10の重点分野を通じて地域社会のスマート化をめざす、NTT西日本のICTソリューション「Smart10x」。
産業や社会のDXを推進し、社会課題の解決を図るとともに、皆さまと新しい価値共創に取り組みます。
家田私は約17年前、仕事と育児・介護の両立のため、当時ではまだあまり一般的でなかったリモートワークをはじめました。リモートワークをはじめるにあたり、自身で一からシステム環境を整えたり、会社にリモートワークを認めてもらう交渉をしたり、さまざまな課題を乗り越えてきました。
現在では、当時の経験をいかし、さまざまな企業の働き方改革や女性活躍推進をサポートしています。
合同会社ジョインCEO/
総務省テレワークマネージャー
2022年12月デジタル庁デジタル推進委員に任命。
働き方改革・テレワーク・DX・情報セキュリティーなど企業への導入支援の他、講演・執筆活動を行う。
永屋当時のお話を伺うに、相当なご苦労をされたかと思います。
リモートワークなどの多様な働き方は、ニューノーマル時代と呼ばれる現在において、当時と比較し随分と環境が整い、社員のワークインライフ充実のみならず企業の持続的成長のための選択肢のひとつになってきたと感じています。家田様のような多様な働き方を志向し実践されてきた方々の努力や工夫の積み重ねが、ニューノーマル時代の今に繋がっていることを、改めて痛感しました。
現在、さまざまな企業のワークスタイル変革をサポートされているとのことですが、どのようなご相談が多いのでしょうか。
西日本電信電話株式会社
バリューデザイン部 スマート10x事業統括部
家田例えば、経営者はワークスタイル変革を推し進めたいが、その業務の担当者が何から始めればよいかわからない、といったご相談はよくいただきます。
そういったご相談には、まず社内のコミュニケーション方法の整理・見直しから始めることをお勧めしています。リモートワークを行うには、社内のコミュニケーションが取れていることが大前提となりますからね。
合同会社ジョインCEO/
総務省テレワークマネージャー
2022年12月デジタル庁デジタル推進委員に任命。
働き方改革・テレワーク・DX・情報セキュリティーなど企業への導入支援の他、講演・執筆活動を行う。
西日本電信電話株式会社
バリューデザイン部 スマート10x事業統括部
社内のコミュニケーション方法の現状の整理・見直しを図り、フィットするリモートワーク環境を導入する、という段階を踏んで、ワークスタイル変革を推し進めます。
永屋社内のコミュニケーションを、いかに円滑に行えるか、ということが重要なわけですね。
家田中小企業経営者に対しては、リモートワークありきではなく、まずは目的意識の醸成から行いました。目的はBCPなのか、生産性の維持・向上なのか、はたまた、更に踏み込んでDXやワークスタイル変革にまで繋げたいのか、といった最終目標を伺い、それに合わせてサポートさせていただきました。
家田NTT西日本では、地域のスマート化にむけた10の分野の多様なICTソリューション「Smart10x」をラインアップされていると伺いました。
その中で注目しているのは「スマートワーク」なのですが、どのようなICTソリューションなのでしょうか。
永屋「スマートワーク」は、業務効率化・新しい働き方の実現に向けたICTソリューションです。「リモートワーク」「セキュリティー」「クラウド・ネットワーク」「業務自動化・バックオフィス」「コールセンター」の5本の柱で構成しており、ICTを活用した環境整備やサービスを展開し、企業と人がともに幸福を享受できる社会のため、企業の持続的成長と多様な働き方ができる未来をめざしています。
例えば、NTT西日本の強みである音声通話の分野ですと、“電話対応のための出社”を減らす、場所にとらわれないソリューションをご用意しています。テレワークや外出先でもパソコンやスマートフォンを使って固定電話番号での外線通話が出来るソリューションや、通信キャリアを問わずにスマートフォンを内線化し全国どこでも内線通話を可能にするソリューションなどがございます。
また、「セキュリティー」「クラウド・ネットワーク」の分野にも力を入れており、リモートでも安心してデータのやり取りや保管をいただけるソリューションをご用意しております。
家田私がシステムエンジニアだったこともあり、セキュリティー分野は非常に関心があります。また、サポートさせていただいている企業の方の関心も非常に高く、よくご相談いただく分野です。セキュリティーとリモートワークは、切っても切れない関係ですからね。
ビジネスチャット分野にも注力されていると伺いましたが、どのようなソリューションなのでしょうか。
永屋NTT西日本グループでは不慣れな方でもすぐにご活用いただけるよう、「誰でも簡単操作」「安心のセキュリティー機能」「手厚いサポート」を備えたビジネスチャットサービスをご用意しております。リモートワーク環境でのコミュニケーション活性化に是非ご活用いただければと考えております。
永屋コロナ禍収束後は、リモートワークはどのようになっていくとお考えでしょうか。
家田コロナ禍のはじめの頃は、サポートさせていただいている企業の方々から、「リモートワーク環境の整備は、まったくはじめられていないのでゼロからお願いします」といった相談が多かったのですが、最近では、「コミュニケーションをより円滑化・活性化したい」「リモートワーク環境のセキュリティーをより強化したい」など、一歩踏み込んだご相談が増えています。また、「リモートワークの方が生産性が高まる」といった声も聞かれることからも、コロナ禍が収束してリモートワークが下火になるということはないと思います。むしろ、各々の企業の目的に即した形で、リモートワークの形がより多様化していくのではないかと考えています。
永屋リモートワークがより多様化していく上で、どのような課題があるとお考えでしょうか。
また、NTT西日本が推し進める「スマートワーク」にはどのようなことが求められるでしょうか。
家田リモートワークへのニーズは多様化してきています。
ポイントは、サポート体制も含めた使いやすさ、セキュリティー、コストの3点だと思います。
特に、使いやすさについては、サポートさせていただいている企業の方々にも、まずトライアルいただいて、使いやすいリモートワーク環境を選択いただくようアドバイスしています。折角、リモートワーク環境を整えても、使わないものになってしまうのが一番よくありませんから。
NTT西日本が推し進める「スマートワーク」に期待することは、リモートワークにおける地域格差の解消です。残念ながら、リモートワーク分野でも地域によって進み具合が異なります。
永屋NTT西日本は30府県をカバーする営業体制があり、地域密着で業務運営を行っていることは当社の強みでもあります。各地域でのリモートワークの発展をNTT西日本の「スマートワーク」で推し進めていきたいと思っております。
https://www.ntt-west.co.jp/business/smart10x/work/
その他のスマートワークソリューションについてもご紹介しています
※NTT西日本およびNTT西日本グループにより、
DXによる「働き方改革推進」に貢献した事例です。