ビジネス部門 受賞
1972年静岡県生まれ。慶應義塾大学卒業後、95年にジェフユナイテッド市原(当時)に加入し、ミッドフィルダーとして活躍する。その後移籍したコンサドーレ札幌(当時)では、チームをJ1昇格に導く。選手引退後サッカー解説者として活躍していたが、2013年に札幌の社長に就任。22年3月15日より日本プロサッカーリーグチェアマンを務める。選手出身チェアマンは野々村さんが初。
1972年静岡県生まれ。慶應義塾大学卒業後、95年にジェフユナイテッド市原(当時)に加入し、ミッドフィルダーとして活躍する。その後移籍したコンサドーレ札幌(当時)では、チームをJ1昇格に導く。選手引退後サッカー解説者として活躍していたが、2013年に札幌の社長に就任。22年3月15日より日本プロサッカーリーグチェアマンを務める。選手出身チェアマンは野々村さんが初。
1972年静岡県生まれ。慶應義塾大学卒業後、95年にジェフユナイテッド市原(当時)に加入し、ミッドフィルダーとして活躍する。その後移籍したコンサドーレ札幌(当時)では、チームをJ1昇格に導く。選手引退後サッカー解説者として活躍していたが、2013年に札幌の社長に就任。22年3月15日より日本プロサッカーリーグチェアマンを務める。選手出身チェアマンは野々村さんが初。
「SUITS=挑戦を続ける者に欠かせないツール」をコンセプトに、ビジネス、芸術・文化、エンターテイメントなど、様々な分野で活躍する人を表彰する。挑戦を続ける者達はどんな「時」を生きているのか? スーツ・オブ・ザ・イヤーの各部門受賞者に、「時間」と「グランドセイコー」についての私感を聞いた。
他部門の受賞者インタビュー
端正なネイビースーツに、大柄のドットタイと身頃がチェックのクレリックシャツを合わせ、親しみやすい印象にまとめていた野々村 芳和さん。普段からスーツをまとうときは、さりげなく遊び心を感じさせる着こなしを好むそうだ。
それはJリーグチェアマンとしての活躍ぶりとも、どこかリンクしている。就任するやいなや突如、Jリーグ公式TikTok(ティックトック)でダンスを披露。最近もJリーグ公式YouTube(ユーチューブ)でトーク番組の配信を開始した。
「やれと言われたら、なんでもやるのが私のスタンス。今の時代、サッカーの魅力を広めていくには当然SNS(交流サイト)を活用することも大事ですから。個人的にはSNSは全然興味ありませんでしたが(笑)」
Jリーグは1992年の発足時には10のクラブがあったが、3部制となった現在は58クラブが所属。それぞれがそれぞれのやり方で、地域のシンボルになってほしいというのが野々村さんの願いだ。就任から半年で全58クラブの視察を行い、地域連携の課題を洗い出した。
「東京だけでサッカー文化を盛り上げようとしても話にならない。全国区の華やかなクラブがけん引したのは昔の話。これからは勝ち負けを越えたところで地域に貢献できるクラブ、そして、そのクラブがいるからこそ幸せだと感じてくれるファンを増やしていきたいと考えています」
取材当日、野々村さんの腕にはグランドセイコーがあった。通称“白樺ダイヤル”と呼ばれる、美しい型打ちダイヤルを採用したシンプルな3針モデルだ。
「最近はこういうシンプルな時計に引かれます。いろんな機能があっても自分には使いこなせない(笑)」
じつは10年ぐらい腕時計をしない生活をしていたが、チェアマンになって以降は腕に時計がないとしっくりこないという。スーツを着用したときはなおさら、時計がないと締まらない感じがするそうだ。
「いまどき時刻を確認する方法は他にもいっぱいありますが、腕時計は単に時刻確認のツールじゃないんでしょうね。僕の場合は精神的な支柱というか、多忙な毎日に立ち向かう勇気を与えてくれるツールのような気がします」
野々村さんは「サッカーはひとつの作品」という言葉をよく使う。質の高いプレー、スタジアムの空気や環境、そしてサポーターの熱量が一体となることで、魅力や美しさが生まれるという考え方だ。
「地域との連携に力を入れているクラブであれば、熱量を持った多くのサポーターを集客できる。そうなれば下のカテゴリーのクラブでも“良い作品”を作れるんです」
今年5月、J3のAC長野バルセイロと松本山雅FCが戦った“信州ダービー”には、スタジアムいっぱいの1万3000人が集まった。
「コロナ禍で声出しもできないなか、観客の熱気はJ1以上でした。僕も現地で見て、改めてサッカーって、すごいなと感動した。こういう良い作品を毎週末に作るのがリーグの使命。地域、そして日本全体を元気にするためにも、サッカーの力を信じて頑張っていきます」
PHOTO/筒井義昭 文/吉田 巌
企画協力=世界文化社 MEN'S EX
エボリューション9 コレクション
SLGA009
「エボリューション9 コレクション」は、グランドセイコーの新たなデザイン文法を採用したシリーズ。今作はザラツ研磨による鏡面仕上げと繊細な筋目仕上げがなされたケースに、美しい白樺林をモチーフとした人気の型打ちダイヤルをセットしている。内部には最大約120時間駆動と平均月差±10秒の高精度を実現した最新のスプリングドライブムーブメント「キャリバー9RA2」を秘める。端正なたたずまいのなか、ブルースチール秒針がアクセントになっているのも好感。
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