フレデリック・コンスタントは、1988年にスイス・ジュネーブ郊外で創業して以来、“手の届くラグジュアリー”をブランドのコンセプトに掲げる。つまり、スイスメイドの高品質な機械式時計を求めやすい価格帯で提供することが、アイデンティティーなのだ。
ブランドのベーシックコレクションである「クラシック」に新たに加わった「クラシック プレミア」は、まさに手の届くラグジュアリーを体現している。
ご覧の通り、何よりもまずデザインが素晴らしい。
クラシックなラウンドケースをベースとしたデザインは、随所の仕上げに隙がなく、高級感満点。
とくに目を見張るのが文字盤の巧みなデザインワークだ。一段掘り下げた中央のサークルには格子状の繊細なギョーシェ装飾が入り、独特で優雅な雰囲気を演出。一方、その外側のサークルは文字盤の縁に向かって落ち込むように造形されたボンベダイヤル。そこに沿うようにセットされた立体的なローマ数字インデックスとともに時計の奥行きを高める効果を発揮している。
先端が曲げられたブレゲ針や、外周のミニッツトラック、さらにオニオンリューズなど、古典的な時計デザインに則ったディテールも時計好きには刺さるポイントだろう。
38.5㎜のケースサイズも絶妙。お洒落な人たちの間で今、人気の小径時計のトレンドにもマッチする。
このたたずまいなら、どんな装いもシックに格上げすることは確実。多くのビジネスパーソンが思い描く、美しく上質な時計のスタイルを見事に具現化したデザインだ。
高品質な時計を、お求めになりやすい価格でお届けしたい。
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フレデリック・コンスタントが高い人気を誇るのは、デザインのみならず、搭載するメカニズムも高品質だからだ。機械式ムーブメントにこだわり、04年には初の自社製ムーブメントも開発。以降、マニュファクチュール化を強力に推進し、超複雑ムーブメントなども続々と手がけてきた。
近年では名門ムーブメント製造会社「ラジューペレ」がグループ企業となり、より一層魅力的なムーブメントをリリースできる体制となっている。
新作の「クラシック プレミア」は、そのラジューペレが設計・開発・製造したスペシャルな自動巻きムーブメントを搭載している。
このムーブメントは毎時2万8800振動で高精度を実現するだけでなく、68時間ものパワーリザーブを誇る。耐久性も高く、メンテナンス性にもすぐれるため、末長く時計を使い続けたい人には頼もしい機械と言える。
そんなムーブメントの精緻な駆動をケースバックのサファイアガラス越しに鑑賞できるのも今作のポイント。両面ボックス型のサファイアガラスは面積を大きく取り、ムーブメントの美しい仕上げも隅々まで見渡せる。
これで価格（税抜）はアンダー30万円というのも驚き。機械式時計初心者はもちろん、目の肥えた時計好きも食指が動くモデルだ。
フレデリック・コンスタントといえば、やはりハートビート搭載モデルも忘れてはならない。
文字盤の一部をカットアウトし、機械式の心臓部であるテンプを鑑賞できるようにしたこのアイデアは、1994年に同ブランドが世界で初めて考案したもの。機械式の魅力をデザイン的にもアピールできる秀逸な工夫として人気を博し、その後の時計界にオープンダイヤルのブームを巻き起こした。
以後、このハートビートはブランドのアイコン的ディテールとなっている。
こちらは、そのハートビート搭載の日本限定モデル。
文字盤中央のサークルと外周のミニッツトラックをネイビーとしたほか、針やインデックスにも、きれいなネイビーを配し、とてもさわやかな仕上がり。スーツやジャケットをネイビー系で揃えれば、ぐっとスタイリッシュに決まりそうだ。端正なデザインだが、ネイビーのラバーストラップを装着したことで、ダイバーズウオッチのような軽快なニュアンスも獲得しているのもいい。今らしい機能素材のセットアップ、あるいは白いシャツに色褪せデニムを合わせるようなスタイルにもぴったりなじみそうだ。
ビジネスからアクティブな休日シーンまでカバーする上質な機械式時計をお探しなら、このネイビー基調のハートビート、かなりおすすめだ。
腕時計ケースの主流はラウンド形。だからこそ夏の手元を個性的に演出したいなら、角型ケースに着目するのも手だ。
角型時計のシャープなデザインは、着用者を知的に、そして、どこかアーティスティックな雰囲気に見せる効果も高い。
じつはフレデリック・コンスタントは、アイコン的ディテールであるハートビートを、ベーシックなラウンドケースばかりか、カレ（角型）ケースのモデルにも早くから採用している。大人の遊び心や非凡なセンスをさりげなく示したい向きには絶好だ。
なかでも、おすすめなのは日本限定の「クラシック カレ オートマチック ハートビート」。大ぶりなローマ数字インデックスやオニオンリューズといったクラシカルなディテールを備えたこのモデルは、スーツやジャケットとの相性が最高だ。
夏場にオフィスなどでジャケットを脱いだときも、シャツをまくりあげた腕にこんな時計があればとても粋に見えるだろぅ。
読者には手持ちの時計はラウンドケースばかりという人が大半のはず。夏場のビズスタイルをダンディに引き締めるモデルとして狙ってみてはいかがだろうか。
