提供:リシャールミルジャパン株式会社

価値の創造
Vol.7

「〝エクストリーム〟な
宇宙を感じられる時計」

宇宙エバンジェリスト青木英剛
青木英剛

あおきひでたか 18歳で単身渡米し、宇宙工学修士号とパイロット免許を取得。帰国後、宇宙船「こうのとり」の開発に携わり、多くの賞を受賞。以後は宇宙ビジネスおよび技術の専門性を活かし、宇宙産業の伝道師として振興に取り組む。政府やJAXAなどの委員も多数歴任。

RM 021
Vol.7

「〝エクストリーム〟な
宇宙を感じられる時計」

宇宙エバンジェリスト青木英剛

私はF1、深海、航空、宇宙など極限環境で培われた技術を
エクストリームテクノロジーと呼んでいる。
その中でも宇宙は最も過酷な環境下にあり、
ロケットや人工衛星に必要とされる
技術や品質の要求は極めて厳しい。
こうして宇宙開発で培われた究極の技術の多くが、
環境分野など我々の日常生活でも使われている。
エクストリームテクノロジーの追求は結果として
我々の社会をより良くし、
地球を守る取り組みにも繫がる。
遠くない将来に日帰り宇宙旅行も
気軽に出かけられる日が訪れることになるかもしれない。
一方で、リシャール・ミルで要求される時計作りの水準も
同等、いや、それ以上かもしれない。
僅かな衝撃を嫌うトゥールビヨン機構を
激しいスポーツを行うアスリートたちに
身に着けさせ、プレーさせる。
それを実現させるために、耐久性、耐衝撃性を極限まで追求し、
新素材開発まで取り組む姿勢は、まさに究極のモノ作りだ。
エクストリームウォッチと呼ばれるリシャール・ミル、
見れば見るほど、そして知れば知るほど、
宇宙との共通項が見えてくる。

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リシャール・ミル
RM 021
トゥールビヨン エアロダイン

航空・宇宙産業の技術を時計作りに取り入れていることも、リシャール・ミルが得意とするところ。RM 021 トゥールビヨン エアロダインでは、米航空宇宙局(NASA)の超音速機の翼の心材の研究からヒントを得て、地板の両サイドをハムカム構造の斜方晶系チタンアルミナイドを採用。この合金による特殊形状によって、極めて高い熱への耐性とねじれ抵抗を実現している。また4本のブリッジで支えられる香箱とトゥールビヨンはやや中央をくぼませ、航空機の翼の先端が胴体よりも高い位置でV字になるようにして空気力学を考慮した配置となっている。
2009年発表

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