信託未来プロジェクト ~みんなの未来のために信託ができること~

Z世代と信託行員が「金融教育」の動画を撮影

撮影中の様子を撮影した写真

大手信託銀行4社が協働する「信託未来プロジェクト」の4つのタスク・フォースの1つ「金融教育」ワーキング・グループ(WG)のメンバーは2月、都内のスタジオで慶應義塾大学や津田塾大学、法政大学の学生4人を交えた動画撮影を行った。

金融教育WGでは、学生に金融や信託業界に興味を持ってもらうきっかけにしたいと、学生にとって身近なメディアであるユーチューブ用に「ワンオンワン(一対一)」で掛け合いをする動画「Z世代に向き合う信託銀行~Z世代へ伝えたい金融・信託の役割~」の制作を企画した。

トークのゲストに迎える学生から丁寧にヒアリングを行い、個々の学生の課題や関心事を聞き出して、それに応じて三井住友信託銀行が「金融教育」、みずほ信託銀行が「信託の不動産業務」、三菱UFJ信託銀行が「信託機能×デジタル技術」、りそな銀行が「財産と想いをつなぐ信託」という動画のテーマを設定。各社が社内リソースを活用しながら、担当者と学生の想定問答の作成などの準備を進めてきた。

撮影現場でも信託銀行のメンバーと学生が熱心に互いのセリフや身振り手振りを確認するなど両者の呼吸はぴったり。学生からは「このセリフを変えた方がZ世代には伝わりやすい」といった意見も出るなど、和やかだが活気にあふれた雰囲気の中で収録が行われた。

撮影中の様子を撮影した写真

収録に参加したみずほ信託銀行不動産投資顧問部次長の下山田英介さんは、日々の業務では取引先らと高度な専門用語を駆使したやり取りをすることが多く、「自分では当たり前と考えていた業務について分かりやすく相手に伝えることがいかに難しいかを痛感した」という。しかし、「Z世代との対話は私自身も大変刺激になった。この動画を通して学生さんたちが信託銀行への理解を深めてもらえるとうれしい」と笑顔で話した。

ゲストの一人、法政大学現代福祉学部1年の南光開斗さんは、家族が難病を患いヤングケアラーだった経験があり、困難に直面した人たちがその解決につながる情報を得る「共創型情報プラットフォーム」の構築を目指している。収録の熱気が残るスタジオで、次のように話してくれた。

撮影中の様子を撮影した写真

「僕はこれまで信託銀行とは縁がなく、業務についてもよく知らなかったが、この動画撮影を通して困った時にいろいろな方法で助けてくれる、とても頼りになる存在だと分かった。今の思いを自分の仲間たちにも届けたいと思う」

撮影された動画は、信託未来プロジェクトのユーチューブ公式チャンネルで公開中。

【学生×金融教育】信託×不動産で、豊かな未来をつむぐ 【学生×金融教育】誰もが想いを伝えられる社会へ、信託が貢献する