に無理がないのであれば、現状買い時と言えるのではないでしょうか。

経ても資産価値下がらないのが
ブランドマンション強み

ブランドマンションの魅力は好立地だけではありません。スケールメリットが働く大規模マンションは建物の外観のデザインやエントランス周りのグレードが豪華になりますし、ジムやゲストルームといった共用施設が充実し、コンシェルジュ付きのところが多くアフターサービスも盤石です。セキュリティーはもちろん、最近では防災設備に力を入れているところも増えました。いまやこうした資産価値の高い物件でなければ売れなくなっているのです。

さらに供給が絞られているため、中古になっても資産価値が下がりにくいというのもブランドマンションの大きな強みです。資金力のあるデベロッパーは、大幅な値引きをしてたたき売るようなことはしないので値崩れもしません。保証の面でも安心なので、資産形成の選択としても見逃せないのです。

長嶋氏の写真

Profile

不動産コンサルタント 宅地建物取引士 株式会社さくら事務所会長 長嶋 修

1999年、業界初の個人向け不動産コンサルティング会社・さくら事務所を設立。不動産購入のノウハウにとどまらず、業界・政策提言にも言及するなど精力的に活動。『第三者性を堅持した不動産コンサルタント』の第一人者。

マンションブランドアンケート分析 ブランド提供する
安心進化

近年の建築費や地価の上昇を受けてマンション価格が上昇傾向にある一方、発売戸数はピーク時に比べて激減した。マンション市場が以前のような大量生産・大量消費型から大きく変わりつつあるなか、デベロッパー各社は開発用地の仕入れや商品づくりに自社オリジナル基準を設けたり、新しい技術や性能を取り入れたり、マンションのブランド認知度やイメージを重視した経営を行っている。

日本経済新聞社では1994年から毎年マンションブランドアンケートを行い、分譲マンションのブランド認知やイメージを定期的に調査してきた。今年の調査対象30ブランドの中で、「ブランド認知度」はプラウド(85.1%)、ブリリア(73.1%)、ザ・ライオンズ(70.5%)、ザ・パークハウス(67.8%)、パークシリーズ(64.1%)がベスト5に。また、「住んでみたいと思うブランド」のベスト5も、プラウド(60.2%)、ザ・パークハウス(55.8%)、パークシリーズ(50.2%)、ブリリア(32.8%)、ブランズ(26.4%)と、認知度の高いブランドが並んでいる。「技術力がある」「信頼性がある」「一流である」「高級感がある」などのイメージも同様で、認知度の高いブランドが評価された。

ブランド認知度上位5社
※全30社中

グラフ

住んでみたいと思うブランド上位5社
※全30社中

グラフ

ブランドの認知度の高さは、各社が利便性の高い立地や品質の高い商品企画の実現などの努力を積み重ね、消費者の信頼を勝ち取ってきた証しだ。リセールの際にも認知度の高いブランドは買い手側から評価され、価値を維持できる傾向があることからも、マンション選びにおけるブランドの重要性はますます高まっている。

今、注目の物件を知る 首都圏 注目物件マップ ※物件情報は随時更新いたします。

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  • 東京建物「Brillia」

    Brilliaは洗練と安心を理念に暮らしに寄り添う住まいのトータルブランドです。建物の提供だけでなく、様々なサービスを通じ皆さまの価値あるライフスタイルの実現をお手伝い致します。

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  • 野村不動産「プラウド」

    プラウドには理想の住まいづくりを追求する上で、守り続けていることがあります。それは野村不動産グループによる製造・販売・管理の一貫体制でお客さまに寄り添い続けるということ。私たちは日々、挑戦しながらかけがえのない住まいづくりに取り組んでいます。

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  • 三井不動産レジデンシャル
    「パークシリーズ」

    Life-styling×経年優化~お客様の多様なライフステージに応え続け、時の深まりとともに潤うすまいとくらしづくり~
    お客様一人ひとりに寄り添い、変化し続ける多様なライフスタイルに合わせた最適なソリューションと、入居後10年・20年後も安全・安心で快適なくらしをお届けするための商品・サービスを提供してまいります。

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