NIKKEI 100年の資産形成

R&Iファンド大賞受賞企業のお金のプロに聞く 今後のマーケット展望

アイコンHSBCアセットマネジメント

インドは世界3位の経済大国へインフラが経済成長を支える柱に

インド株式部門 ディレクター 兼 オフショア・アドバイサリー責任者ネーロトパル・サハイ

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世界の中でも目覚ましい経済成長を遂げている国の一つがインドである。IMFは、2027年にはインドが米国、中国に次ぐ世界第3位の経済大国になると予想している。この成長戦略を支える柱がインフラ整備であり、インドは2024年度から2030年度までにインフラ整備に1兆7200億米ドル近くを支出する予定。過日行われた総選挙では、与党連合が過半数の議席を維持し、3期目のモディ政権が発足することとなった。今後も政権運営の継続性は維持され、幅広いインフラ分野において野心的な目標を掲げ取り組むだろう。

HSBCが運用するインドのインフラ株式に投資するファンドは、インフラ関連企業の株式の中から厳選してポートフォリオを構築している。HSBCアセットマネジメントのインド拠点は、2022年にL&Tインベストメント・マネジメントを買収し、運用力を強化した。今後もお客様にご満足いただけるような投資機会を提供していく。

アイコンアムンディ・ジャパン

変革の中にある日本株 長期目線で変化する企業に注目

株式運用部長石原 宏美

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日本は複数の構造的変化の中にあり、中長期で成長ポテンシャルが高い。デフレ脱却により、保守的な経営から成長と収益性を重視した経営戦略へ企業が変化している。このマクロの流れを後押しするように、資本効率改善や実効性のあるコーポレートガバナンスが推進されている。昨年は開示の拡充や株主還元が注目されたが、今年は中期的なキャッシュアロケーションの具体化や事業ポートフォリオ見直し、M&Aなど、持続的成長のための踏み込んだアクションへ進化している。

日本株が長年割安に放置されてきた主な要因は資本効率とガバナンスだと考えている。「アムンディ・ターゲット・ジャパン・ファンド」は、20年超にわたりこの2つの要因に着目し、本来の価値に対し割安かつ変化が期待できる企業へ投資している。日本には依然「ダイヤの原石」が多くある。対話を通じて企業の前向きな変化を後押しし、お客様の中長期資産成長の一助となるべく、一貫した運用を続けていきたい。

R&Iファンド大賞2024とは

R&Iファンド大賞2024 ロゴ

今回話を聞いた運用会社2社(HSBCアセットマネジメント、アムンディ・ジャパン)はいずれも「R&I ファンド大賞2024」を受賞している。同賞は格付投資情報センター(R&I)が優れた運用実績を上げたファンドを表彰するもの。第三者の立場から純粋な運用実績による定量評価のみで選んでおり、多くの資産運用関係者に広く認知されている。

※「R&Iファンド大賞」は、R&Iが信頼し得ると判断した過去のデータに基づく参考情報(ただし、その正確性及び完全性につきR&Iが保証するものではありません)の提供を目的としています。本特集では特定商品の購入、売却、保有を推奨、または将来のパフォーマンスを保証するものではありません。

詳しくはR&I公式ホームページで