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Vol.1  広告・マーケティング事業 金融データを生かしたデジタルマーケティングで個人と法人をつなぐ Vol.1  広告・マーケティング事業 金融データを生かしたデジタルマーケティングで個人と法人をつなぐ Vol.1  広告・マーケティング事業 金融データを生かしたデジタルマーケティングで個人と法人をつなぐ

提供:SMBCグループ

金融の枠にとどまらず、新しい事業への参入を積極的に進めるSMBCグループ。既存のカラを破ろうとする同グループの挑戦とその取り組みについて、フリーアナウンサーの宇賀なつみ氏が聞くシリーズ。その第1回は広告・マーケティング事業への進出だ。SMBCグループが広告・マーケティング事業を手掛ける狙い、金融業ならではの強みや社会的な意義は何か。2021年に設立された株式会社SMBCデジタルマーケティング 代表取締役社長の高野義孝氏に話を聞いた。

金融に限ることなく
ソリューションを提供

宇賀 なつみ 氏
フリーアナウンサー
宇賀 なつみ 氏

宇賀

SMBCグループが新分野への参入を積極的に進めている背景について教えてください。

高野

三井住友フィナンシャルグループでは、中長期ビジョンとして「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」を掲げ、その実現の方向性として「情報産業化」「プラットフォーマー」「ソリューションプロバイダー」の3つを挙げています。

SMBCグループは、これまでお客さまのニーズに金融面でお応えしてきましたが、実際のお客さまのニーズはそれだけではありません。例えば、住宅を購入する際は住宅ローン以外にも引っ越しや家具・家電の購入、自動車の購入などのニーズもあります。

高野 義孝 氏
株式会社SMBCデジタルマーケティング
代表取締役社長
高野 義孝 氏

SMBCグループのビジョンも従来は「金融」や「ファイナンス」という言葉が入っていましたが、現在のビジョンに「金融」の文字はありません。「金融に限らず、ソリューションを提供していく」ことをグループ全体として目指しています。

当社の設立は「情報産業化」の取り組みの一つです。銀行や金融機関が持っているデータや情報は、長年の取引によって蓄積されたもので、財務諸表には表れない価値の高い資産です。そのデータや情報を広告・マーケティング事業に生かそうというのが狙いです。

従来、金融業は他の分野に進出することを規制されておりましたが、2021年11月の銀行法改正で銀行本体やその子会社でも行える業務として「広告、宣伝」が明記されました。

SMBCデジタルマーケティングは、「銀行業高度化等会社」という枠組みを活用して認可を取得し、銀行法改正以前の2021年7月に設立しました。

成長するデジタル広告で
電通グループと協業を

宇賀

規制緩和が進む中、広告・マーケティング業界に着目した理由を教えてください。

高野

一つはマーケット環境です。デジタルマーケティング市場は純粋に伸びています。電通が出している「2021年 日本の広告費」の統計ではマスコミ4媒体の広告費をインターネット関連広告費だけで初めて抜きました。

もう一つはデータ活用領域でアドバンテージがあることです。個人情報保護の高まりやプラットフォーマー自身の自主規制により、第三者が取得したデータの活用は難しくなっています。

高野 義孝 氏

しかし、SMBCグループとしてはお客さまと長期にわたるお取引があり、膨大な自社データを蓄積しています。これを活用することでお客さまに価値を提供できるのではないかと考えています。

宇賀

確かに私自身も社会人になって以来、同じ銀行口座を使い続けています。ちなみに御社は電通グループとの合弁会社です。なぜ同グループとの協業になったのでしょうか。

高野

私自身はこれまでも三井住友フィナンシャルグループと三井住友銀行の広報部に所属し、広告主として広告の分野に関係してきましたが、SMBCグループにとって広告・マーケティング事業は異業種です。広告・マーケティング事業全般に知見があり、デジタル広告にも精通し、他社との協業経験も豊富な電通グループと協業したほうが事業を展開しやすいと判断しました。

金融データを生かした
デジタルマーケティング

宇賀

どのようなサービスを提供しているのでしょうか。

高野

三井住友銀行のアセットを活用した広告面に、三井住友銀行のデータを基に広告を配信し、法人のお客さまには販促などの売り上げ成長のご支援を、個人のお客さまにとっては価値ある商品やサービス・企業との出会いを提供します。現在は三井住友銀行のアプリで広告主の情報をお届けしています。

広告はネガティブに受け止められることもありますが、本来は新たな商品やサービスとの出会いや、企業についてよく知る機会といったプラスの側面も持っています。三井住友銀行の持つデータから興味関心やライフイベントなどを推測したうえで、役に立つ広告を配信することで広告に対する正しい理解を広げていきたいと考えています。

宇賀

確かにネット広告は便利な半面、数が多過ぎると感じることもあります。具体的にどのように取り組んでいくのでしょうか。

宇賀 なつみ 氏

高野

大事なのは信頼です。SMBCグループが目指している「最高の信頼」を意識し、広告掲載の審査をしっかりと行ったり、1日あたりの広告表示回数を限定したり、個人情報の取り扱いについては、弁護士等外部有識者も交えて定期的にモニタリングを実施するなど厳格に運営し、信頼性の高い事業を展開していきます。

宇賀

金融業で蓄積してきたデータの優位性はどんなところにあるのでしょうか。

高野

銀行はこれまでお客さまのライフイベントの隣にいて、社会人になって初めての給料をもらう、将来のために資産運用を考える、生活費用の口座として使う、家の購入の際に住宅ローンを取り組む、退職して退職金が振り込まれるなど、長くご利用いただいています。

ライフイベントが発生してライフステージが変化すると、それに伴って口座の利用にも変化が生じます。そういう口座の変化を分析することでライフイベントやライフステージを推測し、ニーズに合った広告をお届けすることができると考えています。

これまでのところ、広告のクリック率も高く、広告主からは非常に喜んでいただいています。実際に複数回にわたって広告をご出稿いただいているケースもあります。

私たちのような信用・信頼を重んじる企業グループが広告・マーケティング事業を行うことにより、本来の広告の意義である企業や商品の特性や優位性などを正しく伝達し、情報の受け手である消費者にタイムリーに情報をお届けすることで興味・関心を喚起できます。広告業界にとって異質な金融グループならではの新たな意義を生み出したいと考えています。

SMBCグループ以外にも
マーケティング支援を

宇賀

今後、SMBCデジタルマーケティングのビジネスをどのように成長させていこうとお考えでしょうか。

高野

当社のビジネスは三井住友銀行アプリの広告からスタートしましたが、SMBCグループ内には店舗やATM、各種WEBサービスなど、BtoC向けやBtoB向けの様々なアセットがあります。今後はそれらを活用した広告メニューの開発を行ったり、お客さまが集まる場をつくったりなど様々な可能性を検討していきます。

他にも、この事業において培ったノウハウをグループ内に還元してグループのマーケティングを高度化する取り組みを行っていますが、将来的にはグループ以外にも対象を広げて、広告枠のご提供のみにとどまらない懐の深いマーケティング支援を実現していきます。

広告業界にとって異質な金融グループならではの新たな意義を生み出したいと考えています

私自身、広報部に所属し長く広告主として仕事に携わってきましたが、WEBメディアの位置づけも変わってきています。従来のように購買を促す目的だけではなく、ブランディング目的で活用するケースも増えてきていると感じています。

消費者が商品・サービスを選ぶ際に、企業の社会課題への取り組み姿勢を重視する傾向にあって正しい情報を求めています。企業側も自社が行っているサステナビリティ(持続可能性)の取り組みや企業活動を発信されるなど、社会的意義や正しく企業を理解してもらいたいという努力をされています。

そこでは企業のブランドを毀損しないメディアを活用することも重要です。三井住友銀行のアプリは安心・安全にご利用いただいているアプリであり、当社の活動を通して広告主のブランド価値を正しく伝えるお手伝いもしていきたいと考えています。

高野 義孝 氏と宇賀 なつみ 氏

高野 義孝 氏

1998年に現在の三井住友銀行に入行。営業店、システム開発業務、投資業務に従事した後、広報部にてSMBCグループのブランディングや企業広告に従事。2021年4月より本事業の立ち上げに従事し、7月より現職。

宇賀 なつみ 氏

2009年立教大学社会学部を卒業し、テレビ朝日入社。入社当日に「報道ステーション」気象キャスターとしてデビューする。「グッド!モーニング」「羽鳥慎一モーニングショー」等、情報・バラエティ番組を幅広く担当。2019年に同局を退社しフリーランスとなる。現在はテレビ朝日系「池上彰のニュースそうだったのか!!」、カンテレ・フジテレビ系「土曜はナニする!?」のメインMCを担当。TBSラジオ「テンカイズ」やTOKYOFM「SUNDAY'S POST」等のラジオパーソナリティにも挑戦している。

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