提供:キンドリルジャパン株式会社

川上 真弓

次世代につながる取り組みを続ける

Mayumi Kawakami
キンドリルジャパン株式会社
ネットワーク&エッジ事業部長

人的資本を高める
企業文化の醸成

最先端のテクノロジーがお客様にとって高い付加価値を生みだすためには、お客様の真のパートナーとして、システム環境やビジネス課題を深く理解する必要があります。そのためには、専門的な知識や経験だけではなく、相手に共感するコミュニケーション力や、不確実な時代にリーダーシップを発揮できる力といった広義の「人的資本」を高めていくことが欠かせません。

私は、社員が人的資本を高め、お客様と共に成長していくためには、それに適した企業文化が必要であると考えています。キンドリルは「The Kyndryl Way」という6つの行動様式を定義していますが、これは組織レベルで人的資本を高めるための要点となるものです。これを理念で終わらせず、行動につなげて企業文化として定着させるために、ワークショップをはじめとする様々な取り組みを行っています。特に、「The Kyndryl Way」を実践する個人や、お客様の変革に貢献したチームを表彰する制度の創設にあたっては、苦労もあったのですが、新会社が何を大切にするのかを具体的な形にできたと考えています。

もちろん、企業文化は一朝一夕に創り出せるものではありません。「適切な企業文化がなければ個人もチームも成長できない」という信念のもと、次世代につながる取り組みを続けています。

ネットワークを
社会成長の原動力に

コロナ禍では日本のデジタル化の遅れが明らかになりました。DXが進まない背景として、ユーザー要件に応じてシステムを開発してきた結果、複雑化したシステムが相互に連携し、ブラックボックス化していることが挙げられます。私のミッションは、ネットワーク・インフラのサービスをお客様にご提供することですが、インフラの根幹にあるネットワークも、ビジネスニーズに応じて拡張を続けた結果、一度ユーザーエクスペリエンスやセキュリティ面で問題が発生すると、その複雑な環境での問題解決が長期化するケースがあります。

これを乗り越えてDXを推進していくためには、国内外での成功モデルに関する知見を有するデジタル人材の強いリーダーシップが必要です。私は、キンドリルの人材が、標準化や自動化のメリットを活用し、長期的な視点でシステム全体を最適化していくことで、ネットワーク・インフラを社会成長の原動力にしていけると信じ、それをリードしていきます。